視聴率が右肩上がりで大注目のドラマ「家政婦のミタ」第4話は2日（水）放送、予告動画が公開されている。3話目にしてこれまでで最高の19．8％という平均視聴率を叩き出したこのドラマは、良作揃いと言われる今期ドラマの中でも予想以上の伸びを見せて注目を集める。

第4話では母親の死の真相を子どもたち全てが知る事となり、父親の恵一（長谷川博己）に対して怒りを抱く子どもたちは家を出て祖父（平泉成）の家に行ってしまう。恵一が一人残る阿須田家に三田（松嶋菜々子）は淡々と通い続けるが、そんな三田に恵一は苛立ちをぶつけ、解雇を言い出してしまう。兄弟4人の思惑もバラバラになっていたところ、長女の結（忽那汐里）と恵一のところに三田から電話がかかる。二人に対して三田は「希衣さんを誘拐しました。要求を飲めなければ命の保証はありません。」と言い放つのだった。

前回のあらすじ
恵一のいいつけで三田が死んだ母親の遺書を燃やそうとしているのを見つけた結は恵一を問い詰め、母親の死因が事故ではなく自殺で、それも恵一の不倫が理由で離婚を迫られていたのを苦にしたものだと知ってしまう。父親に激しい嫌悪感を抱く結は反発し二人の関係は悪化する。三田はこれまでと変わらず家政婦の仕事をこなし、子どもたちの好きなメニューや猫舌の翔（中川大志）だけには冷ました味噌汁を出すなど、完璧すぎる仕事に子どもたちも興味を示す。末っ子の希衣は特に三田に懐き、一緒にお風呂まで入ってもらうが三田は相変わらずの無表情。
ある夜、結は三田に父親の不倫相手を探るように頼むが、その日は休日であると三田は断る。仕方なくその日は結が一人で父親の不倫相手を探る事にする。一方他のきょうだい3人は三田に対する好奇心から、家政婦紹介所を訪れて所長の晴海（白川由美）に三田の事を訊ねる。間もなく三田が来るので尾行してみるようにと所長はきょうだい達にアドバイスし、子どもたちはこっそり三田のあとを付ける。三田が訪れたのは遊園地だった。三田はいくつかのハンバーガーとコーラを2つ買ってテーブルに座る。誰かを待っているかのようだが、三田は微動だにしないまま時は過ぎ、閉園時間になるとそのまま立ち去った。更に後を追おうとする子どもたちだったが、行き先を見失ってしまった。
その頃結は父親の携帯電話を探って不倫相手の名前と連絡先をつきとめ、恵一の部下の風間美枝（野波麻帆）を呼び出す。結は母親が死んだ責任は風間にもあると追求するが、そこへ結から風間に会う事を知らされた恵一が慌ててかけつけ、結を連れ出す。父と娘は言い争いになり、結はそのまま飛び出してしまう。
翌日朝帰りした結を恵一は責めたが、「そっちがいつも不倫相手とするようなことをやってきた」と結は言い捨てる。翔と海斗（綾部守人）は2人に最近様子がおかしいと尋ねるが、恵一は明言を避け逃げるように出社する。それを見送った結は、恵一の不倫を告発する文書を三田に渡し、恵一の会社で撒くように依頼する。

結に言われたとおりにビラを恵一の会社前で撒き続けていたところ騒動となり、それに気づいた恵一は慌てて三田の行為を辞めさせるが既に恵一の不倫は社内に広まってしまった。帰宅した恵一は結に、これが理由でプロジェクトの責任者から下ろされた事、地方へ左遷させられるかもしれないことを告げた。結は自分の作ったビラを他のきょうだいにも見せ、ついに母親の死の理由をきょうだい全員が知る事となる。子どもたちに責められる恵一は逃げの姿勢に入るのみで、父親に愛想を尽かしたこどもたちはリビングから出て行ってしまう。
残された恵一に三田は希衣が折った折り紙を手渡す。それを見て何かが切れたように恵一は泣き出し、本当は結婚はしたくなかったと言い出した。結婚前に長女の結を身ごもった妻に、こどもを堕ろせといったら死ぬと脅されて結婚したと告白するのだった。三田は無表情で、時間が来たので帰ると告げるが、その態度に恵一は怒りを露にし、心が無いと批難する。しかし三田は「そんなものはどこかへ無くしました」と答えて去ってしまう。

第4話みどころ
阿須田家の家族間の中がどんどん冷え、それぞれが感情の荒波に晒される中で三田の無表情・冷静ぶりがさらに際立つ。NHK「セカンド・バージン」の出演以来、奥様層の人気の高い長谷川がダメ男ぶりを好演しているのもポイントだ。バラバラになった家族を、無表情のままの三田がいかにして再生させるのか。そして三田が取った希衣誘拐の真意はどこにあるのか。ますます目の離せない展開だ。

ドラマ「家政婦のミタ」は2日（水）よる10時から放送。予告動画は番組公式サイトから第2日本テレビへのリンクで視聴出来る。

家政婦のミタ｜日本テレビ


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