城南大学付属病院で新生児誘拐事件発生！犯人は同病院で不妊治療していた岸田夫妻（淵上泰史、安藤玉恵）だった！岸田は身代金の運び役に、担当医だった須佐見（渡部篤郎）を指名するのだが…NHK総合29日（火）夜10時よりドラマ10「デザイナーベイビー」第2話を放送。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

22日放送の初回視聴率が5.8%（ビデオリサーチ調べ、関東地区）だった「デザイナーベイビー」。原作は自身も産婦人科医で小説家の岡井崇著同名小説（早川文庫刊）だが、今回放送されているドラマとはだいぶストーリーが異なる。原作小説もドラマも「新生児誘拐事件」を扱っているのだが、原作はかなり医学的要素が難しい話だったので、ドラマではどこまで一般的に分かりやすく描かれるのかが注目される。

本編とは別に、主人公・速水（黒木メイサ）の相棒、土橋（渡辺大知）主演のスピンオフドラマ「刑事・土橋福助」（2分、全8話）が地上派放送（本編と同日の深夜放送）ネット配信（番組公式サイト）で公開されている。NHK のドラマでこのようなコント形式のスピンオフドラマを製作するのはめずらしい。初回「2000万円の身代金」は土橋のほか、西室義一（手塚とおる）、日村健吾（神保悟志）が出演。緊張感が張り詰める本編とは真逆、イイ感じのゆるーいコントドラマとなっている。

■前回のあらすじ
ノーベル賞受賞間近といわれる天才物理工学博士・近森博（池内万作）と元トップアスリート・優子（安達祐実）の間に産まれた子・ノゾミが産まれて1週間後、城南大学付属病院から何者かによって誘拐された。長男からかかってきた電話に出るため、優子が個室から出た隙にノゾミが連れ去られたらしい。
警視庁捜査一課特殊犯捜査係が事件を担当することになり、西室（手塚とおる）、日村（神保悟志）らが院内関係者から事情を聞く。すると産婦人科教授・須佐見（渡部篤郎）と特任教授・崎山（渡辺いっけい）の関係がよくないことが分かる。近森夫妻は不妊治療をしており、担当は崎山だった。崎山の評判が落ちることは須佐見にとって都合がいいのか？　さらにノゾミが連れ去られたと思われる時間帯、須佐見のアリバイがないことがわかった。
そんな中、須佐見はある患者・岸田宅に電話をした。その患者は須佐見が不妊治療を担当していた人物で、最近、宿した子どもが死産してしまった患者だった。須佐見の電話に出たのは夫・裕也（淵上泰史）で電話の向こうで赤ちゃんの泣き声が聞こえた。いるはずのない赤ちゃんの声がしたということは…岸田がノゾミを誘拐したらしい。警察は岸田宅を家宅捜査するも、すでにもぬけの殻だった。
その後、裕也から病院に身代金を要求する電話が入る。携帯電話の発信から場所を特定しようとするのだが、裕也は移動しながら電話をしているらしく、なかなか場所が特定できずにいた。
何度目かにかかってきた裕也からの電話に出たのは、捜査に加わっていた妊娠8カ月の速水（黒木メイサ）。速水はノゾミの母を演じ「私の赤ちゃんを返して！」と訴えるのだが、裕也は「おれたちも、同じことを何度も須佐見に言った！　あんた、マラソンの内藤優子だろ。あんたみたいなのが一番キライだよ！」と言う。そして「須佐見に2000万円持ってこさせろ！」と言って電話を切った。
須佐見と岸田の関係は、単なる担当医ではなさそう。岸田夫妻の子が死産したのは須佐見のせいなのか？

■第2話「身代金」あらすじ
ノゾミを誘拐した岸田（淵上泰史）は、身代金の運び役に須佐見（渡部篤郎）を指名した。しかし指定された時間になっても取引場所に岸田は現れなかった。警視庁捜査一課・管理官の与那国令子（松下由樹）は産休前の速水（黒木メイサ）に岸田の身辺調査を命じる。相棒の土橋（渡辺大知）と聞き込みをしている最中、岸田を見つけるのだが妊娠8カ月の速水は、岸田を取り逃がしてしまった…。

NHK総合9月29日（火）夜10時、ドラマ10「デザイナーベイビー　速水慶次、産休前の難事件」（全8回）第2話を放送。出演は黒木メイサ、渡部篤郎、渡辺大知、手塚とおる、神保悟志、松下由樹、渡辺いっけい、細田義彦、伊藤裕子、斉藤由貴、柴俊夫、佐伯新、臼田あさ美、安達祐実、池内万作、安藤玉恵、淵上泰史、柿澤勇人ほか。第2話再放送は10月5日（月）24時10分より放送。番組公式サイトにて予告動画とスピンオフドラマ「刑事・土橋福助」を配信。

◇NHK総合「デザイナーベイビー」番組公式サイト
◇NHKオンデマンドで視聴
◇NHKオンデマンド/GYAO!ストアで視聴
※NHKオンデマンドおよびGYAO!ストア視聴価格
　216円/1日間、見逃し見放題パック 972円/毎月（自動更新）

　【2015年秋ドラマ一覧】　【関連記事・各話のあらすじ】