10月1日からソフトバンクの白戸家CMシリーズに浜崎あゆみが出演する新バージョン「流しのayu」篇の動画が登場、テレビ放送は2日からスタートする。今年6月にTwitterで浜崎が孫正義に直接「お父さんと共演したい」と申し出たところ即「やりましょう」とのツイートが返って来た事から注目されていたが、遂に実現の運びとなった。

今回は小料理屋でお父さんが女将と語らうところに流しの歌手に扮した浜崎あゆみが登場、一曲披露したところでお父さんがあゆの歌声を賞賛、といったストーリーだ。女将には作家の室井佑月、あゆが引き連れるギターには演歌歌手の宮史郎という個性の強いキャストが揃う豪華な映像だ。
あゆが歌うのは、CMオリジナルの楽曲で演歌となっているのも見どころだ。異なるジャンルながらもayu流に演歌を切々と歌い上げる様子はさすがベテラン歌手といったところだろう。
「噂話も全部ただ　別れ話も全部ただ」という「ただともの歌」の切ない歌詞に心を打たれてか、最初は来訪を歓迎しなかった女将もついには涙を流して聞きほれる。ラストの宮のボケとお父さんのツッコミも秀逸で、コミカルに仕上がったCMだ。
これまでお父さん犬のファンだったというあゆは実際に対面してみて「もっとちっちゃいフワフワした子かと思ったら、ガタイがいいというか、すごい迫力があった」と印象を語り、「撮影では本当にお利口さんで、おとなしかったですね」とその賢さに更にメロメロになった様子だった。
白戸家シリーズでは、お父さんの母である若尾文子が連れてきた恋人の松田翔太との関係をお父さんのみが反対するという局面に陥っている。そんな心の鬱憤を小料理屋で発散していたのだろうか、そこへ別れ話の歌を聞いてついお父さんも母とその恋人の別れを思って機嫌が良くなったのであろうか…など、一連のCM作品を見ているとより楽しめてしまうところがシリーズCMの強みであろう。
6月にあゆと孫による「直接対話」が発覚した当初から大々的に報じられており、いつ実現するのかと待ち遠しかったソフトバンクCM・あゆ双方のファンも多かった。これからは芸能界でもTwitterを利用した出演交渉が流行するかも？

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