前週はパティシエと母親と2つの人生を歩く決心をしたが自信を失くし落ち込む希（土屋太鳳）と、男と東京恐怖症に悩むマキ（中川翔子）を中心に物語は展開！次週は大悟（小日向文世）が登場し、いよいよ希が「世界一のパティシエの夢」に向かって動き出す！そして大輔（柳楽優弥）が徹（大泉洋）の情報を持ってくる…「まれ」前週のあらすじと9月14日（月）～19日（土）第25週「秒読みコンクールケーキ」のあらすじを紹介、番組公式サイトに予告動画が公開されている。番組放送後、NHKオンデマンドで見逃し配信する。

前週は、両親の許可を取り付けた沙耶（飯豊まりえ）が戻ってきたところから始まった。
圭太は希に女将を卒業してパティシエに専念するように勧め、弥太郎も、今後は心で圭太を支えるようにと応援してくれた。そんな中、沙耶が勝手に「ママさんパティシエ洋菓子コンクール」出場の誘いの電話にOKを出したことで、希は陶子（柊子）が審査員を務めるコンクールへの出場を決心。陶子は人気パティシエTOKOとして大活躍していた。
沙耶の協力を得て徹底的にデーターを分析し、店でも人気のケーキ「マルジョレーヌ」に勝負をかけた希。だが結果は惨敗。当日、希のケーキを試食した陶子は「なめすぎ～」と決め言葉で希のケーキを酷評。

陶子は、何が悪かったかと訊く希の質問には答えず、「プチ・ソルシエール」であっという間に希と同じケーキを作った。陶子のケーキは美味しくこれまで食べたことのない独創的な味だった。陶子は、「地元の食材にスポンサーのショコラを使っただけで、希のケーキにはオリジナリティは何もない。8年間何をしてたのか？」と酷評。人生全部をお菓子につぎ込んだ陶子からすれば、安定した生活の中で気楽な希の心意気は、陶子には「なめすぎ～」だと見えたのだった。確かに、希はデーター分析だけで実際に作ってその味を確かめることをしなかった。かつての希からは考えられないことだった。

頭では、自分のレベルが分かっただけでも良かったと納得しようとした希だったが、心がそうはいかなかった。干からびたケーキを客に食べさせられないと、かつての大悟のように店を休業にしてしまった。気を取り直した希は「JAPAN洋菓子コンクール北陸地区大会」への出場を決意。だが、アイデアが全く沸いてこない。イラつく気持ちをとうとう娘の歩実にぶつけてしまった。
パティシエと母親の両立に自信を無くした希を圭太が一喝。希だけでなく子供たちも頑張って応援していることを話し、希は、自分だからできるケーキを作る決心をした。子どもたちが大好きなおっぱいからヒントをもらい、母乳の成分一つであるうまみの成分・グルタミン酸を多く含む昆布をケーキの素材に使うことを思いついた。昆布は子供たちが大好きな希の味噌汁のダシでもあった。

だが、二兎追うものに天は厳しかった。歩実たちの相撲大会が雨で順延になり、コンクールの日と重なってしまった。圭太のフォローもあって歩実と匠はコンクール出場を勧めたが、当日になって歩実が泣き出してしまった。後ろ髪をひかれつつも店に向かった希は、コンクールに向けて最後の準備に取りかかった。後は会場で最後の仕上げ…だが、歩実の泣き顔を思い出した希はコンクールを諦めて相撲大会の応援を選んだ。相撲大会では歩実が低学年の部でみごと優勝。
ところが、またもや沙耶がやってくれた！希のケーキを勝手にコンクールに出していたのだ。もっとも最後の仕上げを沙耶が希と偽ってやったために失格となったが、昆布と桃とホワイトムースの新たな味は絶賛された。フランス語で“二つの人生”の意味を持つ「Deux vies（ドゥ ヴィ）」は最高点を取っていた。

一方、マキが青森出身でかつて歌手を目指して上京した過去があったことが分かった。役者を目指す彼と共に夢を見たが、諦めて結婚をすることに。だが、マキは夢も男も捨てて能登に逃げてきた。そうしてマキの東京恐怖症が始まったのだ。そんなマキが今の彼からプロポーズされたが、彼が東京に転勤するとあって断ろうとしていた。村では、一子の呼びかけでマキを歌で応援することに。高志が作曲、ご近所みんなで作詞を担当した「東京応援歌」（ドラマ主題歌の「希空」を替え歌に）をマキに披露。マキはみんなの好意に感謝し、プロポーズを受けることにしたことをその場で報告。
その時、東京の高志から電話が入った。「ママさんパティシエ洋菓子コンクール」でマキ率いる「うみねこ座」の応援ソングが「美しすぎる村の合唱団」としてネットで話題になっているらしい。男も東京も手に入れたマキは地元・青森弁を披露し、「津軽海峡冬景色」をみんなの前で熱唱した。

