強盗犯を追って山に入った右京（水谷豊）がまさかの遭難！孤立無援の謎多き山で、命懸けの脱出劇が始まる！明日3月2日（水）「相棒Season14」（テレビ朝日系）第18話のゲストは、升毅と山口果林、次回予告動画と前回の詳しいあらすじを紹介。　

前回は、『シュレディンガーの猫』という現代物理の考え方をモチーフにした物語で、冒頭の15分ほどでいきなり犯人が自供し、思わず時計を見直してしまった。ドラマは、4つのパラレルワールドが描かれており、「相棒」というより「世にも奇妙な物語」を見ているようで、Twitterでも同様の書き込みが散見した。中には、パラレルワールド的に描かれたドラマにあわせて、かつての相棒たちをもう一度右京の相棒にタイムスリップさせるツイートも多く見られ、改めて「相棒」が多くの視聴者に深く愛されていることを感じた。

「相棒14」も最終回に向けてカウントダウン。最終回は3月16日（水）、いつもより1時間早い夜8時からの2時間となるのでご注意を。

■前回あらすじ
右京（水谷豊）と亘（反町隆史）は、実験中のアクシデントで窒素中毒で死亡した物理学者の成田知子教授（大沼百合子）の遺留品の返却で帝都大学を訪れた。遺留品の古いノートを見ていた右京は、数式のかたわらに『RT』という文字が書かれているのが気になり、知子と交流のあった准教授・堀井（正名僕蔵）の研究室へ。中には一匹の黒猫の姿もあり、右京は、物理学者と猫という組み合わせに、『シュレディンガーの猫』という現代物理の考え方を連想。堀井は、猫を中が見えないケージの中に入れた場合、「猫が生きている世界」と「死んでしまった世界」の両方が同時に存在し、蓋を開けた瞬間にどちらの世界になるか決まると解説してくれた。
実は、堀井は知子教授を物理学者として深く尊敬しており、知子も後輩学者として堀井を高く評価していた。
堀井は、知子の死を深く嘆き復讐を計画していた。そして復讐を実行するが、堀井の指がパチンとなると、時間が犯行直前の9時20分に戻り、同時並行する4つの世界が始まった。
●一つ目の世界
知子の研究の後を継いで准教授に異例の昇進を遂げた麻美が、知子を殺害したと成田から聞かされた堀井は、知子と同じように窒素中毒で麻美の殺害を実行。だが、右京と亘が堀井の犯行を簡単に見抜いた。
●二つ目の世界
麻美から知子が成田と離婚したがっていたと聞き、成田が知子を殺害した確信。成田を連れ出し殺害しよう計画。だが、途中で成田の携帯に、堀井の犯意を知らさせる右京からの電話が入った。揉みあううちに堀井は成田に刺されてしまった。
●三つ目の世界
右京は『RT』の意味が『Re think＝再考』と気づいた。知子は事故死ではなく、自殺だった可能性が高い。量子コンピューターの実験に2回成功し学会に発表したが、その後実験が成功することはなかった。知子は数式の間違いに気づき、『RT』と認め、自ら命を絶ったのだった。堀井は、急いで麻美の実験を中止させた。
●四つ目の世界
最後の世界だけは、右京からの提案だった。
実は、その数式は堀井の書いたもの。責任を感じて服毒自殺を図ろうとした堀井を右京が止めた。右京は、堀井の才能を潰さないよう堀井が数式を書いたことを隠していたこと、自分の代わりに優秀な物理学者として堀井を推薦していたことを教えた。そして、堀井の計画を思いとどまらせた黒猫が、知子の生まれ変わりだったかもしれないと言い、研究を『RT』して完成させる世界を提案した。

■第18話「神隠しの山」
3年ぶりに姿を現した逃走中の宝石強盗犯の捜索に駆り出された右京は（水谷豊）は、“神隠しの山”と呼ばれる夕霧岳の山中で弾痕らしきものを発見して一人周辺を捜索。しかし、足元の岩場が崩れ、崖下に転落してしまう…。
法務省の用事で山狩りに参加していなかった亘（反町隆史）が、右京を探して夕霧岳のふもとへ。右京の失踪に気付いた伊丹（川原和久）たちは、犯人に加えて右京の捜索も開始するが、亘はなぜか山に入ることを拒否。聞けば、数年前に夕霧岳を訪れた際に目撃した、白いスーツの亡霊が恐いらしい。
その頃、右京は、見知らぬ民家の一室で意識を取り戻す。足に怪我をしていたが、ほかに怪我はない。さっそく家内を歩き回ると、住民の喜久子（山口果林）が釜焼きの作業をしていた。その家は、夕霧岳で神隠しにあったと噂される村井流雲（大槻修治）という有名陶芸家の工房だった。現在は、流雲の弟子であった喜久子とその夫・鉄朗（升毅）が二人だけで暮らしているという。そこは、携帯が通じず、村からも遠く離れた山奥の一軒家。無事を知らせたい右京は、山を下りようと行動を起こすが…。

「相棒14」はテレビ朝日系にて、毎週水曜日よる9時から放送。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

◇テレビ朝日「相棒14」番組公式サイト

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