まさにとどまるところを知らない「半沢直樹」人気は、文房具ばかりではなく、とうとうiPhone用のケースカバーまで誕生させた！ドラマでは、前回の模擬検査での福山vs半沢の一騎打ちは、数字だけを見る福山に対して、人をみて仕事をしてきた半沢のみごとな反撃で勝利したが、第9話ではついに黒崎との最後の直接対決に挑む！予告動画は番組サイトで視聴できる。

第8話では、本番の金融庁検査の前に大和田の息のかかった融資部の福山啓次郎（山田純大）相手に、模擬検査をする羽目になった半沢。切れ者の福山の鋭い指摘に、たじたじの半沢だったが、福山が、「伊勢島ホテルの立て直しには、湯浅社長（駿河太郎）を退任させ、羽根専務（倍賞美津子）を新社長に据えるべき」と提案した際、福山が羽根専務と面識がないことを察した半沢は、「経営は“人”だと言っておきながら、会ったことすらない羽根専務を推すとは、“あんたこそ、大ばかだ！”」と一喝！大和田常務（香川照之）の目の前で、福山を完膚なきまでに打ちのめした。
一方、タミヤ電機に出向し経理部長として働く近藤（滝藤賢一）は、東京中央銀行がタミヤに貸し出した3000万円をそのままラフィットという会社に“転貸融資”していたことを知る。しかも、ラフィットの経営者は驚くべき人物だった。

■第9話あらすじ
タミヤ電機を舞台にした転貸融資による迂回融資事件で、タミヤ電機を隠れ蓑にし、3千万円もの融資を受けていたのは、大和田常務（香川照之）の妻・棚橋貴子（相築あきこ）が経営する会社だった。伊勢島ホテル、タミヤ電機共に黒幕は大和田常務だった。
半沢は大和田に突きつける証拠として、田宮社長（前川泰之）の証言を取るよう近藤に依頼をする。
一方の金融庁検査では二日後に迫った最終聞き取り調査を前に、ナルセン・エンジニアリングの最新型予約システムが使えなくなったため、半沢は驚きの秘策を用意し、湯浅社長の説得を試みることに。しかしその内容は、100年以上続く歴史ある伊勢島ホテルにとっては、あまりに大きな決断であった。
そんな中、近藤はついに田宮社長の証言を取ることに成功。半沢たちが大和田常務を追い詰めるのに十分な証拠であったが、合流を待つ半沢と渡真利のところへ、近藤は一向に現れない。近藤の身に一体何が起こったのか。
一方、黒崎は、半沢が持ち出した資料の隠し場所を探し当てていた。

そんな中、中野頭取（北大路欣也）の見守る中、ついに金融庁検査の最後の聞き取り調査が幕を開ける。開始早々、ナルセン破綻による莫大な損失を半沢に追及する黒崎。さらに、具体的な代替案の提案がないことに業を煮やす黒崎。状況は半沢の絶体絶命！このまま黒崎に押し切られてしまえば、湯浅社長を退陣させ羽根専務が再建のための新社長となるか、東京中央銀行が巨額の引当金を負担するしかない。果たして、半沢に反撃できるのか？

今回注目は、半沢×黒崎の最後の一騎打ちだが、同期の近藤も気になる。前回の放送で、タミヤ電機の転貸融資を探り出したために、別の会社への出向を言い渡された近藤。そして、息子の進学塾の費用にも苦心している様子の家庭…。果たしてこれらが近藤の“銀行員としての良心”を汚すことがなければいいのだが…。

ところで、怪演が評判の香川照之もかすんでしまうほどのアヤしいオネエキャラの国税局・黒崎駿一。今や主人公の半沢に並ぶほどのキャラクターとなり、原作者の池井戸潤も現在連載中の半沢直樹シリーズ「銀翼のイカロス」に、当初予定のなかった黒崎を登場させたほど。
この黒崎を演じるのは歌舞伎役者の片岡愛之助。歌舞伎ファンからは、その名前から“ラブリン”と呼ばれたりしている人気者。テレビドラマに詳しい方なら、2010年の「99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜」での米陸軍第442連隊員役や、2011年の吉瀬美智子主演の「ハガネの女season2」でスクールカウンセラーも兼ねる養護教諭役で登場したことを覚えている方も多いのでは？テレビドラマ界で名演技を披露してくれるが、それもそのはず。元々彼は歌舞伎とは縁のない家庭で育ち、松竹芸能所属の子役タレントとして現代劇の舞台公演やテレビドラマに出ていた。テレビドラマデビューは、1979年のNHK銀河テレビ小説「欲しがりません勝つまでは」。
その後、1981年に片岡一門へ入門したことをきっかけに、二代目片岡秀太郎の養子として上方歌舞伎を中心に活動を始めた。歌舞伎の世界でも、幅広い役柄を引き受ける名役者。かつては女形もやっていたが、最近では二枚目の立役（成人男子）で活躍中。

明日15日（日）9時から放送の第9話では、半沢が超個性派キャラの黒崎と最後の一騎打ちをするのでお見逃しなく。予告動画は番組公式サイトでどうぞ。

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