愛らしい泣き笑いで視聴者を魅了してきた芦田愛菜！今夜1日（木）放送のNHK時代劇「銀二貫」は、大坂に火事があってから5年後…松吉（林遣都）は、真帆役の芦田から成長したら松岡茉優が演じる真帆と会うことになる！前回のおさらいと第4話のあらすじを紹介、NHKオンデマンドで見逃し配信をしている。

前回は、浮舟との取引を断って以来、貧乏神に憑りつかれてしまった井川屋を描いた。「始末才覚神信心」を商いの信条とする番頭の善次郎（塩見三省）は、お里（いしのようこ）の里帰りにも、代わりの女衆を探すどころか飯代が一人減ると喜ぶ始末。とうとう貼り紙に書く文字まで墨までけちる。
とはいえ、台所仕事まで松吉たちに押し付けることができず、主の和助（津川雅彦）が女衆を連れてくる。だが、料理は毎日寒天ばかり。過去の辛い修業のために未だに寒天を食べられない松吉は、空腹と過労でとうとう配達先の真帆家で倒れてしまった。松吉を優しく介抱する真帆（芦田愛菜）は、「しんどいやろ」と慰めた。
しかし、松吉が配達した寒天が折れているのを確認すると嘉平（ほっしゃん）が激怒！その剣幕に松吉も「味は同じだ！」と言い返してしまった。そんな松吉に嘉平は、真帆が言った「しんどいやろ」という言葉が、「自分が好きでもない商品を売るのは辛いやろう？」という意味だと教え、「琥珀寒」という料理をご馳走。寒天嫌いの松吉は「これまで食べたことのないほど旨い」とぺろりとその寒天料理を平らげた。嘉平は、寒天の役目は他の素材の邪魔をせず、ぎゅっと旨みを閉じ込めることで、この琥珀寒は、松吉の売る井川屋の寒天があってこそできた料理だと教えた。その後、琥珀寒は飛ぶように売れ始めた。
一方、井川屋の女衆の作る料理は相変わらず寒天ばかり。そんなある日、誰も見たことのない女衆が、実は和助だったことが発覚。女衆を雇うお金もないため、手に火傷まで負いながら自分たちの食事を作ろうとしてくれた主の心意気に感激したものの、さすがに限界。みんなでうどんを食べに行くことに。そこにお里が帰って来て大好物のうどんはお預けとなってしまった。
改めて一致団結した井川屋だったが、そんな師走のある日…。

■第4話「ふたつの道」
師走の大坂を襲った大火によって「真帆家」は焼失し、真帆と嘉平も行方不明に。松吉は夜を徹して二人を探すが、そのことを咎めた善次郎（塩見三省）と激しくぶつかる。実は善次郎にも火事にまつわる悲しい過去があったのだ。
それから5年後、「真帆家」の名物だった琥珀寒の偽物が出回る。松吉はその店を確かめにいくが、そこには店の主人と口論する成長した真帆（松岡茉優）の姿があった。

今夜から真帆役を担当する松岡茉優（19歳）は、映画『悪の教典』やドラマと映画で「鈴木先生」などの作品に出演。NHKドラマ「あまちゃん」で、責任感が強く熱い性格のGMTのリーダー、入間しおり役でブレイクした注目の若手女優。芦田の好演した真帆役を松岡がどう演じるのか今夜の放送が楽しみだ。

「銀二貫」は、NHK総合にて毎週木曜日夜8時から放送。再放送は、総合で翌週(水) 午前1時25分～2時8分（火曜深夜）、BSプレミアムでは翌週(木) 午後0時00分～0時43分。
また、本放送の翌日からNHKオンデマンドで見逃し配信をする。