数々の漫画原作・脚本を手がけた長崎尚志の同名小説を、ＷＯＷＯＷの連続ドラマ初主演の松下奈緒と古田新太のＷ主演コンビで連続ドラマ化！松下が演じる元警察官で出版業界メインの調査員と、古田が演じる偏屈だけど漫画編集者としては奇才の持ち主の二人が謎に挑んでいく「闇の伴走者」が、いよいよ今週から4月11日（土）よりスタート！第1話は無料放送、予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

物語は、漫画界の巨匠が遺した未発表原稿の特長や道具から推測し、迷宮入り事件の真犯人を炙り出していく、という奇想天外なストーリーで、長崎尚志ならではの斬新な展開が待ち構えている。
また、謎の漫画は｢ミスターカワード｣で漫画家デビューし、サラリーマンとの二束のわらじを履く田中圭一が手掛け、鍵を握る漫画は「富江」シリーズなど怪奇漫画を手掛ける伊藤潤二が担当する。脚本はアニメを多く手がける佐藤大らが。監督は恋愛映画の旗手、三木孝浩がミステリーに初挑戦する。他キャストには、平田満、田中哲司、要潤、藤井美菜、真野響子、森本レオらの個性派が。未だかつて観たことのない新感覚のクライムミステリードラマがＷＯＷＯＷに誕生する。

主演を担当する松下は、主人公の水野優希を演じるにあたり「元警察官で調査員という役柄が面白い」と言い、「元警官だからこその使命感や責任感、強さと弱さを持ち合わせたキャラクターだなと感じた」その魅力を語っている。
W主演の古田との共演については、「絶対！面白くなりそう！楽しくなる！」と共演を楽しみにしている。

一方、古田は、原作者の長崎が脚本家としても参加した『20世紀少年』に春波夫役に出演しており、今回は「長崎さんの原作作品に出演することを楽しみにしている」と言いながらも、「原作では、とにかくデカい人ですが、それほどオイラはデカくないです」といい、役では大食漢だが実際には少食で、甘いものも苦手だと明かした。また、初めて共演する松下については、「見たまま綺麗な人。クレバーな女優さんのイメージ」と、クセの強い自らの役者イメージとの反比例を楽しんでいる様子。

■あらすじ
漫画界の巨匠・阿島文哉（ベンガル）の一周忌に５０枚の未発表画稿が発見された。作画は阿島そのものだが、３５年前の連続女性失踪事件を彷彿とさせる謎の多い内容だった。阿島夫人（真野響子）は、本当に夫の作品なのか調べるよう、アジマプロの部長（要潤）に指示を出した。調査を依頼された元警察官の水野優希（松下奈緒）は、フリーの漫画編集者・醍醐真司（古田新太）に協力を求め、画稿の背景やシャドーの描き方、癖、ペンや道具の種類などから描かれた年代と作者を炙り出していく。その醍醐の豊富な知識と推理力には、元部下で大手出版社の副編集長（田中哲司）もうなるほどだった。
果たして迷宮入り事件の真犯人は阿島なのか！？勘と体力には自信がある優希と醍醐はぶつかり合いながらも命を張って事件の謎を究明していく。やがて漫画の中に想像を絶する悲しくも恐ろしい、犯人の手掛かりが潜んでいることに気付いてしまうのだった！

■スタッフ
原作：長崎尚志『闇の伴走者―醍醐真司の博覧推理ファイル―』（新潮文庫刊）
監督：三木孝浩（『ソラニン』『僕等がいた（前・後篇）』『ホットロード』『アオハライド』）
脚本：佐藤大（「カウボーイビバップ」「攻殻機動隊　ＳＴＡＮＤ　ＡＬＯＮＥ　ＣＯＭＰＬＥＸ｣「交響詩篇エウレカセブン」）
　　　阿相クミコ（「残念な夫。」「連続ドラマＷ 鍵のない夢を見る～石蕗南地区の放火」「マルモのおきて」）
漫画担当：田中圭一（『神罰』『ペンと箸』『うつヌケ 〜うつトンネルを抜けた人たち〜』）
　　　伊藤潤二（『富江』『うずまき』『ギョ』）
音楽：グランド・ファンク（『ホットロード』『告白』「ＳＰＥＣ〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」シリーズ）
プロデュース：喜多麗子（「連続ドラマＷ 天使のナイフ」「眠れる森」「ＷＩＴＨ ＬＯＶＥ」）
出演：松下奈緒・古田新太（Ｗ主演）、田中哲司、要潤、藤井美菜、温水洋一、野間口徹 ／池田鉄洋、前野朋哉、モロ師岡、ベンガル、石丸謙二郎、藤田弓子 ／ 真野響子、森本レオ、平田満　ほか
制作協力：東宝映画
製作著作；ＷＯＷＯＷ

◇WOWOW「闇の伴走者」番組公式サイト