前週は、希（土屋太鳳）と一子（清水富美加）のスウィーツ対決を通して、故郷と仲間を恋しがる一子の気づきが描かれたが、第17週では美的センスを磨けと、希にフランス行きが言い渡されるが、難題が持ち上がり希が究極の選択をすることに…「まれ」前週あらすじと、7月20日（月）～25日（土）第17週「究極選択パリブレスト」のあらすじを紹介、番組公式サイトに予告動画が公開されている。番組放送後、NHKオンデマンドで見逃し配信する。

次週のタイトルの“パリブレスト”は、リング型のシューを水平に切って、間にアーモンドのプラリネ入り のクリームを挟み込んだもの。1891年、フランスのパリとブレスト間を走る自転車レースが始めて開催された時に記念して作られた。リング型は自転車の車輪を模したと言われている。

さて、前週は、マ・シェ・リ・シュシュの悪口を書いていた人気ブロガー・わんこが一子だと分かった。そうとは知らずに希たちは挑発に乗ってしまい、スウィーツ対決をする羽目に。一子と顔合わせした希は、「高級路線が本当に目指すケーキなのか」と指摘され、祖母幸枝（草笛）にいわれた「自分がどんなパティシエになるのか決めるときが来る」がそう遠くないと悩む。おまけに、もし一子が負けると一子はますます故郷に帰りづらくなる。悩む希の背中を藍子（常盤）たちが押し、勝負を受けて立つことに。大悟（小日向）も、値段のために材料の質や原価を落とさないことを条件に承諾した。
勝負のケーキはカップにさえ入っていれば値段もコンセプトも自由。二人のケーキをスタジオと各地で試食してもらい、売上金額で勝負。勝った方のケーキは、全国展開の「コンビニチェーンCショップの新スウィーツ」として売り出されることになる。メジャーになりたい一子にとっては願ってもないチャンス。決戦の日の実況中継は「アット・マイ・ドリーム」が担当することになり徹（大泉）も大喜び。

いよいよ決戦の日、一子が発表したケーキは「幸せ貧乏家族」99円。希がかつてスウィーツコンクールに出展したロールケーキの名前だ。一方、希のケーキは「ちょっぴり晴れの日」350円、頑張るお父さんが家族のために奮発して買うケーキ。

各地の集計結果が発表される中、一子はこれが“一子が勝つ”出来レースだと知らされショックを受けた。そんな一子に藍子が優しく声をかけ、洋一郎（高畑）が持ち込んだ能登のみんなからの愛のこもった映像が勇気を与えた。一子は仕組まれた集計のやり直しを申し出、正々堂々と勝負に挑んだ。そして接戦の末、勝利したのは一子の99円ケーキだった。
ショックを受けるマ・シェ・リ・シュシュの面々だったが、Cショップの責任者から、一子のケーキは初めこそ好調だったが、結局は希のケーキに客は流れており、あと少し勝負の期間が長ければ希が逆転していたと聞かされ、ほっとした。
結局、一子のケーキは彼女自身が考えたものではないことも分かり、一子のメジャーデビューの夢は露と消えた。

こじれすぎて自分の感情を持て余していた一子は、正々堂々と自分と戦ってくれた希、そして故郷のみんなの愛を感じ、やっと素直になれた。「希が大嫌い。それでも大好き。故郷に帰りたい。希のところに帰りたい」と本心を吐露した。

前週は、横浜に出て来て徹の夢の伴走をすることを決心した藍子と徹のラブラブぶりもたっぷり描かれた。それにしても徹のオフィスがお洒落なこと。家族の写真こそ飾ってあったが、何やら不吉な予感が…。
また、気になる洋一郎の恋の告白もあったが、“色に出にけり洋一郎の恋”は、あまりに出過ぎていたようで、一子に先刻承知とあっさりとかわされてしまった。でも決戦会場で流された映像は、一子がいなくなってから洋一郎がホームビデオで長年撮りためたもの。どんな告白よりも洋一郎の熱い想いがこもっていた。

第17週もお笑い芸人がゲスト出演する。ほっしゃん。から改名し、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」にも出演して俳優としても大活躍している星田英利だ。

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※キャストの紹介は、本記事最後に移動しました。

■第17週（7/20-25）
【第97話】7/20（月）
希(土屋)と徹(大泉)が暮らす横浜に、藍子(常盤)が引っ越してくることになった。家族3人の生活に胸が高鳴り、ますます仕事に精を出す希。そんな希に大悟(小日向)は、パティシエとしてのセンスを磨くためにもフランスで修業をしてこい、と命じる。その夜希はフランス行きを藍子に相談するが、夫である圭太(山崎賢人)の意見はどうなのかと聞かれる。すっかり舞い上がっていた希は、能登にいる圭太に慌てて電話をするが…。その頃一子がついに能登へ帰って来る。

