ソフトバンクが電子書籍配信ストアを12月開始、Android機向けに攻勢

2010年11月05日18時56分商品・CM
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©二ノ宮知子・ひうらさとる・ツジトモ・綱本将也・天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや・藤島康介・しげの秀一・すえのぶけいこ・三田紀房・かわぐちかいじ・岩明均/講談社 / © 尾田栄一郎・空知英秋・宮城理子・岸本斉史 スコット/集英社

ソフトバンクモバイルは11月4日、2010年冬~2011年春の新機種発表に合わせて、Android搭載機向けの電子書籍サービス「ソフトバンク ブックストア」を12月上旬から開始すると発表した。

ソフトバンクが今回発表した冬春モデル24機種のうち、スマートフォンは6機種。いずれもGoogleのモバイルプラットフォームAndroidの最新バージョン「2.2」を搭載している。このうち、シャープから発売される「003SH」と「005SH」は、先にシャープが発表した電子書籍端末「GALAPAGOS」のブランドを冠しており、今期の目玉というべき存在だ。

この「GALAPAGOSケータイ」(いわゆる“ガラケー”ではなく)を対象に、ソフトバンクモバイルがキャリア独自のマーケットとして立ち上げるのが「ソフトバンク ブックストア」だ。

コンテンツ提供者には講談社、小学館、集英社、角川書店など大手出版社を含め数十社が名を連る。サービス開始時には小説、コミック、写真集など10万点以上の書籍をラインアップする予定としている。

コンテンツ購入には利用限度額が設定されており、携帯電話の新規加入日から丸3カ月以内までが1カ月につき3000円まで、3カ月以上の場合は1万円分まで購入できる。コンテンツの購入代金は毎月の携帯電話利用料と合算して支払うことになる。従来の課金携帯サイトを利用するのと同じ感覚で電子書籍などを購読できるというわけだ。なお、サービス利用には月額315円の「S!ベーシックパック」とパケット定額サービスへの加入が必須条件となっている。

10月下旬にはNTTドコモがAndroid 2.2を搭載した「GALAXY S」をリリースしたほか、KDDI(au)やイーモバイルもAndroid機の本格投入を表明するなど、日本国内でのAndroid市場は年末にかけて一気に慌ただしくなってきた。さらに、Androidアプリ開発をめぐる動きも内外問わず活発になっている。今回のソフトバンクの攻勢をきっかけに、電子書籍の点数も一気に増えるのは間違いないだろう。

ソフトバンクモバイル新商品発表会「2010 Winter - 2011 Spring」