カシ子（倍賞美津子）の手紙を読み、自分がどれほど愛されていたを知った鳩子（多部未華子）はあまりのショックで手紙が書けなくなった！そんな中、守景（上地雄輔）親子が鎌倉を去ることになり…NHK総合2日（金）夜10時より「ツバキ文具店 鎌倉代書屋物語」最終回（第8話）を放送！予告動画は番組公式サイトで公開。

前回（第7話）、涙なくして見られない回だった。祖母・カシ子（倍賞美津子）の懺悔ともいえる鳩子への思い、カシ子が鳩子についたウソ、すべて鳩子への愛情の裏返しだったのだ。それを知った鳩子のショックは計り知れない。祖母は自分のことを憎んでいると思い続けた鳩子、むしろその思いが彼女のモチベーションだったのだろう。自分は誰からも愛されてないと思っていたが、実はあふれんばかりの愛情を注いでもらっていたことに気づいた。

ショックで手紙がかけなくなった鳩子。最終回はちゃんと立ち直るのかどうか気になるところだ。

さらに、守景（上地雄輔）親子も鎌倉を去ると言う。鳩子は守景のことをどう思っているのか？2人（はーたんも入れて3人）はどうなってしまうのか？このまま離ればなれになってしまうのはとても淋しい。今までたくさんの幸せや癒しを与えてくれた「ツバキ文具店」。最終回はぜひとも主人公・鳩子が幸せになってほしいと願わずにはいられない。

■前回（第7話）ネタバレあらすじ
鳩子のもとに「絶縁状」を書いてほしいと依頼が入る。事情を聞くと姉妹のように親しかった高校の同級生が、実は自分のことを嫌っていたと言う。依頼主はストレスを持ってまで人と付き合うことはないと言う。人を幸せにする手紙を書いていきたいと思う鳩子は引き受けるのを躊躇したが、依頼主のゴリ押しに負けて引き受けてしまった。

そんな中、店にくだんの「ミスターX」が現る。アンニョーロ（通称ニョロ）という名の留学生は母国イタリアから鳩子に手紙を渡しにやってきたと言う。ニョロの母は日本人で、カシ子（倍賞美津子）と長きにわたりペンフレンドだった。ニョロは母から、カシ子からの手紙を鳩子に渡すよう頼まれたのだ。

全く事情を知らない鳩子は、祖母にイタリア在住のペンフレンドがいたことに驚く。複雑な心境の鳩子は、なかなかカシ子の手紙を読む気になれなかった。今度の手紙供養の後、落ち着いて読んでみようと思うのだが…。

絶縁状の依頼主は名を名乗らなかったので、鳩子は「匿名さん」と名づけた。匿名さんの気持ちになって手紙に向かう鳩子。なかなか筆が進まなかったが、逆さ文字を使うことを思いつき、さっそく手紙を書き始めた。匿名さんは「絶縁状」に最後の愛を込めているに違いない。しかしそれをストレートに出すのではなく、鏡に写して読む逆さ文字にすることにした。出来上がった手紙を読み、涙を流して喜んでくれた匿名さんだった。

年に一度の手紙供養を終え、鳩子はカシ子の手紙を読み始めた。それは鳩子が幼いころから反抗期を迎え家を出て行くまで、カシ子の鳩子への思いが綴られていた。鳩子によかれと厳しく躾けたことがあだになってしまったと嘆くカシ子。そこには今まで鳩子が見たことのない祖母の姿があった。

母親に捨てられた自分を、カシ子はイヤイヤながら育ててくれたのだと思っていた鳩子。手紙には鳩子へのあふれんばかりの愛情がたくさん散りばめられていた。カシ子は娘から鳩子を奪ってしまったことを最後まで悔いていた。さらに、先祖代々続いてきた代書屋とは、カシ子の作り話だったことも書かれており、鳩子は激しいショックを受ける。病の悪化で筆を持てなくなったカシ子が、最後の力を振り絞って欠いた手紙には「体が丈夫なら日本中、鳩子を探し回って謝りたい」と書かれていた。

こんなにも自分を愛してくれていた祖母を、たった一人で死なせてしまったことを激しく後悔する鳩子。はじめから、私に代書屋の資格なんてなかった…と落ち込むのだが…。

■最終回（第8話）「解き放たれた言葉」あらすじ
祖母・カシ子（倍賞美津子）の手紙を読み、祖母の深い愛情を知った鳩子（多部未華子）は、ショックのあまり手紙が書けなくなってしまった。一方、守景（上地雄輔）ははーたん（新津ちさ）を連れ鎌倉を去ることを決意した。

そんな中、バーバラ婦人（江波杏子）の発案で、お花見会を開くことになったのだが…。

NHK総合6月2日（金）夜10時よりドラマ10「ツバキ文具店 鎌倉代書屋物語」（全8回）第8話を放送。再放送は総合7日（水）深夜24時10分より。原作：小川糸著『ツバキ文具店』（幻冬舎刊）。出演：多部未華子／高橋克典／上地雄輔／片瀬那奈／新津ちせ／江波杏子／奥田瑛二／倍賞美津子ほか。第8話予告動画は番組公式サイトで公開。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

◇NHK総合ドラマ10「ツバキ文具店 鎌倉代書屋物語」番組公式サイト
◇NHKオンデマンド「ツバキ文具店 鎌倉代書屋物語」公式サイト
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