明かされる17年前の真実!29日NHK時代劇「銀二貫」第8話「追いかけて来た過去」あらすじと予告動画-NHK

2014年05月29日08時00分ドラマ

前回は真帆(松岡茉優)との約束の糸寒天作りも成功し、めでたく井川屋の敷居を跨ぎ、商人としても一回り成長した松吉だったが、今夜29日放送の「銀二貫」では、父を仇討した建部(風間俊介)が登場!17年もたった今、松吉の前に姿を見せた建部の真意とは?前回のおさらいと第8話のあらすじを紹介!予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

前回は、糸寒天作りに一心不乱に取り組む松吉(林遣都)が、とうとう過労で倒れ三日三晩昏睡状態。その間、雪が降り、松吉の寒天は雪ざらしのまま。ところがこれが良かった。夜の冷え込みの中、寒天が雪にかぶったことでゆっくりと冷え、腰の強い寒天に仕上がったのだ。
松吉は、二度と敷居をまたぐなと言われた井川屋に糸寒天を持ち込み試食を頼んだ。和平(津川雅彦)も善次郎(塩見三省)もその出来の良さに仰天。糸寒天の完成を確信した松吉は、けじめをつけるために立ち去ろうとしたが、和平が「勝手なけじめやな!」と一喝。松吉の心からの謝罪に、和平は松吉を許した。
松吉の糸寒天は、“むしやしない”という水菓子にして店で無料配布。これが評判となり店は大繁盛。巷の茶店でも売られ、通りすがった真帆=てつ(松岡茉優)もこれを食べ、松吉が父・嘉平(ほっしゃん)への供養と真帆との約束を果たしてくれたことを知った。
松吉と梅吉(尾上寛之)も和解し、梅吉は晴れて山城屋との養子縁組、同時に結婚も。今度は松吉の番だと、お咲と松吉の縁談が持ちあがったが、またもや大火事が!
今度は井川屋の方面まで類焼。駆けつけた真帆は無事だった松吉に抱きついて涙ながらに喜び、松吉もこれを受け止めた。その様子を見たお咲は、二人の恋心を知り、自分の方から縁談を断った。
今回の大火では大坂の守り神の天神さんが全焼。泣き崩れる善次郎を慰め、和平は銀二貫の寄進を目標にもう一度立ち上がることを決意表明。
松吉が真帆との恋を進展させないまま3年が過ぎ、梅吉は2人の娘の父親となり、お咲も結婚して子宝を宿した。井川屋ではやっと銀二貫を貯め、天神さんへ寄進することになったが、その時半兵衛(板尾創路)が駈け込んで来た。半兵衛の寒天場に、糸寒天の繁盛ぶりに目を付けた美濃志摩屋の二代目が乗り込んできて、半兵衛は糸寒天が作れなくなってしまったのだ。事情を聞いた善次郎はそっと銀二貫を和平にさし出し、和平は「銀二貫でてんぐさの仕入れ先を開拓するように」と半兵衛に持たせた。和平は銀二貫で松吉を買い、今度は銀二貫で商いを買った。
※“むしやしない=虫養ひ”というのは大坂や京都など西日本で古くから使われている言葉で、大坂では“むしおさえ”とも言う。空腹を一時的にしのぐためのおやつ。

■第8話「糸寒天の味」
17年前、松吉の父・数馬(石黒賢)を仇討ちし、「銀二貫」を受け取って行方をくらましていた建部玄武(風間俊介)が井川屋を訪れる。不治の病で余命いくばくもない玄武は、命あるうちに仇討ちの真相を松吉に伝えたい、と大坂にやってきたのだ。玄武の口から17年前に苗村藩で起きた事件の驚くべき真相が語られる。一方、団子屋「おてつ」として生きる真帆のもとでは、お広が死の床に伏せていた…。

前回は、口コミで糸寒天の評判を高め、半兵衛の先を見越して先行投資という現代の商道にも通じる商いの極意を見せてくれたが、今夜の第8話は、武士の子だった松吉の過去が追いかけてくる。

いよいよ残り2話となった「銀二貫」。28日(木)夜8時から放送の第8話で明かされる17年前の事件をお見逃しなく。再放送は、総合で翌週(水) 午前1時25分~2時8分(火曜深夜)、BSプレミアムでは翌週(木) 午後0時00分~0時43分。
また、本放送の翌日からNHKオンデマンドで見逃し配信をする。


NHK「銀二貫」番組公式サイト
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