「エデンの東」は、“切なさの貴公子”ことソン･スンホンが兵役を終えての復帰第1作に選んだ総制作費250億ウォン（当時、約25億円）、全50話以上の超大作で、1960年代からの激動の現代史を背景に、同日同時刻に生まれた二人の男の運命を描いた感動作。番組HPでは各話のあらすじ映像と、ソン・スンホンのスペシャルインタビュー2本の動画が配信されている。

インタビューでは、ドラマの魅力や日本での放送をとても光栄に思っていると語っており、1年に及んだ長期撮影と、香港・マカオと海外でのロケ、激しいアクションシーンなどこれまでにない厳しい撮影環境での苦労話もしている。端正な顔立ちでいつも通りの静かな語り口調ながら、作品にかけた並々ならぬ熱い思いが伝わるインタビューになっている。

「エデンの東」の悲劇は、貧しい鉱夫イ・ギチョルが、石炭鉱業所所長シン・テファンのせいで死亡するところからはじまった。父を失い、互いに支え合い母親を助けながら成長していった兄ドンチョルと弟ドンウクは、父を死に追いやったシン所長への復讐を誓いながら成長した。しかしドンチョルはテファンの陰謀により罠にはめられ、ドンウクと引き裂かれ少年院に送られる。舞台は10年後の80年代へ……。

シン所長の陰謀で少年院に送られたドンチョルをソン･スンホンが、弟ドンウクをヨン・ジョンフンが演じる。ちなみに、ソン・スンホンの少年時代を演じたのは、「花より男子」のキム・ボムだ。仇のシン所長を演じるのはチョ・ミンギだ。チョ･ミンギは、ドラマ「一枝梅」でイルジメ（イ･ジュンギ）の父イ・ウォンホ役を演じた俳優で、映画「男の香り」ドラマ「コッチ」「学校４」「とまらぬ愛」など数々の人気作品で圧倒的な演技力を見せつけている実力派俳優。

ソン･スンホンはユン･ソクホ監督の四季シリーズ「秋の童話」「夏の香り」では、繊細でやさしい理想の男性像を演じているが、今作「エデンの東」では、愛、復讐、野望などを鬼気迫るカリスマ演技を見せており、チョ・ミンギとのカリスマ対決がみもので、見ごたえたっぷりの骨太のドラマに仕上がっている。

ドラマは、現在系列の3波で一挙放送中で、TBSの22日（月）深夜の放送では、ドンチョルがマカオから故郷の韓国に帰るといういよいよ佳境に差し掛かる。これまで見逃した方は、写真と詳しいあらすじ紹介もあるのでそちらでチェックをすれば大丈夫！

※ ナビコン－クローズアップ『韓ドラ』ここが知りたい！のコーナーでは、ソン・スンホンの魅力を◆四季シリーズで紹介しているので、こちらも参考にされたい。

◆ キャスト
◇ イ・ドンチョル ＝ソン・スンホン
◇ イ・ドンウク　＝ヨン・ジョンフン
◇ ミン・ヘリン ＝イ・ダヘ
◇ キム・ジヒョン ＝ハン・ジヘ
◇ シン・ミョンフン ＝パク・ヘジン
◇ クク・ヨンナン ＝イ・ヨニ

◆ 各局の放送
◇ TBS＝毎週月曜日（日付は火曜日）深夜1時59分から（吹替版）
◇ BS・TBS＝毎週火曜日、夜9時から（吹替版）
◇ CS・TBSチャンネル＝毎週土曜日、夜10時から（字幕版）
◇ MBS＝毎週水曜日、深夜2時30分から（吹替版）
◇ RKB＝毎週火曜日（日付は水曜日）深夜2時から（吹替版）

TBS「エデンの東」スペシャル動画＆あらすじ映像
TBS「エデンの東」サイト