三菱、「パジェロ」と「アウトランダー」を改良、ムービーで紹介
三菱自動車は、オールラウンドSUV「パジェロ」(260万4000円~476万7000円)の3.2Lコモンレール式ディーゼルエンジンを改良し、ポスト新長期規制に適合した「クリーンディーゼル」としたほか、3.8Lガソリンエンジン搭載車の燃費を向上させるなどの改良を施し、9月16日から発売する。
3.2Lコモンレール式ディーゼルエンジン搭載車は、その吸気ポート形状、燃焼室形状、圧縮比、インジェクターなどを一新し、エンジン制御の最適化により燃焼室から排出されるN0xを低減。排気系に備えたNOxトラップ触媒の改良と合わせ、NOx排出量をポスト新長期規制値の0.08g/km以下に抑えた。
これにより、従来モデルからポスト新長期規制値(0.005g/km)以下だったPM排出量と併せ、ポスト新長期規制に適合。エコカー減税の対象となり、自動車重量税と自動車取得税が免税となる。また、「クリーンディーゼル」となったことで、交付上限額を20万円としてクリーンディーゼル自動車導入費補助金が受けられる。
同時に、燃費と出力/トルクの向上を図り、燃費は、エンジン本体の改良に加え、エンジンやトランスミッションの制御最適化、減速エネルギー回生システム(高効率発電制御)の採用などで、「SUPER EXCEED」グレードは10・15モード燃料消費率で+0.7km/Lの10.2km/L、その他のグレードは+0.6km/Lの10.6km/Lに向上した。なお、同エンジン搭載車は2015年度燃費基準も達成した。
出力/トルクは、エンジン本体の改良に加え、ターボチャージャーの高効率化などで、最高出力140kW/3500rpm(従来モデル125kW/3800rpm)、最大トルク441N・m/2000rpm(同370N・m/2000rpm)に向上。
5速オートマチックトランスミッションも、エンジン高出力化に合わせ低燃費かつ高トルク容量の新型に変更。リヤアンダーカバーを装着し、空力性能の向上を図った。
3.8Lガソリンエンジン搭載車は、エンジン制御の最適化などで10・15モード燃料消費率+0.6km/L向上させ、SUPER EXCEEDグレードは8.2km/L、「VR-II」グレードは8.5km/Lとし、平成22年度燃費基準+5%を達成。ハイマウントストップランプをLEDタイプに変更した。
また、走行中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏んだ場合、ブレーキを優先するブレーキオーバーライド制御を採用。
オーディオとナビゲーションは、7インチワイドディスプレイHDDナビゲーション「MMCS」のミュージックサーバーの容量を15GBに増量し、約3000曲収録可能とした(SUPER EXCEEDに標準装備、他グレードにメーカーオプション)。
さらに、グローブボックス内に新たに設置したUSB端子や、Bluetoothで接続された携帯電話や音楽プレーヤーなどの外部機器を、MMCSのタッチパネルや、ステアリングホイールのオーディオリモコンスイッチ、ボイスコマンド機能によって操作できるリンクシステムを追加した(SUPER EXCEEDに標準装備、「EXCEED」、VR-IIにMMCSとセットでメーカーオプション)。
ボディカラーは、ブラックマイカに、新色のアイガーグレーメタリックを配した3ウェイ2トーンを新たに設定(ロングボディのSUPER EXCEEDとEXCEED)。
サイトでは、商品紹介のムービーが公開されており、インタビューや試乗インプレッションなどにより、同車の魅力を探っていく。
また、本格オンロードSUV「アウトランダー」(215万2000円~293万円)に、燃費の向上や、機能、装備、グレード展開を見直すなどの一部改良を施し、9月16日から発売する。
今回の一部改良では、従来モデルから採用されている「減速エネルギー回生システム(高効率発電制御)」の制御を変更し最適化を図ったほか、エンジン内部の摺動抵抗の低減や、2.0Lエンジン搭載車ではCVTの制御を最適化することで、全グレードの10・15モード燃料消費率を0.2~0.6km/L向上させた。
これにより2.0Lエンジン搭載4WD車も2WD車と同様に平成22年度燃費基準+25%を達成し、エコカー減税率が従来の50%軽減から75%軽減となった。
なお、7月15日から販売を開始した特別仕様車「ROADEST Limited Edition」も同様の改良を施し、継続して販売する。
三菱自動車「パジェロ」サイト
三菱自動車「アウトランダー」サイト