7月19日、NHK・BSプレミアムのドラマ「酔いどれ小籐次」は第5回「花嫁おりょう」を放送、赤目小籐次（竹中直人）が心を寄せるおりょう（比嘉愛未）の嫁入りが決まった。小籐次は心を込めてかんざしを作るが、おりょうは何者かにさらわれてしまう。自分に恨みを持つものの仕業ではと、小籐次は田尻藤次郎（本田博太郎）に会いに行く。

[第4回「おとうと」あらすじ]
須藤との決闘から5年の月日が流れ、小籐次が養子に迎えた駿太郎も幼いながら剣の稽古をするまでに大きくなっていた。小籐次にとって駿太郎の成長は生きがいとなっていた。しかし、御鑓拝借騒動から月日は流れても、牛津藩の田尻藤次郎は小籐次への恨みを抱き続けていた。
ある時、小籐次へ賭場の用心棒の依頼があるものの小籐次は断った。その時、賭場で大負けしている若い男が万八楼のおこうの弟・菊蔵（忍成修吾）であると知る。後日、小籐次は菊蔵のことをおこうに知らせたが、おこうは小籐次に手出し無用と断りをいれ、菊蔵の修行する向島の料亭へ出向き説教をするのだった。一方、小籐次は菊蔵の出入りしていた賭場がいかさまで有名な場所だと長屋の仲間から聞きだした。
菊蔵は、賭場の借金を返すように言って渡された3両をも賭場で使い切ってしまう。菊蔵は更にそそのかされて100両の勝負を持ちかけられ、それに乗って負けてしまう。菊蔵の負けはすぐおこうに請求され、金が出せなければ店を差し出せと言ってきた。その話は小籐次の耳にも伝わり、小籐次は慌てて万八楼へ足を運んだ。おこうは菊蔵のために店を差し出す覚悟でいたのだった。そして小籐次の助けを借りたとあっては店の噂にも良くないと助けを断った。
何とかならないかと考え続ける小籐次は、長屋の仲間たちと知恵を絞り、賭場がいかさまをやっている事を広めて取り潰しにさせてしまおうと考え付いた。小籐次は賭場での大勝負を申し込む。勝てば小籐次が100両を得るが、負ければ小籐次は賭場の用心棒になるという条件で小籐次は賽を振る。その勝負で小籐次はいかさまを暴き、仕込みでその場に居合わせた長屋の仲間もいかさまだと大騒ぎする。小籐次は名乗らずに菊蔵を助け出し、自分の道を進めと忠告する。
後日、おこうが小籐次を訪ねて来た。菊蔵は飾り職人の見習いになったこと、自分が万八楼を菊蔵に継がせたいために無理やり料亭に弟子入りさせたことなどをぽつぽつと語った。断ったのに何故助けたのかと尋ねるおこうに不器用に答える小籐次から、おこうは小籐次の真心に触れて涙するのだった。
[第4回みどころ]
今回も長屋の仲間たちとの連携プレーが事件解決に一役かっている。ついつい人助けをせずにいられない小籐次と人の良い長屋の面々のやりとりは明るく物語を彩る。

「酔いどれ小籐次」第5回は19日（金）よる8時から放送。ドラマ公式サイト「次回予告・あらすじ」では予告動画が配信されている。放送翌日からはNHKオンデマンドにて見逃し配信も行なわれる。

◇BS時代劇「酔いどれ小籐次」｜NHKオンライン
◇NHKオンデマンド　酔いどれ小籐次