多岐川（谷原章介）提案の直売所が上手く行ったのは最初だけ、あとは閑古鳥状態！村からの信用を失った多岐川だが、今度は村を株式会社「トマリファーム」にすると言い出した！そんな中、村にゲリラ豪雨が…反町隆史主演NHK総合14日（土）夜9時「限界集落株式会社」（全5話）、第3話予告動画は番組公式サイトで公開。

「渡る世間は鬼ばかり」で岡倉家の長女・弥生を演じている長山藍子。本ドラマ「限界集落株式会社」では名前こそ同じ「弥生」だが「渡鬼」とは真逆のキャラ、農家のおばあちゃん役である。正登（反町隆史）の母で、美穂（松岡茉優）の祖母・大内弥生の設定が73歳なのだが、長山藍子がそんな年のおばあちゃん！？　と思ったが、驚いたことに長山の実年齢も同じ73歳なのだ。
渡鬼の弥生のイメージが強いからか、おばあちゃんの印象がないのだが…。1990年にスタートした「渡鬼」。ちっちゃい子どもだったえなりかずきも立派な大人になったし、25年という歳月は確実に流れている。弥生もおばあちゃんになるわけだ。第1シリーズから登場していた岡倉節子役の山岡久乃は1999年に死去。初代岡倉大吉役の藤岡琢也は2006年死去。二代目大吉役の宇津井健も昨年死去。渡鬼のテーマ曲を作った羽田健太郎は2006年死去…と25年の間にいろいろな方がこの世を去った。ご高齢にもかかわらずお元気なのは石井ふく子プロデューサーと脚本家・橋田壽賀子。
そんな「渡鬼」のスペシャルが2月16日（月）、23日（月）と2週に渡って放送される。年の瀬に心筋梗塞で他界した大吉（宇津井健）の遺産相続がテーマ。さすがに三代目岡倉大吉は登場しなかったか…。

■第2話「多岐川の秘策」あらすじ
農協からキャベツの生産調整を命じられた止村の農家たち。補填金が出ても借金が残る、もう疲れたと村を離れる者も出た。そんな中、怪しげな男・多岐川（谷原章介）が再び村に現れた。生産調整で破棄されるキャベツを売ってみせますと正登（反町隆史）に言った多岐川は、畑に大勢の子供たちを連れ、キャベツ狩りをさせた。無農薬だから取ったその場で食べられる。有機野菜と銘打てば保護者の受けもいい。知人の旅行代理店に頼んで小学校の遠足として正登の畑に来させたのだ。参加費1人2,500円、参加人数55名、総額137,500円の売り上げとなった。
この実績を売りに、多岐川は止村の農家に「私があなたたちに代わって野菜を売ります。1ヵ月で300万円売ります」と宣言。美穂（松岡茉優）が中心となって野菜の直売所を設けた。ところが、農家から提供される野菜は色や形が悪い規格外ばかり。それを逆手に直売所ではどれでも好きな野菜の組み合わせでの量り売りや、直売所オリジナルメニュー・サラダ丼、キャベツをモチーフにしたゆるキャラで宣伝し、宣言通り1ヵ月で3,021,180円の売り上げとなった。
村の農家は多岐川と、販売契約書を交わしたのだが…。直売所が好調だったのは最初の1カ月だけ、その後多岐川は村から姿を消してしまった。
その頃、東京に戻った多岐川が訪れたのはソフトウェア会社「モクモク」本社。社長の佐藤（小木茂光）と談笑する多岐川だが、この男こそ多岐川を騙し、出資金800万円を奪った張本人。去り際、多岐川は佐藤に「新しい仕事を始める前にあんたの顔を見て気合いを入れに来た」と言い、佐藤への復讐を誓った。

■第3話「嵐」あらすじ
多岐川（谷原章介）が提案した直売所、当初はうまくいっていたがあっという間に廃れ、さらに多岐川は姿を消してしまった。せっかく多岐川を信用して任せたのに…そんな中、また多岐川が戻って「この村を『トマリファーム』として農業生産法人にする」と宣言するのだが、もう村の人間は多岐川を信用しない。そんな中、正登（反町隆史）は敢えて自分が生産責任者になり、多岐川の策に乗り、多岐川の力量を測ってやろうとした。そんなある日、突如村を襲ったゲリラ豪雨で畑がめちゃめちゃになってしまった…。

NHK総合2月14日（土）夜9時「限界集落株式会社」第3話「嵐」（全5話）を放送。再放送はNHK総合20日（金）24時10分より。出演は反町隆史、谷原章介、松岡茉優、平泉成、寺田農、長山藍子ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。NHKオンデマンドおよびGYAO！ストアで見逃し配信もしている。

◇NHK総合「限界集落株式会社」番組公式サイト
◇NHKオンデマンド/GYAO!ストア「限界集落株式会社」視聴
　（216円/1日間、972円/月額）
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