仲間由紀恵が怖い！ドラマ「ごくせん」「トリック（TRIC）」などのコミカルで正義でちょっとドジなキャラクターで人気を得ていた彼女の悪女振りが際立つ、サスペンスタッチのドラマ「美しい隣人」がいよいよクライマックスに差し掛かった。第7話の今夜22日の放送では、遂に絵里子の夫を誘惑した理由が明かされる。番組サイトでは予告動画が公開されている。フジテレビOnDemandでは見逃し配信をしている。価格は各話315円、お助けパック1575円。

仲間にとっては関西テレビ火曜10時枠の初主演作品、檀にとっては民放の連続ドラマ初出演となる「美しい隣人」のキャッチコピーは、「女は、苦しむ女を見るのが好き。」。世の中の女性に対してずいぶんな失礼な物言いだ。しかし、ドラマを視聴するにつれ、被害者の絵里子ではなく、加害者の沙希の方に感情移入をするという不思議な現象に驚く視聴者も多いところを見ると、このコピーまんざら外れてもいないのかも。もっとも、番組公式サイトに寄せられる書き込みは、男性からも多い。とすれば、「人は、苦しむ人間を見るのが好き。」と、なにやら恐ろしいキャッチコピーができてしまう。
とかく昔からは「お隣さん」は気になる存在。ドラマは、もっとも身近な隣人と避けられない恐ろしい物語を描いている。とにもかくにも、劇中良妻賢母の絵里子を演じる檀れいの癒される演技が、仲間の怖ろしさを増幅させており、1月から始まった冬ドラマの中で一押しの怖ろしさだ。

番組サイトの掲示板には初回放送以来、仲間演じる沙希が怖いとの書き込みが殺到している。今のところ沙希の怖い一面は、夫の雅彦（高知東生）にだけ見せられているが、第4話の離婚話で激昂した沙希がグラスを割るシーンと、前回の第6話でもう一度離婚の話に訪れた雅彦相手のシーンは、世の夫たちを震え上がらせたのではないだろうか？

第7話の今夜22日は、沙希の恐怖の顔がついに雅彦以外の人にも向けられていく。
まず最初のターゲットは慎二（渡部篤郎）だ。美津子（草笛光子）の退院祝いで矢野家に現れた沙希を見て、慎二はがく然とする。単身赴任沙希の大阪で浮気していた相手の正体が絵里子と親しくしている隣人だったとは…慎二は言葉を失い落ち着かない様子。
しかし、慎二を自宅に呼びつけた沙希は、慎二が絵里子の夫であることをはじめたから知っていたとあっさり認める。常軌を逸していると非難する慎二に、沙希がその理由を話す。ここは慎二の恐怖体験の表情を注目しよう。果たして沙希が離したその理由とは？

一方、絵里子は慎二が浮気をしているのではないかという疑いがどうしても頭から離れず、いら立ちを募らせていた。そんな折、隣家の様子をうかがう雅彦に会い、絵里子に意味深な言葉を残す。もちろん絵里子は彼が沙希の夫とはしらない。

その夜、ついに絵里子は慎二に疑惑をぶつけ、2人はかつてないほどの激しい口論をする。そんな2人を沙希が隣家から冷たい視線で覗いていた。翌日、疲れ切った絵里子のもとに沙希が現れ、予告動画のラストの台詞を吐く…「まだ気づかないの？この私がご主人と…」。えーーっ、いったいその続きは何なんだ！と思わず声を上げたくなる予告動画のバックに、東方神起が歌う主題歌「Why」が流れ、ドラマの恐怖をいっそうかきたてる。

「美しい隣人」は、今夜22日（火）夜10時からフジテレビで放送。番組サイトには予告動画が公開されており、前回までの放送を見逃した方は、有料のフジOndemandで見逃し配信をしているのでそちらをチェックしよう。

フジ「美しい隣人」
フジOnDemand「美しい隣人」