美容院に残された毛髪、被害者のコートについた800個の指紋、ゴミ屋敷を埋め尽くすゴミの山、倉庫中に散らばった大豆…かつて色々な大量の鑑定をしてきたマリコたち科捜研が、次に鑑定するのは大量のコーヒー豆！2月1日放送のテレビ朝日木曜ミステリー「科捜研の女」第11話「カップ一杯の殺人」の予告と前回第10話ネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。

前回はマリコが白骨を復顔した顔にメイクすることで、みごとにしのぶの顔を甦らせた。科捜研の腕の確かさは業界（もっともテレビ業界だが）も一目置いている。何しろ、19日に放送された「アンナチュラル」第2話（TBS、石原さとみ主演）でも、劇中で科捜研をリスペクトした台詞を言っていた。

　窪田正孝「科捜研で調べるんじゃないんだ」
　石原さとみ「科捜研は常に順番待ち」
　市川実日子「沢口靖子は忙しいの」

これには放送直後、大いにTwitterを賑わせていた。さあ、そんな他局からも折り紙を付けてもらったマリコたちは大量のコーヒー豆を鑑定してどんな真相に気づくのか？

■前回（第10話「メイクの達人」）ネタバレあらすじ
洋館の床下から、企業アドバイザー・川村ゆず（冨樫真）の撲殺死体が、白骨遺体や古びた化粧ポーチと共に発見された。白骨遺体は男性、骨粗しょう症気味と判明。ゆずの目元のメイクから、メイクアップ教室の講師、関根えり子（芳本美代子）の存在が浮かび上がり、マリコは亜美（山本ひかる）を連れてメイクアップ教室へ。

一方、中田（金時むすこ）という団子店店員から、えり子が25年前、殺されたゆずと同じ和菓子店でアルバイトをしていたと証言を得た。当時えり子たちはしのぶという女性と「団子三姉妹」として店のPRに一役買っていたが、えり子とゆずは「タカ」という男を奪い合っており、ある日を境にタカの消息は不明となったと。警察ではえり子の犯行を疑い、本人の自供もあって逮捕。

しかし、マリコはえり子の「人は何者にもなれる」という言葉と、中田がタカに似ているといった白骨の復顔を、彼女から「似ていない、もう少し勉強が必要」と言われたことが気になった。

その後の鑑定で、白骨遺体がしのぶ(野口準)だと判明。男性のしのぶは女性と生きるために、女性ホルモンを過剰摂取し、骨粗しょう症になったようだ。
さらにマリコがえり子と接見し25年前の事実が判明した。

えり子は5歳の時に火傷を負い後ろ向きな人生を歩んでいたが、しのぶに火傷痕を隠すメイクを習って前向きに生きられるようになった。
そんな中、タカ(井上拓哉)がえり子のお金を奪い、ゆずと旅行。そのことを聞いたしのぶが、お金を取り戻しに行き、その後大変なことをしてしまい姿を消したと。

それでえり子はしのぶがタカとゆずを撲殺したと思い込み自供したのだった。しかし白骨遺体はしのぶだった。25年前お金を取り戻しに来たしのぶを撲殺。凶器はしのぶの手鏡。凶器と遺体を床下に隠し、ポケベルを使って、えり子にしのぶの犯行と見せかけて姿を消したのだった。

25年ぶりにゆずがえり子を訪ねてきたのは、床下の白骨遺体を発見した彼女がえり子の犯行と思い込み、強請るつもりだったのだ。一方、団子店の中田は雑誌でゆずが有名になったことを知り、ゆずの家に侵入した。この中田こそがタカで、かつての合鍵を持っていたのだった。ところが室内を物色中にゆずと鉢合わせして、ゆずもまた同じ手鏡で撲殺したのだった。

免許証の名前から中田がタカであること、さらに手鏡の指紋とPRビデオの指紋の一致などから中田の罪が立証された。

マリコは複顔した顔に化粧を施した。その顔はしのぶそのものだった。

■第11話「カップ一杯の殺人」あらすじ
人気イケメン俳優･今村草太(松田凌)が転落死。写真週刊紙に、人気アイドル･メグ(松下りおん)との熱愛スクープが掲載されたばかりで、殺害現場には赤いマジックで脅迫文が殴り書きされた写真週刊紙と数粒のコーヒー豆が。

衣服には、コーヒー豆を焙煎した時に出るカスが付着していた。草太は殺害される直前、喫茶店に立ち寄ったのだろうか。京都中の喫茶店をめぐってコーヒー豆を鑑定するマリコたちは、やがて三島環（酒井美紀）と娘の百果(白本彩奈)が営む一軒の喫茶店にたどりつく。

「科捜研の女 シーズン17」は、テレビ朝日にて毎週木曜日夜8時～8時54分まで放送。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。テレ朝キャッチアップおよびTverにて最新話無料配信している。
出演：沢口靖子／内藤剛志／若村麻由美／風間トオル／斉藤暁／渡部秀／山本ひかる／金田明夫／西田健／石井一彰ほか。

◇テレビ朝日「科捜研の女スペシャル」番組公式サイト
◇テレ朝キャッチアップ「科捜研の女」

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