2月11日、日本テレビ系の「金曜ロードショー」は2009年公開の映画「沈まぬ太陽」を放送、地上波初放送でノーカット4時間枠で注目を集めている。山崎豊子の社会派小説が原作で、これまでに幾度となく映像化の話が出ては頓挫した話題作の映画化がいよいよテレビに登場する。

本作はある航空会社を舞台に大企業に翻弄される1人の男と高度経済成長期の日本を描いた話題作として、公開当時から大きな注目を集めていた。本編の長さが3時間22分という大作であり、劇場で上映の際も上映途中に10分間の休憩が入ることも話題に上っていた。原作は日本航空をモデルとして書かれており、日本の航空史上最悪の惨事となった日航ジャンボ機墜落事故になぞらえたエピソードも入っている事から映像化には幾度もの挫折や問題があった。それだけに公開時は渡辺を始めとするキャスト、スタッフ一堂万感の思いがあったようだ。今回の地上波放送に際しても、渡辺は「さらにたくさんの人にこの作品が届くことを、本当にうれしく思っています。この映画に込められた魂を受け取っていただけると信じています」とコメントを寄せている。
アフリカやイランといったスケールの大きな海外ロケもみどころで、当時の日本が世界経済にどれほど影響を及ぼしていたのかも伺える。日本経済と企業と個人を鋭く描いた問題作として、公開以来高い評価を得ている。出演者は渡辺の他に鈴木京香、三浦友和、石坂浩二、香川照之、柏原崇、戸田恵梨香、松下奈緒といった豪華なキャスティングが揃う。日本映画史に残る一大巨編をこの機会に是非鑑賞してみてはいかがだろうか。

映画「沈まぬ太陽」は2月11日（金・祝）よる7時から放送。予告動画は、日本テレビの動画ポータルサイト・第2日本テレビで視聴出来る。


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