『タクシー運転手』公開記念!サプライズ登場した韓国文大統領と故ユルゲン・ヒンツペーター夫人が握手!写真&レポート

2018年04月20日15時00分映画

2017年韓国No.1大ヒット作『タクシー運転手 〜約束は海を越えて~』(配給:クロックワークス)が、4月21日(土)よりシネマート新宿ほか全国ロードショーとなるが、本作の韓国公開を記念し、本作のモデルになったドイツ人記者、故・ユルゲン・ヒンツペーター氏の夫人、エドルトラウト・ブラームスタットが訪韓、その様子を収めた4点のオフィシャル写真が到着した。
 
『タクシー運転手 〜約束は海を越えて~』は、第38回青龍映画賞で最優秀作品賞、主演男優賞、音楽賞、最多観客賞を受賞したほか、本国では『新感染 ファイナル・エクスプレス』の興行成績を上回り、歴代9位!(※韓国映画として) 映画批評サイト「ロッテントマト」では脅威の95%!(18.4月現在)中国では、「天安門事件」を連想させるという理由で中国当局により関連コンテンツを削除され上映禁止になるなどと話題になり、 SNSでは、日本公開を待ち望んでいる方々の期待の声が続く本作は、1980年5月韓国現代史上、最大の悲劇となった光州事件を題材にし、真実を追い求めたひとりのドイツ人記者と彼を乗せたタクシー運転手の物語。軍事独裁政権の物々しい言論統制をくぐり抜け、光州を取材し、全世界に5.18光州事件の実情を伝えた故・ユルゲン・ヒンツペーター氏と、その彼をタクシーに乗せ、光州の中心部に入った平凡な市民であり、後日、ヒンツペーターでさえその行方を知ることのできなかった故・キム・サボク氏、実在した2人が肌で感じた”あの日”をコミカルかつシリアスに描いている。

taxiソウルのとある映画館で、文大統領とチャン・フン監督、ソン・ガンホ、ユ・ヘジンと共に本作を鑑賞することになり、彼らのサプライズ訪問に驚きを隠せない場内の観客らからは歓声と拍手が!文大統領は丁寧に観客らからの握手に応じ、「光州で民衆化運動が広がっている当時、他の地域の人々はその真実を全く知ることができなかった。

taxi真実を報道していた記者らはみんなクビになったり、処罰を受けざるを得なかった。故・ユルゲン・ヒンツペーター氏のお陰で我々はその真実を知ることができた。」と、ブラームスタット夫人に感謝の言葉を伝え、「まだ、光州の真実は全て究明されていない。これは我々にとって残された課題である。この映画が、その課題を紐解くように大きな力になるだろう」とコメントした。映画が上映中、涙を流す文大統領とブラームスタット夫人。映画の終了後、ブラームスタット夫人は、タクシー運転手役のソン・ガンホに対し「感情表現が繊細かつ豊富で、表情ひとつひとつが生きていた。

taxiなぜ、トップクラスの俳優というかがすぐわかった」と大絶賛し、光州のタクシー運転手ファン氏役のユ・ヘジンには「映画より実物のほうがもっとイケメンだ」とコメントしながら、和気藹々な雰囲気を作りながらも「映画的な完成度だけではなく、実話の部分も溶け込んでいる映画だった」と話しながら、感謝の気持ちを届けたという。現役の韓国大統領が選んだ本作に込められたメッセージは、単なる娯楽だけにとどまらず、社会的関心にもつながる本作のパワーを改めて実感することができるだろう。

普通の人々の小さな決断と勇気が積み重なり何かを成し遂げていく、近くで見ていなければ知り得ない当時の光州のことをマンソプのタクシーに乗りながら、自分たちの話として考えてみるのはいかがでしょうか…?感動の大傑作を是非ご期待くださいませ。レッツゴー光州!

『タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜』日本版予告動画

kandoratop【韓国映画】