トンイ監察宮女に!最高宮女の威信…「トンイ」第12話あらすじ、見どころと予告動画-NHK

2011年06月25日21時16分ドラマ

トンイは漢城府の高官の判官(本当は粛宗王)と街で偶然出会い、ジュシクやヨンダルと一緒に、オクチョンを助けた褒美にご馳走になった!しかし、本当の褒美は翌日やってきた…何と掌楽院の女婢であるトンイに監察府の宮女に任命する教旨が下されたのだ。第12話は、女婢を迎えることで、最高宮女たちの配属先であるはずの監察府の威信が傷つけられたと監察宮女らが大反発する。
(以下、NHKBSプレミアムにて2011年04月~2012年06月放送時に紹介したものです)

【「トンイ」を2倍楽しむ】で、時代背景や実在の人物、各話のあらすじ(ネタバレあり、なし)、見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



トンイ(c)2010 MBC彼女たちはトンイの受け入れを拒否するため王妃(中殿)に直接抗議するが、トンイの昇進は既に王妃の許可済と聞き落胆する。
宮中の側室から下働きの宮女いたるまでの女人を内命婦と呼び、そのトップにいるのが王妃。そのため宮女たちの処遇は王といえども口出しできない。つまり、内命婦の人事権こそが王妃の権威の証でもあるのだ。
前回の見どころ紹介のラストで、筆者が粛宗の向かった先にこだわったのはこうした理由があったのだ。前回粛宗は、監察宮女たちの反発を予想して王妃に話をつけに行っていたのだ。
今回の一件は、単に“女婢が宮女になったという異例の昇進”だけが問題になっていたのではなく、その裏には大きな意味が隠されていた。宮中ではトンイの昇進はオクチョンの強力な推薦があったと噂している。これは事実だが、内命婦の人事権にオクチョンの影響力があることを認めることは、そのまま宮中でのオクチョンの力の大きさを認めてしまうことになる。この辺りの事情を知った上で、オクチョンと王妃との対話のシーンを見よう。

ところで、異例の人事はもう一つあった。オクチョンの“お騒がせ兄ちゃん”ことチャン・ヒジェだ。オクチョンを擁護する南人派のオ・テソクの推薦で、捕盗庁の部長に就任、つまりソ・ヨンギの部下になったのだ。しかし、このヒジェという人物。単なるスケベなお騒がせ兄ちゃんだけではなさそうだ。

チャ・チョンスが宮中の書庫である資料を探っているのを見つけたヒジェは、チョンスが只者ではないと見抜き、自分の手下にならないかと持ちかける。何しろチョンスの腕っ節の強さは、前回のお騒がせ事件で目の当たりにしているだけに、何かの時に味方につけておこうと考えたのだ。ところで、チョンスが探っていたある資料とは一体何だろうドラマで確認しよう。
それにしても、トンイを引き立てるオクチョン、チョンスに目を付けたヒジェ。何という偶然…この兄妹は人を見る目は確かなようだ。

そんなチョンスは掌楽院のヨンダルの家に居候している。お近づきにとヨンダルを部屋に招き酒をご馳走するが、そこでヨンダルが、可愛がっている女婢が昇進したが、喜びながらもこの先のことが心配だと話す。もちろんトンイのことだとは知らないチョンスだったが、ふとトンイを思い出す。かつての兄代わりと今の兄代わり。ここにも奇妙な偶然があった。

さて、今回もうひとつ絶対に見逃さないで欲しいのは、このヨンダルと掌楽院ファン主簿とトンイの3人のシーン。ヨンダルはしっかり者の妹のようにトンイを可愛がり、ファンは何かと問題を起こすトンイの尻拭いをし、いつも口うるさく小言を云っていた父代わりのような人物。二人は、心底トンイの昇進を喜びながらも、トンイがいなくなることを寂しがり、今後彼女を待ちうけるだろう苦難の将来を心配する。ファンが大枚はたいて豪華な送別会を準備した夜だ。大判のハンカチを用意して観よう。

ついにその時が来た!トンイ初出勤の日、監察府の面々は冷たく迎える。そんな中チョン尚宮の言葉がトンイを勇気づけた。「耐えなさい。お前が彼女たちと同じだということを行動で示しなさい…」。ここで「宮廷女官チャングムの誓い」を視聴された方は、チャングムとハン尚宮の関係を思い出したのでは?今後の二人の関係はどうなるのか楽しみだ。
しかしそれもつかの間、オクチョンと敵対する大妃と面会したユ尚宮は、トンイを追い出すある秘策を用意していた。果たしてその秘策とは…?

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