JAXA、ビデオライブラリ「SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第92号」を公開
(ISS)から撮影した、分離後のスペースシャトル
「エンデバー号」
「宇宙航空研究開発機構(JAXA)提供」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターは、ビデオライブラリ「SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第92号」を公開した。
2月8日にNASAケネディ宇宙センター(KSC)から打ち上げられたスペースシャトル「エンデバー号」(STS-130ミッション)は、2月22日にKSCに帰還した。今回は、そのミッションとISS長期滞在中の野口聡一宇宙飛行士の活躍をダイジェストで紹介。
エンデバー号には、「トランクウィリティー」(第3結合部)、キューポラ、JAXA搭載品などが搭載されていた。
トランクウィリティーは、アメリカの与圧モジュールで、国際宇宙ステーション(ISS)のモジュールを結合する役割を果たす。
キューポラは、7枚の窓とISSのロボットアーム(Space Station Remote Manipulator System: SSRMS)の操作盤などを備えた観測用のユニット。
JAXA搭載品は、「微小重力環境でのナノスケルトン作製(NANOSKELETON1)」で使用する実験試料サンプルと、「国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士の身体真菌叢評価(Myco)」で使用する実験用品。
2月9日、エンデバー号がISSから600フィート(約183m)の位置に到着した後、9分間かけてR-Bar・ピッチ・マヌーバ(R-Bar Pitch Maneuver: RPM)を行った。ISSのコマンダーのジェフリー・ウィリアムズとフライトエンジニアのオレッグ・コトフがエンデバー号の高解像度写真を撮影できるよう、ザムカはエンデバー号を後ろ向きに一回転させた。
2月10日、エンデバー号は、午後2時06分のISSドッキング後、午後4時16分にハッチを開け、エンデバー号の6人のクルーが到着したことでISSの滞在人数は11人に増えた。ジェフリー・ウィリアムズは、「きぼう」の実験試料サンプルを冷凍冷蔵庫「MELFI」に保管する作業を行った。
2月11日、水再生システム(Water Recovery System: WRS)のメンテナンス作業や、エンデバー号とISSの間での機器や補給品の移送を行った。
2月12日、船外活動担当のロバート・ベンケンとニコラス・パトリックは、第1回船外活動を開始。エンデバー号に搭載されたトランクウィリティーを取り出すための準備作業を行った。ミッションスペシャリスト(搭乗運用技術者: MS)のキャスリン・ハイヤとパイロットのテリー・バーツは、ISSのロボットアームを操作して、トランクウィリティーをエンデバー号のペイロードベイ(貨物室)から取り出し、トランクウィリティーを設置。
2月13日、フライトエンジニアの野口聡一は、改良型エクササイズ装置(Advanced Resistive Exercise Device: ARED)の一部と空気浄化システム(Atmospheric Revitalization System: ARS)ラックをトランクウィリティー内に移設した。
2月14日、ロバート・ベンケンとニコラス・パトリックは、第2回船外活動を開始。トランクウィリティー外部の整備作業を行った。
2月15日、テリー・バーツとキャスリン・ハイヤが、キューポラをトランクウィリティーの共通結合機構(Common Berthing Mechanism: CBM)から地球側のCBMに移設。
2月16日、ロバート・ベンケンとニコラス・パトリック、野口聡一が、ISSのロボットアームを操作して与圧結合アダプタ3(Pressurized Mating Adapter: PMA-3)を移動。
2月17日、ロバート・ベンケンとニコラス・パトリックが最後の船外活動を開始。キューポラの7枚の窓から多層断熱材(Multi-Layered Insulation: MLI)カバーを外し、パトリックがデブリ防護用のシャッターのロンチロック(打上げ時の固定機構)を解除。この窓からは、地球の貴重な姿を眺めることができるほか、ISSのロボットアームを操作するクルーが船外をよく見ることができる。
2月18日、ホワイトハウスにいるバラク・オバマ大統領と話をしたあと、トランクウィリティーにラックを移設し、エンデバー号とISS間の補給品と機器の移送作業を75%完了した。
2月19日、野口聡一が、回収物質(実験成果)の梱包作業を行う。クルーも、2機の宇宙機の間で最後の補給品と機器の移送を行った。
2月20日、エンデバー号は、合計9日と19時間48分のISS滞在の後、午前9時54分にISSから分離。
2月22日、午後0時20分にエンデバー号はKSCのスペースシャトル着陸施設(Shuttle Landing Facility: SLF)に着陸、570万マイル(約917万km)を飛行したミッションを終えた。
ビデオライブラリ「SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第92号」