衝撃の事実！自殺した長沼雄一（矢柴俊博）は生きていた！彼が口をつぐんだこと、環境汚染被害者への給付金のため、ハシバは裏金工作をしていたのだった！松木（石丸幹二）は本当にハシバを潰してしまうつもりなのか！？27日（土）で最終回を迎えた斎藤工主演NHK「ダークスーツ」（全6話）はNHKオンデマンドにて全話配信中。

「昼顔」でブレイクした斎藤工主演のドラマ「ダークスーツ」が27日の放送で最終回を迎えた。「半沢直樹」（TBS）以降、企業ドラマがブームのようだが「ダークスーツ」もなかなか渋い企業ドラマとして見応えがあった。外資系ファンドの敵対的買収、日本の生産事業低迷と時流に乗ったテーマだったが、結末は日本の産業界に一筋の光が見えるようだった。
とはいえ、斎藤工のセクシーさに期待した視聴者には、ちょっと物足りなかったかも？　個人的に気になったのが「ダークスーツ」での斎藤工の髪型。
マジメなサラリーマンという設定なのか、どうも七三ぽい髪型がイケてなかったような気がする。最終話のラスト、松木らに見送られながら妻の治療のため、海外へ飛び立った一之瀬の髪型は、スーツ姿の時よりラフな感じでとてもかっこよかったのに…髪型で「オン」と「オフ」を切り替えているのだろうが…。
そんなセクシィー斎藤工に再び会えるのが2015年公開『THE NINJAWAR OF TORAKAGE』、内容等詳細はまだ公表されていないが、どうやらCGを駆使したものすごい映画になるようだ。来年の公開、今から楽しみである。
◇2015年公開『THE NINJAWAR OF TORAKAGE』公式サイト

■最終話「決戦」あらすじ
松木（石丸幹二）は御園会長（竜雷太）の実子だった。松木は憎き父・御園に報復を果たすため、ハシバを株式公開し外資系ファンドに買収させ、それによって得た利益を、かつてハシバが起こした環境汚染の被害者たちに支払い、すべてを清算させようとしている。一之瀬（斎藤工）たちは、ハシバをなくすためにここまでやってきたのではない。ライセンスビジネスでのハシバ再生に向け、一之瀬らは松木の行動を阻止しようとする。
松木はなぜハシバを憎むのか…それは御園と不倫関係にあった松木の母・寿々子（赤座美代子）を、御園が長沼雄一（矢柴俊博）と結婚させたこと。その後、長沼は青井が原ハシバ研究所から出た汚染物質で環境汚染が広がったことを苦に自殺してしまった。それ以降、寿々子、清臣母子は辛い人生を歩まざるを得なかったという。松木にとって御園への恨みはハシバへ向けられた。

専務取締役の井岡（大杉漣）は、青井が原で起こった全てを知っていた。自殺を図った長沼は実は生きていた。長沼は寿々子と結婚する際、連れ子の父親は死んだと聞かされていたのに、実父が御園だと知って憤りを感じた。長沼は研究所の配管が誤接続されていることを知りながら、御園に思い知らせてやりたかった…だから修繕の指示を出さずそのまま放置してしまった。自責の念に駆られた長沼は自殺を図ったが死にきれなかった。そのことを知った井岡は、長沼に一生面倒を見るからこのことは口外せず、長沼は死んだことにして他人として生きて欲しいと頼んだ。
ハシバがこれまで作り続けた裏金は、青井が原研究所が発生させた環境汚染の尻ぬぐいと、長沼への口封じだったのだ。しかしなぜ裏金を作ってまで隠蔽したかったのか…それは長沼がしでかしたことが公になった場合、寿々子・清臣母子が矢面に立たされるであろう…それをどうしても阻止したかった、御園会長の「愛」からくるものだった。松木は自分たち母子は御園から捨てられたと思っていたが、長きにわたり御園は松木母子のことを大切に思っていたのだ。
松木は御園から本意を聞き、実父への恨みは消え、再びハシバ再生のため全力を尽くすことを誓った。
そして取締役会議の日。塩崎（大和田伸也）から一度却下されたライセンス事業再開の議題が持ち出され、賛成数が過半数を超える6票投じられた。これでハシバ上場は見直され、ライセンス事業へ本格的に取り組むことになった。

社長に復帰した松木、番場（満島真之介）、高根沢（市川由衣）、小宮（大鶴義丹）、安城（神保悟志）に見送られ、一之瀬は妻・美砂子（倉科カナ）の治療のため海外へ飛び立っていった。


NHK総合「ダークスーツ」（全6回）12月27日（土）最終話「決戦」が放送された。再放送は1月9日（金）24時10分より放送。主演は斎藤工、共演は満島真之介、倉科カナ、大和田伸也、大杉漣、竜雷太、石丸幹二ほか。予告動画は番組公式サイトにて視聴できる。NHKオンデマンドにて「ダークスーツ」全話配信中。

◇NHK総合「ダークスーツ」番組公式サイト
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