第24週最後には大悟の登場もあり、いよいよ希の「世界一のパティシエの夢」に向けて物語は2015年に進む！

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※キャストの紹介は、本記事最後に移動しました。

■第25週（9/14-9/19）
【第145話】9/14（月）
希（土屋太鳳）の店に、突然現れた大悟（小日向文世）。あいさつをする間もなく、希がコンクールに出したケーキの素材について質問を浴びせる。それでも好奇心がおさまらない大悟は桶作家にまで押し掛け、出される料理の食材について目を輝かせながら周囲を質問攻めに。夜になり、ひとり台所で能登の食材を試す大悟。そんな大悟に希はつい、世界一とはどういうことか問いかけ、始めは無視していた大悟が自分が世界一のパティシエを目指すきっかけとなったことを話す。

【第146話】9/15（火）
大悟（小日向文世）の考える世界一を知った希（土屋太鳳）は、ケーキをリニューアルし、店の営業を再開。そんなある日、希のもとに、近日中に開催される「全国フランス菓子コンクール」で希の密着取材を担当することになったと一子（清水富美加）がやってくる。コンクールへの出場など寝耳に水の希だったが、どうやら大悟が勝手に応募したらしい。調べてみると、そのコンクールのレベルは非常に高く、困惑する希だったが…。

【第147話】9/16（水）
「全国フランス菓子コンクール」への出場を決意した希（土屋太鳳）のもとに、突然大輔（柳楽優弥）が訪れる。大輔は以前と同じ「おはよう」を希に披露し、人懐こい笑顔とトークで双子をはじめ皆の心をつかんでしまう。すっかり大輔ペースになっている桶作家に圭太（山﨑賢人）の心は穏やかではない。だがその夜、圭太はいつになく真剣な表情の大輔から能登に来た本当の理由を聞く。

【第148話】9/17（木）
大輔（柳楽優弥）から、埼玉で徹（大泉洋）を見かけたと、思わぬ報告を受けた圭太（山﨑賢人）と一徹（葉山奨之）。圭太は希（土屋太鳳）に一徹は藍子（常盤貴子）にこの事実をそれぞれ伝えることになり、目的を果たした大輔は能登を去る。そのころ希は、「全国フランス菓子コンクール」への出場に向けケーキのテーマを考えていたが、決定的なアイデアが浮かばず悩んでいた。

【第149話】9/18（金）
徹（大泉洋）が生きていた事実を知った一徹（葉山奨之）は、意を決し藍子（常盤貴子）に伝える。徹を探しに行くという藍子を制した一徹は、これまで打ち明けられなかった父への苦悩を口にする。一徹は、徹が家を出ていくことを知りながら止めなかったことを悔やみ続けていた。そして一徹は徹を探すためひとり、埼玉に向かう。
一方、希（土屋太鳳）の義理の父・博之（板尾創路）が市長に当選し、塗師屋で祝いの宴が行われる。関係者が祝福するなか、父と折り合いの悪い圭太（山﨑賢人）は姿を見せず…。

【第150話】9/19（土）
圭太（山﨑賢人）が輪島塗を語る言葉にヒントを得て、コンクールで作るケーキのテーマを決めた希（土屋太鳳）。一方、徹（大泉洋）を探しに埼玉に向かった一徹（葉山奨之）は、手がかりもなく能登に戻ってきた。なんとか徹に希のコンクールを伝えたい一徹は、希の店のホームページを使ってある作戦を考える。そんななか希は、コンクールに向けてひたすらルセットを考える。そして5時間30分という制限時間内に作るために試作を重ねるが…。

■キャスト⇒相関図（NHKサイトへ）
ヒロイン・紺谷希（旧姓・津村希）役：土屋太鳳（少女時代：松本来夢）
父・津村徹役： 大泉洋
母・津村藍子役： 常盤貴子
弟・津村一徹役：葉山奨之
祖父代わり・桶作元治役：田中泯
祖母代わり・桶作文役：田中裕子
同級生・紺谷圭太役：山﨑賢人
同級生・寺岡みのり役：門脇麦
同級生・蔵本一子役：清水富美加
同級生・角洋一郎役：高畑裕太
同級生・二木高志役：渡辺大知
紺谷弥太郎役：中村敦夫
紺谷匠役：小山春朋（圭太と希の双子の息子）
紺谷歩実役：横山芽生（圭太と希の双子の娘）
＜横浜の人々＞
オーナーパティシエ・池端大悟役：小日向文世
大悟の妻／天中殺オーナー・輪子役：りょう
大悟夫妻の息子・大輔役：設楽優弥
大悟夫妻の娘・美南役：中村ゆりか
パティシエ・浅井和也役：鈴木拓
パティシエ・矢野陶子役：柊子
謎の料理人・珍文棋役：孫成順
語り・魔女姫役：戸田恵子


■「まれ」本編
・放送は2015年3月30日（月）～9月26日（土）、全156回予定。
・NHK総合（月～土）8：00～8：15／12：45～13：00（再）
・BSプレミアム（月～土）7：30～7：45／11：00～11：15（再）
・BSプレミアム（土）9：30～11：00（1週間分）

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