6月7日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開される『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』の本編映像が解禁となった。

『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』は、30ヶ国以上の出版社に翻訳権が販売されたフランスの人気小説が原作で、貧しいインド人青年アジャが、母の死をきっかけに憧れのパリを訪れたもののひょんなことからクローゼットに閉じこめられて世界を旅するハメになるコメディ映画。⇒作品紹介

フランスとインド、ベルギーの共同制作によって映画化された本作の監督はケン・スコットが務め、世界各国を飛び回り撮影が行われた。主人公アジャ役にはインド映画界のスターで、かのラジニカーントの娘婿としても知られるダヌーシュが抜擢。アジャが旅で出会う人々にベレニス・ベジョ、エリン・モリアーティ、バーカッド・アブディ、ジェラール・ジュニョなどの実力派俳優らが世界15か国から集結し、観る人を世界の旅へといざなうとびきりハッピーな物語が完成した。

解禁されたのは、インド人青年アジャが憧れのパリでインテリアショップを訪れる本編シーン。パリにあるインテリアショップを訪れたインド人青年のアジャ。幼いころからカタログに穴が開くほど眺めたカラフルでコンセプチュアルなソファーやベッドに大はしゃぎのアジャ。初めて見る夢のような世界を楽しんでいると、同じく客として訪れていたアメリカ人女性のマリーが目に留まる。その美しさにアジャは一目ぼれ！彼女の気を引きたいアジャは、思わぬ方法でマリーへの接近を試みる。リビングスペースで家具を見ているマリーに「ハニー、遅くなってごめん。渋滞がひどくて」「ハニー、車のキーがない」と声をかけ、まるで夫婦の日常の一幕のような芝居を一方的に繰り広げはじめる。

実際に家具を買ったときをイメージしたい、と言い訳するアジャに、戸惑いの表情を見せるマリー。しつこく話しかけてくるアジャに根負けしたマリーはついに「働きすぎよ、ハニー」と妻役を演じはじめるのだった。『（500）日のサマー』でもジョセフ・ゴードン＝レヴィットと、ズーイー・デシャネル演じるカップルが某大型家具店で新婚さんごっこを繰り広げるシーンが印象的だが、アジャとマリーのやり取りも、ついマネしたくなってしまう愛らしさが溢れるシーンとなっている。束の間の交流を楽しんだ二人は、翌日エッフェル塔の下で会う約束をし、キスを交わすがー。

■作品情報
原題：The Extraordinary Journey of the Fakir
原作：ロマン・プエルトラス「IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅」（小学館文庫/吉田恒雄 訳）
監督：ケン・スコット（『人生、ブラボー！』）
出演者：ダヌーシュ、ベレニス・ベジョ（『アーティスト』）、エリン・モリアーティ（『はじまりへの旅』）、バーカッド・アブディ（『キャプテ ン・フィリップス』）、ジェラール・ジュニョ（『バティニョールおじさん』）
上映時間：96分／サイズ：シネスコ／言語：英語
配給：東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
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