19日、映画「のだめ」最終章前編公開!北京五輪+ドラクエのスゴさを予告動画でチェック

2009年12月19日17時14分社会
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日本中を席巻した、あの「のだめカンタービレ」が、ついに映画化される!テレビで放送されたドラマの”完結編”として公開される今回の映画、内容を映画一本分には収めきれず、今月19日公開の前編と、来年4月17日公開予定の後編に分けて公開されるという、前代未聞のスケール。

「のだめカンタービレ」は、二ノ宮知子の漫画で、単行本は23巻まで発行、その累計発行部数は3000万部を超える。そんな漫画のヒットの影響で、2006年にフジテレビでドラマ化、のだめブームの火付け役となった。ドラマ終了後もその反響は大きく、アニメ版が2007年から放送、また、2008年にはドラマ版の続編スペシャルドラマが2夜連続で放送された。
今回の映画「のだめカンタービレ 最終楽章」は、その続編スペシャルドラマのさらに続編。2006年のドラマから続いてきた物語の締めくくりとなる。のだめファンにとっては少し寂しい気もするが、当然見ない訳にはいかない。

キャストは、もちろんヒロインの「のだめ」こと野田恵を演じる上野樹里、もう一人の主人公・千秋真一を演じる玉木宏、2006年のドラマから出演し続けている瑛太、水川あさみ、小出恵介、竹中直人。他にも、ウエンツ瑛士、ベッキー、山口紗弥加、山田優、谷原章介、なだぎ武、福士誠治、吉瀬美智子、伊武雅刀らが、個性的な登場人物たちを演じる。大人気の物語だけあって、超豪華な出演陣たち…しかし、実はこの豪華さ、出演陣の面々だけにはとどまらないのだ。

まずはロケ地。エッフェル塔界隈モンマルトル、凱旋門、シャンゼリゼ大通り…と、パリの名所中の名所や、プラハ、オーストラリアなど、クラシック音楽の聖地とも言えるような地で、実際に撮影が行われたのだ。ヨーロッパの美しい街並みや風景も、映画の見どころの一つとなることは間違いないだろう。

また、今回の映画は音楽面の完成度の高さも話題となっている。のだめ役の上野樹里のピアノの猛特訓をサポートしたのが、世界的に有名なピアニストのラン・ランだ。昨年の北京オリンピックの開会式でピアノ演奏を担当し、今世界中から注目を集めている、とにかく“スゴい”ピアニストなのだ。のだめの演奏するピアノ演奏の音も、ラン・ランの演奏した音を使用しているそうで、映画で流れるだめのピアノ演奏は、映画の中だけでなく、現実世界でも世界一、ということなのだ。
一方、千秋役の玉木宏も、指揮の猛特訓に励んだ。指揮を振る曲数が多かったため、暇さえあれば、曲を聞きながら指揮を振る練習。さながら本職の指揮者の練習のようだ。玉木の指揮を指導したのは、現在、東京交響楽団の正指揮者を勤める飯森範親。こちらも世界的に有名な音楽家で、ベルリンとミュンヘンで研鑽(けんさん)を積んだ経験を持つ。

映画のサウンドトラックCDも、映画に先駆け今月9日に発売され、アルバムデイリーランキングで初登場9位を記録した。こちらのCDは、ピアノがラン・ラン、オーケストラはチェコ・フィルハーモニー管弦楽団や、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団など、世界最高峰の演奏で仕上げられているのだ。因みにロンドン・フィルハーモニー管弦楽団は、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の劇中音楽や「ドラゴンクエストシリーズ」の交響組曲の演奏も担当したオーケストラ。身近な“スゴさ”だが、それゆえに、クラシック音楽に詳しくない方でも聴きやすい演奏になっているのかもしてない。

超豪華、映画「のだめカンタービレ 最終楽章」は前編が今月19日に公開。漫画からずっとのだめファンだった方も、ドラマで心を奪われてのだめファンになった方も、これから、のだめファンになろうという方も、ぜひ映画館へ行って、まずは前編を堪能してきていただきたい。
公式サイトでは予告動画を公開中。こちらもぜひチェックしていただきたい。

映画「のだめカンタービレ最終楽章」公式サイト