石田三成（眞島秀和）の遺児が米沢にいるという噂で大騒ぎになる上杉家中、天徳和尚（伊武雅刀）が新九郎（中村蒼）の秘密に気づいたことを知った慶次（藤竜也）は、妻・三津（江波杏子）に今まで隠していた秘密を打ち明けた！NHK総合14日（木）夜8時より「かぶき者 慶次」第6話、予告動画は番組公式サイトで公開。

「男子厨房に入らず」という言葉があるが「かぶき者 慶次」では毎回、慶次（藤竜也）が作る朝食が登場する。炊きたての白米、味噌汁、漬物、シンプルな朝食だが、これが実においしそう。朝稽古をする新九郎（中村蒼）や佐乃（西内まりや）らに「さぁ、朝ご飯ですよ！」と慶次が声をかけ、みんなで食べる…なんとアットホームなシーンだこと。天下のかぶき者と言われた前田慶次が、家族のために朝食を作るようなキャラだったとは、誰が想像しただろう。猛々しいイメージの慶次を、素敵な好々爺キャラにしたことで、ドラマの面白さに深みを増す。いい感じで枯れたジジィになっているのに、若い女性にはモテるし、武術の腕は相当なものだし、男っぷりのいい性格だし…やっぱり前田慶次はジジィになってもかっこいい。今の時代にこのキャラの慶次がいるとすれば、イタリアンスーツに身を包んだジジィが若い女の子を助手席に乗せ、真っ赤なカブリオレに乗っている…そんなイメージではないだろうか。

ドラマも佳境に入り、徳川側に新九郎の秘密がバレそうになる。果たして慶次は新九郎を守り切ることができるのだろうか？　そして事実を知ったとき、新九郎はどうなるのか…今後の展開が楽しみである。

■前回のあらすじ
金沢からやってきた慶次（藤竜也）の妻・美津（江波杏子）、長女・華（青山倫子）も米沢に滞在することとなり、次女・佐乃（西内まりや）と新九郎（中村蒼）も加わり前田家がそろった。そんな中、石田三成（眞島秀和）の子が米沢に隠れ住むという噂が流れる。その噂の元を辿ると天徳和尚（伊武雅刀）だった。上杉家中は穏健派の与板組と武闘派の馬廻組に二分化され、馬廻組は三成の子を楯に大阪の豊臣家とともに徳川家と戦い、勝って越後に帰るつもりでいた。一方、与板組はここ米沢に根を下ろすことを考え、新田開拓を進めようとする。両組の確執が深まれば深まるほど、上杉家を潰しやすくなると睨み、徳川家は天徳和尚を密偵として米沢に派遣し、わざと上杉家中に三成の遺児の噂を流し、馬廻組を煽り混乱させようとしていた。
さらに、三津がつい最近まで新九郎の存在を知らなかったことを察知した天徳和尚は、わざと三津に「新九郎は慶次の子ではないのかも？」と鎌をかける。しかし三津は「新九郎は前田慶次の子です」と言い放った。天徳和尚が三津に会いに来たことを知らされた慶次は、龍軽寺へ出向き天徳和尚の顔面を殴り「余計な口出しはするな！」と釘を刺した。慶次は天徳和尚の素性を察知し、新九郎の身に危険が迫っていることがわかった。

■第6話「家族の絆」あらすじ
天徳和尚（伊武雅刀）らの怪しい動きを察知した慶次（藤竜也）は、とうとう三津（江波杏子）に新九郎（中村蒼）が石田三成（眞島秀和）の遺児であることを打ち明ける。三津は慶次を信じ、長女・華（青山倫子）を連れて金沢に帰るのだが…。

NHK総合 木曜時代劇5月14日夜8時より「かぶき者 慶次」（全11回）第6話を放送。再放送は21日（木）午後2時5分より。出演は藤竜也、中村蒼、西内まりや、工藤阿須加、江波杏子、青山倫子、壇蜜、笛木優子、田畑智子、前田美波里、角田信朗、伊武雅刀、火野正平ほか。NHKオンデマンドで見逃し配信中。

◇NHK総合　木曜時代劇「かぶき者 慶次」番組公式サイト
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　　【春ドラマ一挙紹介】　　【「かぶき者 慶次」各話あらすじ】

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