全キャスト総出となった土屋太鳳主演「まれ」最終週が9月26日（土）の最終回で幕を下ろした！感動の最終週を見逃した方のために第26週「希空ウェディングケーキ」の詳しいあらすじを紹介！NHKオンデマンドおよびGYAO!ストにて見逃し配信中。
また、10月12日（月・祝）には総集編（前・後編）の一挙放送と、24日（土）と25日（日）には、スピンオフドラマが放送されることも決まった。また、17日（土）にはメイン舞台となった石川県でのファン感謝祭の放送もあり、ドラマ終了後も、10月は「まれ」がまだまだ活躍する。

最終週では、過去の回想シーンを多用し、希の少女時代を好演した松本来夢も登場、全キャスト総出で豪華にフィナーレを飾った。
「まれ」初回は21.2％（関東地区、ビデオリサーチ調べ）と好スタートを切り、第1週の平均視聴率20.6％、21.0％と続いたが、出演陣の好演に対してヒロインである希の描かれ方やストーリーの安易、安直な展開に批判の声が集まり、第3週で19.7％と20％の大台を割ってしまった。第13週で20.1％と持ち直したものの、その後も20％台を超えることはなく、22週、24週で何とか大台に戻した。最終週前週となった第25週（14～19日放送）の週間平均視聴率も19.7％にとどまった。だが、土曜日の19日に20.2％を記録するなど上昇傾向を見せており、週明けに発表される最終週視聴率に期待が寄せられている。
※26日に放送された最終回が、平均視聴率は21.8％だったことが28日、分かった。これで全156回（3月30日～9月26日）を通じた期間平均は19.4％。2012年後期「純と愛」（17.1％）以来5作ぶりに20％の大台を割った。

そんな最終週の注目は、師匠である池畑大悟（小日向文）も参戦した事実上、日本の代表を決める「世界パティシエコンクール　国内予選」の行方と、津村家のお荷物（？）的存在の徹（大泉洋）がどんな形で登場するのかだった。

パティシエを夢見る少女の成功記がテーマだった割りには、ロマンスの展開に重きを置いた本作。そんなロマンスも積み残しがたくさんある。最終週で一子（清水富美加）にこっぴどく振られた洋一郎（高畑裕太）の想いは最後まで一子に届かないのか？兄・大輔（柳楽優弥）に失恋した美南（中村ゆりか）のその後は？友の母・藍子（常盤貴子）への恋慕に悩んだ高志（渡辺大知）は完全に吹っ切れたのか？そして何やら希にまだ心を残しているそぶりの大輔のロマンスなどなど…。そちらは24日（土）と25日（日）に放送されるスピンオフドラマに期待したい。

※キャストの紹介は、本記事最後に移動しました。

■第26週（最終週）あらすじ
コンクールのメドもついた希は、“貝殻おじさん”の名前で徹から店のホームページに書き込みがあったことを圭太から聞かされた。徹が生きていた安堵感と一緒に怒りがわいてきた希だったが、それが原動力となってコンクールに挑むことができた。

当日、陶子（柊子）から大悟がリスクを負って世界に問い続けるためにこのコンクールに参加すると知らされ、「女だって子供がいたって世界一のパティシエになれるって意地を見せなさいよ」と、はっぱをかけられた希。
会場には、圭太（山﨑賢人）と一徹（葉山奨之）も駆けつけた。一徹はコンクールの実況中継をホームページの魔女姫コーナーに書き込み、徹が現れた時に捕まえる役目。圭太は、弁護士を通じて徹を脅した元社員の山口と連絡を取る役目。徹が家族の元に帰りやすくするためだ。
だが、二人は徹を見つけることはできなかった。徹をみつけたのはほかでもない大悟。ホームページでコンクールのことを知った徹は、清掃員として会場にいた。トイレで徹をみつけた大悟は、かつて徹が希に買って帰った魔女姫のバースディケーキを作ったのが自分だと打ち明け、希の夢の原点は徹。責任を持って最後まで見届けるべきとアドバイスした。だが、徹は能登には帰らないと…。

いよいよコンクールが始まった。希も手はずどおりにケーキ作りを進め、最後の仕上げにかかった。その時、後ろで仕上げをしている大悟から、「徹がこの会場にいるが、絶対に能登には帰って来ない」と言っていたと聞かされた。そして、希にも魔女姫ケーキを作ったのが自分だと教え、後を希に任せた。動揺した希だったが、自分の夢の原点が父・徹だったと気付かされた希は、急きょ予定になかった魔女姫人形を作って、“アントルメ”の上に乗せた。
審査員へのプレゼンで、ケーキのテーマが“夢”でそれぞれのケーキに夢を与えてくれた出来事をイメージしたと説明した希は、「家族を意味する“アントルメ”の素材にはバラと杏子とアーモンドと梅を使った。これらはすべて同じバラ科なので家族の食材。そこに昆布で家族の味に仕上げた」と語った。審査員から追加の人形の意味を問われ、「昔父が買ってくれたバースディケーキに乗っていた人形で、このケーキが自分の原点です」と、答えた希。そんな希のプレゼンを会場の片隅で徹が聞いていた。

