昨夜14日最終回を放送したフジテレビ月9「恋仲」は、最後の最後まで視聴者に気をもませて、あかり（本田翼）は葵（福士蒼汰）を選んだ！また、注目の生放送は、ドラマのキーとなる浴衣＆花火のシーンで、ドラマの大ファンを公言するAKB48の指原莉乃がゲスト出演した！フジテレビオンデマンドで見逃し配信をしている。

最終回では、いよいよ二人のアオイのどちらを選ぶか？という最終判断があかりに突きつけられた。三浦葵（福士蒼汰）と蒼井翔太（野村周平）は、正々堂々と最後のアタック！
だが、場面は転換し、結局あかりがどちらのアオイを選んだかは視聴者にはわからない。視聴者に知らされたのは、二人のアオイの親友・公平（太賀）と葵の妹・七海（大原櫻子）とのやり取りなどから、あかりがどちらかのアオイと間違いなく結婚するという事実だけ。

こうしたロマンス物は、幼なじみと結ばれるのが定石だが、当日の番宣で本田は、「二人のアオイのどちらを選ぶ？」という質問に「公平！」と掟破りの回答。さらにはドラマに戻って、挙式前日には葵とあかりがラーメンを食べて婚約者同志と思えない別れの挨拶をしたことなどから油断はできない。

結婚式のシーンでもなかなか新郎が明かされない。そろそろ視聴者も焦れてきたが、それでも“恋仲チーム”は手を緩めない。葵と翔太が時間になっても結婚式会場に現れず、2人そろってどこかを走っている。おまけに揃ってつやのあるグレーのスーツと、新郎をにおわせている。しびれを切らした視聴者をからかうように、やっと新郎新婦の入場。大方の期待通りあかりは葵と腕を組んで現れた。だが、このドラマどんなどんでん返しがあるかわからない。遅れた翔太の代役というのも考えられるし、名作洋画『卒業』でダスティン・ホフマンのように花嫁をさらう展開だってありえる。
だが、式のあとのパーティーで葵が新郎のスピーチをたどたどしく始めたから、視聴者の心配は杞憂に終わった。

そうなると周平ファンとしては、どのタイミングで周平が現れるのか、だ。周平は葵のスピーチの途中で、失踪したあかりの父・寛利（小林薫）を探し出して連れてきた。晴れて花嫁と父との再会も実現し、葵は、あくまでも周平をたてたスピーチで勝利宣言（？）し、大団円で波乱万丈のラブストーリーに幕を下ろした。
視聴者から人気の高かった公平と七海の恋も、パーティー最後のブーケトスで二人そろってケーキにツッコミながらもみごとキャッチしたことでハッピーエンド。

視聴者最後の注目は、生中継とビッグゲスト！生中継は最終回ラストで、第1話を彷彿させるお祭りのシーンだった。葵とあかりが浴衣姿ですれ違った女性に写真を撮ってもらうが、携帯カメラのシャッターを押したのがAKB48の指原莉乃。指原は、大の恋仲ファン！第1話からどんな役でもいいから出たいと公言していた。念願かなっての最終回ゲスト出演。放送終了後、指原は「これで指原も月9女優になれました！皆様ここまで支えてくださりありがとうございました！」「私の役名は「通行人」でした。 役作りの甲斐あって、しっかり通行人ですね」などとTwitterに喜びを報告していた。

初回視聴率9.8％と月9にしては低飛行でスタートした「恋仲」だったが、その後、 9.9％、11.9％、10.8％、11.8％、9.5％、10.6％、10.9％、そして最終回は自己最高視聴率には及ばなかったものの11.5％の高視聴率で有終の美を飾った。最終回放送中には、Twitterでドラマ視聴中の様子を生中継したり“恋仲祭”でにぎわった。
最近では、こうした胸キュンロマンスに世の男性陣もときめくようで、本作も男性視聴者が多かったようだ。

いろいろ手探りしていたフジテレビ名物“月９”は、どうやは本来の“恋物語”路線に戻るようで、10月スタートの新ドラマでも石原さとみ＆山下智久のロマンス「５→９～私に恋したイケメンすぎるお坊さん～」を放送する。

「恋仲」を見逃した方はフジオンデマンドで見逃し配信中。各話の詳しいあらすじや見どころなどは以下のページで紹介している。

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◇恋仲│フジテレビ