浅野忠信主演「ロング・グッドバイ」最終回「早過ぎる」は21時30分から放送!事件の真相は…あらすじと予告動画

2014年05月16日20時30分ドラマ

前回、一連の殺人事件が、亜以子の犯行で保はそんな亜以子(小雪)の罪をかぶって自殺したと推理した磐二(浅野忠信)だったが、亜以子の犯行の動機、保(綾野剛)が彼女をかばう理由がつかめない…最終回は、このすべての謎が解ける!いよいよ明日(17日)最終回を迎える「ロング・グッドバイ」は、野球の放送で30分遅い夜9時30分から、試合延伸の場合はさらに変更となる、番組公式サイトで予告動画とメイキング動画が視聴できる。

前回、磐二の前に現れた原田平蔵(柄本明)は、あくまでも志津香を殺したのは保だと言い張った。そして磐二にテレビを見せ、戦争に負けて心にぽっかり穴が開いた日本人の心をテレビで埋めると息巻いた。磐二は、テレビで苦痛は紛れても最も大事なものを奪い潰してしまう、と反論するも、原田に強い敗北感を覚えた。
事務所に戻った磐二は記者の森田(滝藤賢一)から、保が元々松井誠一という名前で戦後に戸籍を偽造して城崎保と名乗り、志津香と結婚して原田保になったことを聞いた。さらに保が出征前に結婚していたという情報も。
数日後の花火大会の日。磐二は、上井戸譲治(古田新太)から事件の真相を話す決心がついたという呼び出しの電話をもらった。ところが磐二が上井戸家に到着すると、譲治は亜以子に酒を飲まさされたらしく泥酔しており、「結局亜以子の魅力には敵わない」と言い寝入ってしまった。
数時間後、帰宅した亜以子と話していた磐二が、2階の譲治の寝室の前に来てみると、そこには、手に銃を握ったままの譲治の遺体がベッドに横たわっていた。亜以子に、自分がいながら譲治の死に気づかなかったことを謝る磐二。しかし、パトカーが到着するや、半狂乱の亜以子は、「この人が主人を殺しました」と磐二を指差した。岸田刑事(遠藤憲一)のおかげで磐二の容疑は晴れた。岸田は、犯人は虚言癖のある亜以子だと睨んでいた。
磐二は森田と会い、「志津香を殺したのが亜以子で、当夜、寝室にいた間男が上井戸譲治で、かれは亜以子の犯行を目撃した。その事実を話そうと磐二を呼びつけ、亜以子が譲治を殺した」という一連の推理を語った。しかし、それほど愛しても居ない譲治を寝取られただけで志津香を殺すか…?その動機は磐二にもわからなかった。
磐二は真実を確かめるために亜以子にコンタクトを取ったが、亜以子は拒否し出版社の羽丘が間に立った。磐二は羽丘に、譲治の死が自殺でないことを話した。羽丘も事件の真相を薄々分かっていた。しかし、亜以子に恋した羽丘はどうすることもできなかった。

■第5話・最終回「早過ぎる」
増沢磐二(浅野忠信)は志津香殺しの犯人にたどり着く。調査した事実をもとにギリギリまで犯人を追い詰める磐二だが、うまくかわされてしまう。しかし翌日、磐二は早朝に鳴り響く電話のベルで起こされ、犯人が遺書を残して自殺したことを知る。遺書には生々しい事件の真実が書かれてあった。そうして一連の事件が結末を迎えたころ、磐二に会いたいという台湾人が現れる…。

民放局で放送されている刑事ものや推理ものとは一味もふた味も違う世界で魅せてくれた、ハードボイルド「ロング・グッドバイ」。脚本、俳優、音楽どれをとっても素晴らしかったが、特に映像が美しかった。このドラマは、独特の世界感をだすために、通常のドラマ撮影ではあまり使われない特殊なカメラを使って撮影したとのこと。ワンシーンワンシーンを丁寧にとらえた撮影風景は、番組サイトの「BLOG」で写真と一緒に詳しく紹介している。
また、早川書房から、ハードボイルドの最高傑作「ロング・グッドバイ」の世界観を閉じこめた公式ビジュアルブックが発売されている。ドラマ終了が名残惜しい方はチェックしてみては?完全撮り下ろし写真で構成、浅野忠信・綾野剛の特別インタビュウを収録されている。⇒The Long Goodbye NHK土曜ドラマ「ロング・グッドバイ」ビジュアルブック(amazon)

「ロング・グッドバイ」最終回は、いつもと違って17日土曜日夜9時30分から放送。再放送時間は、5月19日(月)午前0時50分~1時48分(日曜深夜・総合)。予告動画は番組公式サイトの「ストーリー」で視聴できる。

NHK土曜ドラマ「ロング・グッドバイ」