【第98話】7/21（火）
かつて、希(土屋)の企画する能登移住ツアーに参加し、圭太(山崎)たちをだました安西(六角精児)が粉飾決算で逮捕された。ニュースを見た希と藍子(常盤)は、ひどい男だったと言い合う一方、徹(大泉)の顔は青ざめ、携帯電話が鳴りやまなくなる。希たちに事情を問い詰められた徹は、実は徹は会社設立の資金5000万円は安西の会社が保証人になっているのだ、と思わぬ告白をする。
ピンチの父徹を残して渡仏することをためらう希は、圭太に連絡しようとするが…。

【第99話】7/22（水）
希(土屋)がフランス行きを決意した矢先、圭太(山崎)が倒れたと、弥太郎の下で働く亜美(梶原ひかり)から連絡が入った。夜行バスに飛び乗り、輪島にかけつけた希は、弥太郎(中村)が脳こうそくで倒れて入院し、圭太はその代わりを務めようと走り回ったために過労で倒れたのだと聞く。圭太は、希の渡仏修行や徹の窮地を聞き、自分には構わず希に横浜に戻るように言う。そして心配する希をよそに休む間もなく寝床を抜け出し、まき絵師との打ち合わせに向かい…。
一方、徹はある決意をしていた。

※16話より【第100話】7/23（木）
圭太(山崎)が心血を注いでいるのは、フランスの有名メーカーとの共同開発で磁器に漆を塗る陶胎漆器(とうたいしっき)という製品だが、開発者の弥太郎(中村敦夫)が倒れてしまい、中止に追い込まれかけていた。一方東京では、万策尽きた徹(大泉)が藍子(常盤)と共に、会社をたたもうとしていた。そんななか、先方のフランス人担当者が圭太のもとを訪れ、圭太に最終通告を突きつけようとする。その話を聞いた希は、圭太のためにフランス菓子を焼く。

【第101話】7/24（金）
急場の思いつきで輪島塗の皿に菓子を乗せ、フランス人の担当者に出した希(土屋太鳳)。先方は企画の破談を圭太(山崎)に申し入れにきたのだが、和食器とフランス菓子の融合に感激し、もう一度チャンスを与えてもらえることに。その夜、希は塗師屋の手伝いをしようとするが、希に対しての亜美(梶原)や弥太郎(中村)の態度がつれない。翌朝、彼らの真意を感じとった希は、圭太を前に大きな決意を伝える。

【第102話】7/25（土）
輪島で圭太(山崎)に決意を伝えた希(土屋)が、再び横浜に戻ってきた。「マ・シェリ・シュ・シュ」では、希の帰りを心待ちにしていた大悟(小日向)がそっけない態度で希の帰りを迎える。そんな大悟に対して希は、能登で決意したある思いを伝える。しかし、突然の希の申し入れを大悟が受け入れるはずもなく、無理難題とも思われる課題を突きつけられてしまう。

■キャスト⇒相関図（NHKサイトへ）
ヒロイン・紺谷希（旧姓・津村希）役：土屋太鳳（少女時代：松本来夢）
父・津村徹役： 大泉洋
母・津村藍子役： 常盤貴子
弟・津村一徹役：葉山奨之
祖父代わり・桶作元治役：田中泯
祖母代わり・桶作文役：田中裕子
同級生・紺谷圭太役：山﨑賢人
同級生・寺岡みのり役：門脇麦
同級生・蔵本一子役：清水富美加
同級生・角洋一郎役：高畑裕太
同級生・二木高志役：渡辺大知
紺谷弥太郎役：中村敦夫
＜横浜の人々＞
オーナーパティシエ・池端大悟役：小日向文世
大悟の妻／天中殺オーナー・輪子役：りょう
大悟夫妻の息子・大輔役：設楽優弥
大悟夫妻の娘・美南役：中村ゆりか
パティシエ・浅井和也役：鈴木拓
パティシエ・矢野陶子役：柊子
謎の料理人・珍文棋役：孫成順
語り・魔女姫役：戸田恵子


■「まれ」本編
・放送は2015年3月30日（月）～9月26日（土）、全156回予定。
・NHK総合（月～土）8：00～8：15／12：45～13：00（再）
・BSプレミアム（月～土）7：30～7：45／11：00～11：15（再）
・BSプレミアム（土）9：30～11：00（1週間分）

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