角川グループは12月3日、同社公式の電子書籍ストア・ビューア一体型アプリ「BOOK☆WALKER」をiPhone・iPad向けにリリースした。ダウンロードは無料。

「BOOK☆WALKER」は、角川書店や富士見書房、アスキー・メディアワークス、エンターブレインなど、角川グループの総合電子書籍プラットフォームの名称でもあり、2011年4月の正式サービスインに先駆け、この日からiPhone・iPad向けに先行サービスを開始したもの。

仮オープンに合わせてリリースを開始したのは、「涼宮ハルヒの憂鬱」「生徒会の一存」「バカとテストと召喚獣」など角川グループが得意とするライトノベル15点をはじめ、コミック、文芸、新書など計44点の書籍。価格は350円からで、全般的に紙の書籍より少し低めに設定されている。

このうち、直木賞作家・大沢在昌の書き下ろし小説「カルテット」は、12月27日の発売を前に「BOOK☆WALKER」のサービスに合わせて先行リリースされている。価格は700円。

各書籍はアプリ内のアドオンの形で提供され、課金はApp storeと共通の決済システムを通じて行われる。

角川グループでは、「BOOK☆WALKER」の正式オープンまでに新刊同時リリース作品を含め合計100点以上の配信を予定している。

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