昨年大ヒットしたドラマ「JIN-仁-」の続編が2011年に放送される！これを受けてTBSでは、本日27日（月）と28日（火）の両日の午後7時から11時24分まで約9時間をかけてディレクターズカット版を一挙放送、番組サイトでは、全話のあらすじと予告動画が視聴できる。

ナビコンでも何度も取り上げた「JIN-仁-」は、このところ各局伸び悩んでいるドラマ視聴率で、平均視聴率19％、最終話では、なんと29.8％の数字をたたき出し、2009年の連続ドラマ最高視聴率№1を記録しただヒット作だ。

原作は、村上もとかの同名漫画。才能ある脳外科医・南方仁が幕末の江戸へタイムスリップしてしまうが、満足な医療環境もない状況下で生命の危機に瀕した人々の命を救っていく、という内容。その時代から考えも付かない高度な医療技術を持つ南方は、誠実な人柄とともに多くの人々から慕われ、坂本龍馬・勝海舟・緒方洪庵ら幕末の英雄たちと交流を持っていく。歴史ロマンにSFと医療ドラマが交錯する新境地をいく作品。原作と大きく違うのは、現代に野風と瓜二つの仁の恋人・友永未来というドラマオリジナルの人物を登場させ、咲を加えた3人による恋愛要素を盛り込んでいるところだ。

主人公の仁を大沢たかお、江戸の花魁・野風と未来の二役を中谷美紀、江戸にタイムスリップした仁の医療を助ける武家の娘を綾瀬はるかと、この上なくイメージにぴったりな配役が、ドラマをいっそう盛り立てた。また、江戸で仁は交流を深めていく幕末の英雄たちのキャスティングもみごとだった。坂本龍馬を内野聖陽、緒方洪庵を武田鉄矢、勝海舟を小日向文世、浜口儀兵衛を石丸謙二郎、伊藤玄朴を小林勝也といった大物が演じ、大河ドラマにも負けない強烈なインパクトで見るものを圧倒した。素晴らしい物語にみごとなキャスティングと同じく高い評価を受けたのが、MISAのうたう「逢いたくていま」だ。MISAがドラマ主題歌を担当するのはNHK連続テレビ小説「天花」の主題歌となった14thシングル「名前のない空を見上げて」以来、実に5年ぶりのこと。時空を超えた壮大なドラマの世界観をみごとに具現した 「逢いたくていま」は、オリコンチャートでは「Royal Chocolate Flush」以来、MISAの2年ぶり通算15作目のTOP10入りし、こちらも大ヒットとなった。続編での主題歌についても興味のわくところだ。

ドラマは「東京国際ドラマアワード」をはじめ、数々のドラマ賞を受賞した。そんな中、続編の放送が決定という嬉しいニュースが届き、さらにこれらを記念して、本日27日と28日2夜連続で、ディレクターズカットで放送されることになった。ファンはもちろん、この大ヒット作を見逃した方にもなんとも嬉しい太っ腹企画だ。

4月の続編放送をもっと楽しむためにも、今回のディレクターズカット2夜、9時間の放送をお見逃しなく！

TBS「JIN-仁-」