今シリーズ警視総監役で登場している里見浩太朗！まだ、倫太郎（渡瀬恒彦）にとって敵となるか味方となるか不明だが、明日の第6話では、倫太郎を9係の係長に据えた元警視総監役で津川雅彦が登場する！名優たちが揃う第6話「完全犯罪理論」は、6月3日夜9時からテレビ朝日で放送、予告動画は番組公式サイトで公開。テレ朝動画で見逃し配信もしている。

第4話で9.8％まで落としてしまった視聴率、やや回復して11％台に戻った先週は、アイドルと大御所俳優とのスキャンダルが起こしたやりきれない事件だった。（視聴率はビデオリサーチ関東調べ）
それでも倫太郎と青柳（吹越満）たち“おやじ”がアイドル談義するシーンは、アドリブっぽくて思わずニヤリとさせられた。ところで大御所俳優役を担当した国広富之は、62歳の今もロマンスグレーで美しい。ちょっぴりファザーコンぎみの若菜が好意を抱いてしまうのも納得のキャスティングだった。

そして次回第6話のゲストもなるほどのキャスティング。16歳で銀幕デビューをし、かつては好色な中年男性を多く演じた津川雅彦も今は75歳。いい具合に枯れた演技で、2015年冬期ドラマ「銭の戦争」のホームレスから300億円もの大金を動かせるまでに成り上がった紅谷役、昨年のNHK時代劇「銀二貫」ではなにわ商人・和助、2007年「華麗なる一族」の大蔵大臣役、そして『ストロベリーナイト』シリーズの監察医役…どんな役にもハマる。


■前回あらすじ
アイドルグループ「ピンク・トマト」のナンバーワン若菜（吉岡里帆）がコンビニに買い物に行く途中、襲ってきた男を刺殺したと110番してきた。被害者は、定職にもつかず引きこもっていた青年。彼は、「ピンク・トマト」の二番手クルミのファンで、一時はクルミをナンバーワンにするために若菜を襲ったとも考えられた。
若菜は正当防衛を主張するが、志保（羽田美智子）は女の勘で、コンビニに行くにしてはおしゃれをしている若菜を不審に思い、恋人に会っているのではと考えた。事件当夜、アイドルに寄りそう第三の男が目撃されるも、若菜は口を閉ざして何も語らない。凶器からは被害者以外の血液が検出されるなど次々と疑惑が浮上。
一方、被害者の胃には鯛焼きのような食べ物が未消化のまま残っており、殺害される前、2時間も鯛焼きを焼く姿を見ていたという奇妙な目撃証言もあった。そこから意外な事実が分かった。実は被害者は「ピンク・トマト」の歌に勇気をもらい働こうと、鯛焼きやピザ店の店先で見学していたのだった。
その夜路上では男女3人がもめていた。三角関係の中心にいたのは若菜。そして2人の男性は大御所俳優・樋口栄太郎（国広富之）と息子、二世タレントの栄だった。実は、若菜と付き合っていたのは父の栄太郎。栄も若菜に迫っており、自分ではなく父を選んだ若菜をナイフで刺そうとし、偶然通りかかった被害者が女性を守ろうとして刺されてしまったのだ。
栄太郎は、息子の罪をかばうために、若菜が一人でいるときに襲われ正当防衛で刺してしまったというシナリオを作ってすべてを若菜に押し付けた。前に踏み出そうとした尊い若者を悪者のまま死なせていいのかという倫太郎たちの説得で若菜はすべてを自供。倫太郎は、栄太郎に「あんたが守りたかったのは樋口栄太郎だ。人間として父親とした最低の屑だ」といつになく激しい口調で言い捨てた。
事件解決後、定職にもつかない息子を育ててしまったことを恥じていた両親に、倫太郎と直樹は、被害者が働こうとしていたこと。そして刺されそうになった女性を助けようとした。「危険な目に遭っていたのが若菜だと気付いたのかどうかわからない。相手が誰であれ助けたでしょう。素敵な息子さんでした」…倫太郎の言葉に両親は救われた。


■第6話「完全犯罪理論」
元警視総監の北田（津川雅彦）が学長をつとめていた大学を辞任表明した。北田の大学は法曹界に多大な権力があって元警視総監が学長を務めるという事は、警察にとっては検察を抑え込む効果があるため、北田の辞任は警察にとっては一大事。
そんな折、北田の大学の犯罪心理学の宮崎教授が青酸性の毒物により死亡。当初自殺も疑われたが、毒物の入っていたコーヒーカップが見つからない。9係のメンバーたちは他殺で捜査を開始。さらに北田は、自分が殺していたとしても不思議はない…と、倫太郎に告げた。果たして北田は殺人を犯したのか!?

「警視庁捜査一課9係」は毎週水曜日夜9時から放送。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

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◇テレ朝「警視庁捜査一課9係」番組公式サイト

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