涙亡くして語れない！真田親子3人離別への道…あの「犬伏の別れ」が大河ドラマで描かれる！昌幸（草刈正雄）、信幸（大泉洋）、信繁（堺雅人）は真田家存亡を賭け、片や徳川、片や豊臣…己が信じた道をゆく…NHK総合9月4日（日）夜8時より「真田丸」第35回「犬伏」を放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

草刈正雄演じる真田昌幸、大泉洋演じる真田信幸、そして堺雅人演じる真田信繁。この親子3人は常に力を合わせ、真田のために闘ってきた。親子3人のシーンは時にコミカルに、時にシリアスに、時にアットホームに描かれ、昌幸は理想の父として人気を博した。

この3人が揃うシーン、とうとう4日放送の第35回「犬伏」で最後になる。物語は「関ヶ原」、そして「大坂の陣」、豊臣滅亡へと流れてゆく。

「犬伏の別れ」とは、真田家の物語の中で最も有名で、最も心揺さぶるエピソード。大河ドラマ「真田丸」最大の見せ場と言っても過言ではない。

真田は徳川つくか、豊臣につくか、昌幸、信幸、信繁の3人が膝を付き合わせて犬伏（現在の栃木県佐野市犬伏）で話し合う。昌幸はもともと徳川家康と上田城をめぐって争いを起こしており、今更徳川につく気はなかった。次男・信繁は秀吉への忠義を誓い豊臣家に。

しかし長男・信幸は徳川家康の家臣・本多忠勝の娘を正妻としているため、徳川家につくことに…。「関ヶ原」で家康、三成、どちらが勝っても、どちらかの真田家が残る…という究極の選択だった。これこそ、世に言う「犬伏の別れ」である。

諸説あるのだが、真田親子が話し合いの場を設けたのは、犬伏にある「新町薬師堂」、または「大庵寺」と言われている。協議の最中、何人たりとも部屋に入れるな」と命じていたにもかかわらず、家臣・河原綱家が覗いてしまい、怒った昌幸が履いていた下駄を投げつけ、綱家の前歯が折れた…と言われている。はたして「真田丸」でそのシーンが登場するか、楽しみである。

■前回のあらすじ
家康（内野聖陽）暗殺に失敗した三成（山本耕史）の処遇をめぐり、前田利家（小林勝也）と家康が話し合い、その間、三成は自宅謹慎を命じられる。ところが、前田利家が死去し、家康が好き放題やるようになる。

日頃から三成に反感を覚えていた加藤清正（新井博文）、福島正則（深水元基）は三成の首を取ると三成の屋敷に乗り込んで来た。事前に察知した三成は宇喜多秀家（高橋和也）の屋敷に身を寄せた。

信繁は三成を助けてほしいと寧（鈴木京香）、淀（竹内結子）に頼むのだが、どちらからもスルーされてしまう。そこで信繁は、家康のもとへ行き、加藤清正、福島正則を説得してほしいと頼んだ。

家康は命を助けるかわりに、三成に蟄居（政から手を引く）を命じた。三成が伏見の屋敷を去った3日後、家康は伏見城へ居を移し、事実上の勝利宣言をした。

家康は信繁に、自分の家臣になってほしいと頼むのだが、信繁は頑なにそれを拒んだ。信繁はあくまでも秀吉に忠義を誓い、豊臣家に仕えると申し出た。

慶長5（1600）年、家康は上杉景勝（遠藤憲一）に謀反の疑いがあると言い出す。直江兼続（村上新悟）は家康に文を送った。上杉家は謀反を起こす気などない。西の武将たちは茶器を集めるのが趣味だが、会津の侍は、槍や刀を集めるのが趣味。決して謀反を起こすためではない、と文に認めた。これが世に言う「直江状」。家康はこの文を受け「関ヶ原」のきっかけとなる会津征伐を決意した。

家康は大坂城に出向き、淀に上杉征伐の許しを得る。さらに豊臣家のために闘うのだからと、金とコメを要求。さらに豊臣家の旗を戦のときに使わせてほしいと頼む。戦のことなど理解していない淀は、家康の要求をすべて飲んだ。

その頃、三成と秀家は家康征伐を決意。いよいよ「関ヶ原」の合戦へと時代は流れてゆく…。

■第35話「犬伏」あらすじ
上杉景勝（遠藤憲一）に謀反の疑いがあり、と家康（内野聖陽）は兵をあげ上田攻めに立ち上がった。徳川軍に従っていた真田家だが、大坂の三成（山本耕史）から、家康を討つために挙兵したとの知らせが入る。

昌幸（草刈正雄）、信幸（大泉洋）、信繁（堺雅人）ら3人は、家康、三成、どちらにつくべきか、話し合いの場を設けるのだが…。

NHK大河ドラマ「真田丸」第35回「挙兵」は9月4日（日）NHK総合は夜8時より、BSプレミアムは夜6時より放送。三谷幸喜脚本、堺雅人主演。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_sanadamaru」、公式Instagramアカウントは「nhk_sanadamaru」、そのほかFacebook、LINE番組公式アカウントでも情報公開中。第35回予告動画は番組公式サイトで視聴できる。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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