原作は石田衣良、新番組「美丘」吉高由里子スポット動画公開-日テレ

2010年06月29日18時45分ドラマ
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生きていることは奇跡、わたしだけが気づいているんだ-なんとも切ないキャッチコピーのついたドラマが、日本テレビで、7月10日からスタートする。「美丘(みおか)-君がいた日々-」番組サイトでは、ドラマPRスポット動画とヒロインの吉高由里子のインタビュー動画が公開されている。

ドラマの原作は、「池袋ウエストゲートパーク」でオール読物推理小説の新人賞を受賞したあの、人気作家の石田衣良の同名小説。土曜日夜9時といえば前クールで嵐の大野智が主演した「怪物くん」を放送しており、家族揃って笑いながら楽しめる番組路線だったが、どうやら今度は恋に悩める若い世代がターゲットのようだ。もっとも、“不治の病”と“最後の恋”を描くドラマだけに、決して若者だけに焦点を絞った作品でもなさそうだ。原作者の石田は、「人と人を結びつける恋の力が、ひどく衰弱した淋しい時代です。『美丘』のドラマ化によって、ひとりでも多くの人が、心の温度をもうすこしあげて、もう一度恋をしてみようと決心してくれたら、作者としてこれほどうれしいことはありません。」と幅広い世代に向けてのコメントを番組サイトに寄せている。

さらに、ドラマ主題歌は、ナビコンでも紹介している「坂本龍馬」主演の福山雅治が、ドラマのテーマ“最後の恋”の世界観をもとに書き下ろした楽曲「蛍」で、「桜坂」や「はつ恋」に続く珠玉のバラードということでも大きな注目を浴びている。

吉高演じるヒロイン美丘は、治療法も特効薬もない不治の病を脳に抱えている女の子。自由が利かなくなる体、失われていく大切な記憶、自分でなくなる恐怖…そして、残されたわずかな時間。そんな過酷な運命の中で、残された命をまっすぐに見つめ、限りある人生を全力で走る嵐のような女の子。そして、そんな美丘を全身で受け止め、彼女がこの世に生きた証になろうという青年を演じるのは、林遣都。
吉高は、2009年に公開した蜷川幸雄監督映画「蛇にピアス」で、デビュー以来初のヌードを披露してその演技力と共に大きな話題になった女優だ。一方、林は2007年の映画「バッテリー」で主人公の巧で芸能界デビューを果たした期待の若手俳優。そんな2人を支えるのは、寺脇康文、谷原章介、真矢みきのベテランと、勝地涼、水沢エレナ、夕輝壽太、中村静香といったフレッシュな若手。

PRスポット映像では、目にいっぱいの涙をたたえながらも笑顔を微笑む吉高の健気な姿が胸を打つ。吉高のインタビュー映像では、ドラマを「素敵な恋に出会って限られた時間を一生懸命感じながら生きていくお話です」と紹介し、美丘と共に熱く一生懸命に夏を乗り越えたいと意気込みを語っている。


日本テレビ「美丘」