夫のDVが原因で離婚し生活保護を受けているシングルマザー・岩佐朋美（安達祐実）を自分の母と重ねて応援する七条（山田裕貴）！朋美の娘・咲（吉澤梨里花）の体を見てえみる（吉岡里帆）は一抹の不安を覚えるのだが…フジテレビ7日（火）夜9時より「健康で文化的な最低限度の生活」第4話を放送！予告動画は番組公式サイトで配信。

生活保護のケースワーカーがどれほど大変な仕事か、ということを毎回痛感させられる「健康で文化的な最低限度の生活」。第2、3話に登場した日下部欣也（吉村界人）が不申告で働いて稼いでしまったお金を、全額徴収しなければならないという厳しい結果に、多くの視聴者が驚きを覚えただろう。

自分で稼いだお金なのに「徴集」という言葉を使って没収される。もちろん、これは国が定めた制度であり、守らなければならないのだが、個々の事情を鑑みるケースワーカーたちが、どれほどの苦悩を強いられているかがドラマから伝わった。

劇中、半田（井浦新）が「ここ（区役所）に来てもらえるよう関係を築くことが大事」とえみる（吉岡里帆）を諭す。要は受給者とケースワーカーの信頼関係が大切だということなのだが、1人のケースワーカーがどれほど多くの受給者と、心を通じ合わせ理解しあえるのか、それを考えると気が遠くなりそうだ。

ちょっと暗いテーマだがドラマ全体の雰囲気は、主人公えみるの明るさが引きあげている。厳しい現実と明るい希望、均衡が取れにくい2つのテーマを本作は上手に描いているのではないだろうか。

■前回（第3話）ネタバレあらすじ
ギターをたたき壊してから家に帰っていないという欣也（吉村界人）。京極（田中圭）は自分の使ってないギターを欣也にと、えみる（吉岡里帆）に託す。喜ぶえみるに「それとこれとは話が別」と改めて全額徴収するよう命じられる。

ギターを持ってえみるは日下部家を訪ねるのだが、聡美（江口のりこ）からは「60万円返すのに音楽やってる場合じゃない」と険悪なムードに。えみるは指定した日程で欣也と一緒に区役所に来て、話を聞いて欲しいと聡美に頼んだ。

そんな中、妹のリナ（瑞城さくら）がえみるのもとを訪ね、兄からおこづかいをもらっていたことを打ち明ける。自分のせいで家族がバラバラになってしまう。兄がまたグレてしまうと心配するリナ。

半田（井浦新）から「欣也くんには一度区役所に来てもらって、ちゃんと説明しなきゃだめ。ここに来てもらえるよう関係を築く必要がある」と言われるえみる。

京極のギターをかついでえみるは欣也を探し回り、やっとの思いで見つけた。そして母・聡美と一緒に区役所に来て欲しいと頼むのだが、すべてをあきらめたような欣也はろくすっぽ返事もせず去ってしまった。

そして約束の日、区役所には聡美と欣也が現れた。えみると半田はもう一度、生活保護の制度を2人に説明する。不正に受給してしまった場合、その額を返金しなければならないことを丁寧に説明し、なんとか納得してもらえた。

最後に、えみるは欣也にギターを渡し「これからも音楽を続けてほしい」と言った。その後、欣也は再び路上ライブを再開させた。

一方、借金を返し終わった阿久沢（遠藤憲一）は、偶然にもえみる行きつけの定食屋で働くようになった。生活に少し余裕が出てきた阿久沢は、分かれた妻と娘に手紙を書いた。

数日後、阿久沢宛の手紙が届く。それは娘からのもので、2年の闘病の末、母が死んだと書かれていた。

■第4話あらすじ
夫のDVが原因で離婚し、現在は生活保護を受けている岩佐朋美（安達祐実）。担当する七条（山田裕貴）は、母一人子一人という自分と同じ境遇なこともあって、朋美のことを心から応援したいと思っていた。一方、えみるは朋美の面談中に娘の咲（吉澤梨里花）と遊んでいた。偶然、咲の体の異変に気付いてしまったえみる。もしかして、朋美は咲をストレスのはけ口にしているのかもしれない。

すぐ七条に相談するが、「あの人なら大丈夫」と取り合おうとしない。そんな中、求職活動中の朋美から、仕事が決まったと連絡が入る。七条は大喜びするのだが、その日を境に朋美と連絡が取れなくなってしまった…。

フジテレビ8月7日（火）夜9時より「健康で文化的な最低限度の生活」第4話を放送。原作：柏木ハルコ『健康で文化的な最低限度の生活』（小学館）。出演：吉岡里帆／井浦新／川栄李奈／山田裕貴／小園凌央／水上京香／内場勝則／徳永えり／田中圭／遠藤憲一ほか。

番組公式Twitterアカウントは「@kbss_ktv」。番組公式Instagramアカウントは「kbss_ktv」。第4話予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

◇フジテレビ「健康で文化的な最低限度の生活」番組公式サイト

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