【2018春ドラマ】山本耕史主演!吉川英治不朽の名作「鳴門秘帖」28年ぶり実写ドラマ化!第1話予告動画

2018年04月19日15時00分ドラマ
©NHK

吉川英治不朽の名作が28年ぶりに実写ドラマ化!剣の道を極めるために全てをなげうった男・法月弦之丞(山本耕史)が10年ぶりに江戸に戻る!幕府転覆の密約を記した「鳴門秘帖」を巡る争いに巻き込まれるのだが…NHK BS 20日(金)夜8時より「鳴門秘帖」第1話を放送!番組公式サイトにて予告動画配信。

時代小説の巨匠といえば吉川英治。『宮本武蔵』『龍虎八天狗』『神州天馬侠』など数々の名作を書き上げた日本文学界の巨匠である。お若い方には馴染みがないかもしれないが、井上雄彦の大人気コミック『バカボンド』(講談社)は、吉川英治の『宮本武蔵』が原作である。

その吉川英治の人気シリーズで筆頭にあがるのが、今回山本耕史主演でドラマ化された「鳴門秘帖」。1926年から約1年、大阪毎日新聞に連載された時代小説である。これまでに何度かドラマ化、映画化されているが最後のドラマが1990年放送の単発ドラマ(杉良太郎主演)なので、今回で28年ぶりのドラマ化となる。

本来なら主演の山本耕史について書くべきところだが、あえて同ドラマのナレーター・神田松之丞(34歳)をご紹介したい。

講談師という職業があるのをご存じだろうか。落語とならぶいわゆる日本の伝統芸能の1つで、新宿末廣亭、池袋演芸場、浅草演芸ホールなどの寄席で、落語と同様に聞くことができる。

講談は、演者の前に釈台と呼ばれる小さなテーブルを置き、張り扇でバンバン!と調子(リズム)を取りながら物語を語る芸である。かつては戦国時代真っ只中のころ、戦場でどのような戦が繰り広げられたか一般庶民に聞かせる芸だったとも言われている。

現在、日本には講談師と呼ばれる芸人は東西合わせて約70名。その中で突出して人気なのが、「鳴門秘帖」のナレーターを務める神田松之丞である。

先日(4/7)、フジテレビで放映された「ENGEIグランドスラム」をご覧になっただろうか。あの番組で、お笑い芸人に混じって、笑いを取らずガチで「宮本武蔵・山田真龍軒」を披露したのが神田松之丞だ。

演芸とは基本、生(なま)で見るのが一番面白いし迫力がある。しかし、あの日の松之丞はまるで寄席で講談を聞いているかのごとく、ものすごい迫力で語った。

「今、一番チケットが取れない講談師」と言われているが、立川志の輔、立川談春ほど「取れない」わけではない。がしかし、松之丞の独演会はほぼ満席。松之丞の講談を聞きたいのであれば、前売り券を購入されることをおすすめする。

そんな神田松之丞がドラマ「鳴門秘帖」のナレーターを務めることとなった。さすがNHK、目の付け所が違う。時代劇に相応しい熱い情のこもったナレーションを期待したい。

■第1話「運命のうず潮」あらすじ
剣の道を極めるため、許嫁・千絵(早見あかり)との関係も断ち切り修業に励んだ法月弦之丞(山本耕史)。しかし、剣の道に絶望し虚無僧姿となって江戸に戻って来たのだが、かつて愛した人は…

一方、千絵の父・甲賀世阿弥(中村嘉葎雄)は密命を受け、倒幕の血判状「鳴門秘帖」を探すために阿波徳島へ向かうが消息を絶ってしまう…。

江戸に戻った弦之丞は女スリ見返りお綱(野々すみ花)、お十夜頭巾の辻斬り、関谷孫兵衛(袴田吉彦)と運命的な出会いを果たすのだが…。

NHK BSプレミアム4月20日(金)夜8時より BS時代劇「鳴門秘帖」(全10話)第1話を放送。再放送はBSプレミアム毎週日曜午後6時45分より。

NHKBSプレミアムBS時代劇「鳴門秘帖」番組公式サイト

【2018春ドラマ】【「鳴門秘帖」関連・各話あらすじ】