シリーズ第21作目でありながら、ボンドの設定を一新したリブート作品第1弾として大きな注目を集めたダニエル・クレイグ版007第1作『007 カジノ・ロワイヤル』をBSジャパンにて今夜6月8日（水）夜7時35分より放送！物語は英国諜報機関MI6に所属するボンドが“00”セクションに昇進して初の任務が描かれる！予告動画はYouTubeにて視聴できる。

『007 カジノ・ロワイヤル』は、イアン・フレミングによるボンド作品シリーズの原作小説第1作目を忠実に再現した2006年の作品。原作と大幅に異なる旧作とは異なる趣で楽しむ事が出来る。ジェームズ・ボンドを演じるのは6代目となるダニエル・クレイヴ。新生ボンドのクールで華麗なアクションの原点である本作を見れば劇場最新作も更に楽しむことが出来るだろう。

数ある007シリーズの中で『カジノ・ロワイヤル』は2度目の映画化なのをご存じだろうか。といっても前作は1967年に公開されたコメディー映画。イアン・フレミング著『カジノ・ロワイヤル』をもとに作られたパロディー映画。引退した往年の名スパイ、ジェームズ・ボンド卿（デヴィッド・ニーヴン）の話で、これは正式な『007』シリーズにはカウントされない。とはいえ、巨匠オーソン・ウェルズが出演しているので単なるB級映画ではない。

ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンド、第1作目で通算21作目となる『カジノ・ロワイヤル』はシリーズ初のリブート作。設定を現代に置き換えて、殺しのライセンスを持つスパイに昇格したてのジェームズ・ボンドの活躍を描いている。さらにシリーズ初の「金髪ボンド」として話題になった。ダニエル・クレイグの起用は、一部の“007マニア”からブーイングが起きたが、結論として作品は大ヒット。6代目ジェームズ・ボンドとして『007 慰めの報酬』（2008）、『007スカイフォール』（2012）が公開され、2015年12月4日にはシリーズ第25作目となる『007 スペクター』が公開された。⇒ナビコン紹介記事：『007 スペクター』

『007』シリーズといえば、主役のジェームズ・ボンドはもちろんだが、悪役のキャスティングも毎回話題になっている。『007カジノ・ロワイヤル』でジェームズ・ボンドの敵役を演じるのは、デンマーク出身、現在テレビシリーズ「ハンニバル」で若き日のハンニバル・レクター教授を演じて大人気のマッツ・ミケルセン。「デンマークで最もセクシーな男」「北欧の至宝」と称される俳優で、2010年にはデンマーク女王よりナイトの称号が与えられた。

『007』シリーズお決まり、美女とのラブロマンス、派手なカーアクション、タキシードでビシッとキメキメのジェームズ・ボンドはかっこいいのだが…本作『カジノ・ロワイヤル』で007はマッツ・ミケルセン扮するル・シッフルから恐ろしい拷問を受けることとなる。その拷問の壮絶なことといったら…。多分、女性より男性のほうが見るに堪えないシーンであろう。007シリーズ史上、もっともジェームズ・ボンドが痛々しい拷問といっても過言ではない。素っ裸な状態でイスに座らされ…あぁ、これ以上恐ろしくて書けないのでぜひ、放送でご確認いただきたい。

最大の見せ場は国の資金を使ってテロ資金稼ぎをするカジノに乗り込み敵とボンドがポーカー対決をするところだろう。1億ドルを超える掛け金を前に失敗を許されない心理戦、前半戦のアクションと対照的な勝負はスリル満点の見どころだ。

■あらすじ
若かりし日のジェームズ・ボンドは暗殺の仕事を2度成功させ“00（ダブルオー）”の地位に昇格、そして最初の任務で世界中のテロリストの資金運用をしているル・シッフルの存在を突き止める。高額掛け金のポーカーで資金を稼ごうとするル・シッフルと勝負するため、モンテネグロに向かう。そんなボンドの前に、国家予算である掛け金1,500万ドルの監視役として財務省から送り込まれた美女のヴェスパー・リンドが現れる…。

【007 カジノ・ロワイヤル】（2006）
■キャスト
　ダニエル・クレイグ（声：藤真秀）
　エヴァ・グリーン（声：冬馬由美）
　マッツ・ミケルセン（声：藤原啓治）
　ジュディ・デンチ（声：沢田敏子）
■原作
　イアン・フレミング
■脚本
　ニール・パーヴィス、ロバート・ウェイド、ポール・ハギス

最大の見せ場は国の資金を使ってテロ資金稼ぎをするカジノに乗り込み敵とボンドがポーカー対決をするところだろう。1億ドルを超える掛け金を前に失敗を許されない心理戦、前半戦のアクションと対照的な勝負はスリル満点の見どころとなる『007 カジノ・ロワイヤル』は、BSジャパンにて6月8日（水）夜7時35分より放送。予告動画はYouTubeで公開している。

◇BSジャパン「シネマクラッシュ」番組公式サイト
◇『007 カジノ・ロワイヤル』予告動画（YouTube）