ギフ（鹿賀丈史）が置き手紙を残して旅に出た。恋人富士子（毬谷友子）と温泉旅行だと知ったテツコ（仲里依紗）は、自分の存在がギフの恋の邪魔をしているのではないかと考えるようになった…「昨夜のカレー、明日のパン」最終話はNHKBS 16日（日）夜10時より放送、予告動画は番組公式サイトで公開。

毎回素朴なメニューだけれどとてもおいしそうな料理が登場する「昨夜のカレー、明日のパン」。このドラマの料理監修をしているのが料理研究家の高山なおみ。1990年から2002年まで都内のレストランでシェフを務め、退職後に料理家となった。番組公式サイトにアップされている「昨夜のおかず、明日のごはん」では、高山直筆イラストや写真が添えられたレシピやメニューが公開されている。第6回の更新では、惣菜料理屋「パワースポット」の全メニューが掲載されている。もちろん値段付きで！「かぼちゃ入りポテトサラダ 300円／100g」「生春巻（スイートチリソースつき）200円／1本」など、メニューを見ているだけで楽しくなるしお腹が空く。

■前回のあらすじ
テツコ（仲里依紗）は缶のなかにしまっていた一樹（星野源）の骨をお墓に戻す決意をした。虎尾（賀来賢人）につきあってもらい、一緒にお墓までドライブに出かける。虎尾は一樹から受け継いだ車を廃車にするかどうかで、婚約者とモメていた。なかなか踏ん切りがつかなかったが、テツコと一樹（骨）を連れてドライブできたことで「一樹に最期のドライブさせるために、この車を残してたのかな」と…。やっと車を手放す決意ができた。

そんな中、岩井さん（溝端淳平）の双子の兄（冬彦）が家出をしてしまった。実家の料理屋を継いでいた兄だが、父親がとても厳しくて耐えられなかったのだろうと兄を思う岩井さん。人手が足りないから帰ってこいと言われた岩井さんだが、一度帰るとそのままズルズルと実家を継ぐことになりそうと心配しながら、一度実家へ戻っていった。
その頃、兄・冬彦（溝端淳平2役）は弟・政春を訪ねてこの街にやってきたのだが、行く先々で「岩井さん！」と弟と間違われ声をかけられ戸惑う。

弟のマンションへ行く途中、「パワースポット」に立ち寄った冬彦。ムムム（ミムラ）やサカイ君（福士誠治）は冬彦のことを「岩井さん」だと思いこみ「これからまかないを食べるから一緒にどうぞ」と厨房に招き入れる。戸惑いながらも断れず厨房に入る冬彦。結局2人には、岩井さんの双子の兄だと身分を明かし、自分の悩みを打ち明けた。冬彦は、自分の代わりはいくらでもいる。うちの店じゃなくたって、他にもたくさん店はあるし…となげやりなことを口にしたが、ムムムやサカイ君に励まされ、またこの街で弟がみんなから愛され、必要とされていることを知り、実家に戻ることにした。

一方、ギフ（鹿賀丈史）は書道教室で知り合った富士子（毬谷友子）と仲良くなった。ある日富士子が急に家に来ると言いだし慌てるギフ。幸い、その日テツコは虎尾と一緒に出かけるというので家にはギフ以外誰もいないはずだったのだが…。義妹・朝子（片桐はいり）がやってきて、しばらくここに住むと言い出した。そこへ現れた富士子。朝子と富士子とギフ…重たい空気が漂うなか、ギフはなけなしのヘソクリを使って寿司の出前を取るはめになった。
富士子に対抗意識剥き出しにする朝子。たまらず富士子は「寺山さん（ギフ）と2人きりになりたい。あの人に帰ってもらうように頼めないの？」と言われたのだが、ギフは「死んだ女房と約束したんです。自分が死んだあと、いつでも朝子が戻れる場所を作ってほしいと」と言って富士子の申し出を断った。そんなやり取りをコッソリ聞いていた朝子…。結局朝子も自宅に帰っていった。
その夜、テツコが家に帰るとカレーの匂いがした。昨夜のカレーをあたためギフと一緒に食べた。


■最終話「ご飯と銀杏」あらすじ
ギフ（鹿賀丈史）が手紙を残して旅に出た。心配するテツコ（仲里依紗）だったが、ギフの恋人の富士子（毬谷友子）との温泉旅行だと分かり、自分の存在がギフの恋を邪魔しているのでは…と不安になる。しかしその頃ギフは岩井さん（溝端淳平）の家にいた。富士子にだまされて大量に買わされた北欧家具の処理に困り、家具と一緒に岩井さんちに転がり込んでいたのだ。

11月16日（日）夜10時より放送NHK BSプレミアムドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」（全7話）、最終話「ご飯と銀杏」を放送。主演：仲里依紗　共演：鹿賀丈史、溝端淳平、小野ゆり子、片桐はいりほか。番組公式サイトにて、予告動画を視聴できる。

◇NHK BSプレミアムドラマ「昨夜のカレー、明日のパン」番組公式サイト

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