審査結果は「挑戦する姿勢が色濃く出ていた」と下馬評通り大悟が優勝。居並ぶ強豪の中、第5位と健闘した希に、「上出来だ」と大悟らしい口調で称えた大悟は、愛弟子の作ったケーキを口にし「まだまだだ。早く俺を引退させろ」と満足顔。師匠のケーキの美しさと美味しさに感動の声をあげた希の背後から幸枝が現れた。大悟のケーキに及第点を与え、希のケーキには55点と前回から15点もアップの高評価で褒めた。
希と二人になった幸枝は「まだ自分のケーキを見つけられない」と悩みを口にする希に、「食材を生かすことに全力を尽くすこと、そして自分と誠実に向き合ってケーキを作ること。パティシエに出来ることはそこまで。後は食べた人がどう感じてくれるか」とアドバイス。険しいが素晴らしい道を歩き出した孫を応援した。

家に帰った希を子供たちが作った“しっぱいおっぱい”ケーキが迎えてくれた。そして、元治（田中泯）が、希と双子、そして徹の誕生日でもある8月10日に希と圭太の結婚式をすると発表。
後日、希は改めて世界一を目指すことを圭太や子供たちの前に誓い、圭太も日本一の親方の道を行くことを宣言。

「希のコンクール密着記事」が大好評となった一子は、幼い頃希たちを“かぜのもん（風の人）”といってよそ者扱いしたことを口にし、「東京は故郷から出てきた“つちのもん（土の人）”だらけだった」という言葉で、希が能登に来たことを心からよかったと伝えた。

希は再開した店と自らのウェディングケーキ作りに大忙しの毎日。一徹は結婚式のことを魔女姫コーナーに書き込んだ。いよいよ挙式当日。会場は桶作家の居間。準備に余念のない元治と文に感謝の言葉を伝えた希。文は「（希たちが）どんどん大事になり光になった」とつぶやき、祖父母代わりの二人に「大好き」と伝えた希。
ケーキの仕上げに店に戻った希の前に徹が現れ、希のプレゼンの言葉に感激し、家族や希の花嫁姿が見たくて帰ってきたと詫びた。希は、「迷惑をかけても家族は一緒にいるだけでいい」と徹を受け入れた。希を迎えに来た一徹は、徹を見てパンチを一撃。「徹が家を出る決心をしたとき、殴ってでも止めるべきだった」と、胸にあった後悔を詫びた。希たちに伴われ家に戻った徹をみて驚く藍子もまた、徹の頬を何度も打ちながらも最愛の夫を受け入れた。孫たちや桶作夫婦とも再会した徹に、圭太は山口が会いたいと言っていると伝えた。徹は失踪してから山口に毎月お金を送って謝罪の気持ちを示していたことで、どうやら山口の怒りも溶けたようだ。

ドラマ収録で帰省できない高志からはビデオレターが届き、家族や村人たちが見守る中、結婚式が始まった。紋付き袴の圭太にメレンゲのような純白のウェディングドレスの希、匠と歩実もおしゃれ。にぎやかな式の最後には圭太からの感謝のスピーチ。そして希からは、夜逃げ同然に能登にやってきた自分たちを受け入れてくれた桶作夫妻や村の人々に感謝し、「故郷とは場所ではなく、ここで会った大切な人たちのことだと気付いた。夢嫌いの希が夢は特別なものでなく、毎日の小さな嬉しいことが集まってでっかい夢になる。そんな夢ならおばあちゃんになっても持っていたいと思った。私は夢が大好きです」と夢嫌い宣言を撤回した。

最後には、全員で「希空」を大合唱。その後希の店には、プチソルシエールという魔女姫人形を乗せたこだわりのケーキが店に並んだ。そして、希一家のその後は、文の新作“徹の紙芝居”で語られた。

■キャスト⇒相関図（NHKサイトへ）
ヒロイン・紺谷希（旧姓・津村希）役：土屋太鳳（少女時代：松本来夢）
父・津村徹役： 大泉洋
母・津村藍子役： 常盤貴子
弟・津村一徹役：葉山奨之
祖父代わり・桶作元治役：田中泯
祖母代わり・桶作文役：田中裕子
同級生・紺谷圭太役：山﨑賢人
同級生・寺岡みのり役：門脇麦
同級生・蔵本一子役：清水富美加
同級生・角洋一郎役：高畑裕太
同級生・二木高志役：渡辺大知
紺谷弥太郎役：中村敦夫
紺谷匠役：小山春朋（圭太と希の双子の息子）
紺谷歩実役：横山芽生（圭太と希の双子の娘）
＜横浜の人々＞
オーナーパティシエ・池端大悟役：小日向文世
大悟の妻／天中殺オーナー・輪子役：りょう
大悟夫妻の息子・大輔役：設楽優弥
大悟夫妻の娘・美南役：中村ゆりか
パティシエ・浅井和也役：鈴木拓
パティシエ・矢野陶子役：柊子
謎の料理人・珍文棋役：孫成順
語り・魔女姫役：戸田恵子

■「まれ」本編
・放送は2015年3月30日（月）～9月26日（土）、全156回予定。
・NHK総合（月～土）8：00～8：15／12：45～13：00（再）
・BSプレミアム（月～土）7：30～7：45／11：00～11：15（再）
・BSプレミアム（土）9：30～11：00（1週間分）

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