放送日変更！基子（広末）のルーツに悪女の原点があるのか？NHK「聖女」16日（火）夜10時、第4話あらすじと予告動画
基子（広末涼子）の故郷を訪れた晴樹（永山絢斗）は母親と基子が極貧生活を送っていたこと、そして金と欲がらみのひどい噂しか情報を得られなかった。基子独特の恋愛に対する価値観、金への執着はどこで生まれたのか？基子の口から語られる言葉は真実なのか…？特別編成のために、「聖女」第4話は16日（火）からの放送に変更、予告動画は番組公式サイトで公開。
広末涼子が初の“悪女”を演じていることで話題になっている「聖女」。前回（第3話）で基子（広末）の過去が明らかになった。貧困がゆえに辛い思いをし、その反動で異様なまでに金に執着するようになった。そこで事業を興すとか、キャリアアップするではなく、男に貢がせる…というのがスゴイ。決して、女性視聴者には共感を得ることがないだろうが、基子がなぜこのような価値観を得るようになったのか…同じ女性だからこそ、興味深い内容ではないだろうか。
脚本は映画『宇宙兄弟』、ドラマ「きみはペット」（2003）、「東京バンドワゴン 下町大家族物語」（2013）などを手がけた大森美香。女性ならではの視点で「聖女」をどう描くのか、今後の展開に期待したい。決して万人に理解されることはない、基子の金と愛へのアイデンティティーとは…。
■前回のあらすじ
基子（広末）の生まれ故郷、北九州へ出向いた晴樹（永山）と黒坂（田畑智子）。しかし、聞けば聞くほど基子に対する悪い噂話しか得られなかった。14歳で母を失った基子は、親戚に引き取られるがそこでも「金」と「男」絡みで問題を起こしていた。同級生から話しを聞いても、基子はいつもウソばかりついていて、友だちがいなかったと聞かされた。
そんな中、晴樹が訪れた教会の神父から、貴重な話を聞くことができた。中学生の時この地へ移ってきた基子は教会に通うようになる。そこで神父にある宗教画の聖女を見せ「この人みたいになるにはどうすればいいか」と問うた。神父は「神に祈ればいい」と答えたのだが、神様なんていない！ と言って基子は走り去ってしまった。しかし基子はその後も教会に通い、マグダラのマリアへの憧れを抱くようになっていった…。
10年前、基子はこの地に戻り教会を訪れた際、洗礼を受けた。そしてもう二度とこの地には戻らないといって去っていったという。
一方、晴樹は婚約者・泉美（蓮佛美沙子）に、基子の裁判が終わるまで結婚を待ってほしいと頼む。基子の事件に関わるようになってから、2人の間はギクシャクするようになった。
そんな中、3人目の犠牲者とされる千倉泰蔵（大谷亮介）が意識不明の状態から奇跡的に意識を取り戻した。そして「まりあ（広末）は悪くない。妻と別れて一緒に暮らすつもりだった。彼女は笑顔で『ありがとう』と言ってくれた。彼女は誰よりも優しく美しい聖女だ」と言った。
裁判が始まる前に基子と接見した晴樹。「今日は弁護士としてではなく来ました」といい、「あなたの全てがウソだ」と言ったことを謝罪した。基子のおかげで勉強ができるようになり、今の自分がいることを感謝していると…。基子は子どものころ、母から「聖女になりなさい」と言われ続けたという。「あなたといるときが唯一、聖女になれた気がした。あなただけを愛していた…」という基子。そしてガラス越しに手と手を合わせ見つめ合う基子と晴樹だった…。
■第4話「裁かれる女」あらすじ
ついに基子（広末）の裁判が始まった。基子の弁護を担当する前原（岸部一徳）、晴樹（永山）、黒坂（田畑）らは、検事の千葉（池田成志）が次々提示する証拠に反証を重ね、裁判員に基子の無実をアピールする。3人目の犠牲者で意識不明から回復した千倉（大谷）が、基子の無実を証言することに。しかし、晴樹の兄・克樹（青柳翔）が1人目の犠牲者・阿川（浜野謙太）殺害に関し、何かを証言することになった…。
NHK総合連続ドラマ10「聖女」（全7話）9月16日（火）夜10時第4話放送。再放送は23日(火) 午前1時25分～2時13分放送予定。主演：広末涼子、共演：永山絢人、蓮佛美沙子、岸部一徳、田畑智子、田中要次ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
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