友美（永作）の体になった薫（石田）は運命を受け入れるのか…NHK「さよなら私」第4話あらすじと予告動画
入れ替わったことでお互いの秘密を知ってしまう友美（永作博美）と薫（石田ゆり子）…薫はかつて子どもを産もうとしたができなかったこと、友美には乳ガンの疑いがあること…入れ替わった体で病気に向き合わなければならない薫は運命として受け入れるのか？NHK4日（火）夜10時放送「さよなら私」予告動画は番組公式サイトで公開。
家庭を大切にすることを第一と考える専業主婦の友美（永作博美）と、男に依存することなく1人で生きるキャリアウーマン薫（石田ゆり子）。対称的な2人それぞれ女性視聴者は感情移入できるのではないだろうか。40代女性にとっての幸せとは…円満家庭かそれとも充実したセックスライフか。「さよなら私」は世の男性陣にも見てもらいたいドラマである。かなり「女のホンネ」に迫った台詞が次々と出てくる。男性にとって、妻や恋人の「ホンネ」を知ったら…戦々恐々させられるに違いない。このドラマの脚本を、男性である岡田惠和が書いているのが恐ろしいぐらいだ。一体どうやって40代女性の深層心理をここまで深くえぐり出すことができるのだろう…。
安定した家庭を得ることで失うもの…1人の自立した女性として得る社会的地位と失うもの…女性視聴者には、どこかしら、なにかしら共感を得るものがあるのではないだろうか。妥協という言葉を使いたくはないが、両方を得ることは至極難しいことである。
■前回のあらすじ
入れ替わりの生活に慣れてきた友美（永作博美）と薫（石田ゆり子）。春子（佐藤仁美）は夫・光雄（尾美としのり）の浮気を疑い、家庭の良さを改めて分からせたいからとホームパーティーを提案し、友美（薫）の自宅で行うことになった。薫（友美）もひさびさ息子・健人（高橋來）に会えるとはりきって、健人の好物をたくさん作って友美宅にやってきた。不倫相手の冬子（谷村美月）との約束をドタキャンしてしぶしぶ付き合う光雄。そのホームパーティーは、光雄が名前を名乗らず不倫のことを話して盛り上がった洋介の家だった。
薫（友美）は友美（薫）が健人の母親として振る舞うのがガマンならなかった。「本当は私がママなのよ！」と叫びたい気持ちを抑えていた。春子は過剰なまでに友美の家を褒め、家庭のすばらしさをアピール。そんな中、いたたまれなくなった薫（友美）は家を飛び出してしまった。
後を追う友美（薫）…やっと2人きりになりお互い腹の底にため込んだイライラをぶちまける。挙げ句の果てには「アンタなんか大っ嫌い」と言い合う始末。
薫、友美、春子は高校1年のとき登山グループで一緒になったのを機に親友になった。薫たちのグループはみんなからはぐれてしまった。そのうち春子が足を痛め動けなくなり、友美が1人で助けを求めるため先に進んだ。その頃友美は、第1志望の高校に合格できなかったことで、家庭内が荒んでいた。毎日死にたいと思っていた。1人ガケの上に昇った友美はそこから飛び降りて死のうとしていたのだが…そこへ薫が現れ「私たち友だちにならない？ 友だちがいれば大抵のこと乗り越えられるでしょ」と言い、首に巻いていたスカーフをちぎり、ケガをしていた友美の手に巻いてくれた。
友美、薫はそのスカーフを大切にしまっていた。そして入れ替わった今、お互いがまだそのスカーフを大切にしていたことを知った。
■第4話「別れの予感」あらすじ
心が入れ替わった友美（永作博美）と薫（石田ゆり子）は、それぞれが抱える秘密を知ってしまう。薫はかつて子どもを産もうとしたができなかったこと。友美は乳ガンの疑いがあること…。友美の体になった薫は、それも自分の運命かもしれないと受け入れるのだが…。
NHK総合11月4日（火）夜10時より「さよなら私」第4回「別れの予感」を放送。主演は永作博美、石田ゆり子。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。さらにNHKオンデマンドにて見逃し配信中。
◇NHK総合「さよなら私」番組公式サイト公式サイト
◇NHKオンデマンド公式サイト
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