めざしたのは、どす黒いおとぎ話のような映画!『ゴーストランドの惨劇』Pデザイン公開!

2019年08月15日18時00分音楽
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8月9日(金)より新宿武蔵野館ほかで全国公開したフランスの鬼才パスカル・ロジェがメガホンを取った映画『ゴーストランドの惨劇』の不快感を突き詰めたプロダクションデザインが公開された!公式サイトで本編映像なども公開している。



『ゴーストランドの惨劇』は、2012年の『トールマン』を経て、6年ぶりにロジェ監督が撮り上げた待望の長編作品。主人公の姉妹が絶望的な惨劇に巻き込まれる様は、女性2人を主役に据えた『マーターズ』と通じるものがある。しかし、本作ではさらに全編に張り巡らせた伏線と罠で、観る者を巧みに翻弄していく。ロジェ監督が作り上げた“狂気の迷宮”に、いつ迷い込んだのか。凄惨な恐怖描写は2度と見たくないが、罠にはまったあなたは必ず2回観たくなる。

ゴースト

公開された本作のプロダクションデザインは、不安感を煽り不快感を与えることを追求している。“惨劇”の舞台となる屋敷は監督らによって長い時間をかけてリサーチされ、1880年代から建つ農家の屋敷が選ばれた。スティーヴン・キングらによって幾度も描かれてきた「不変のアメリカ」然とした屋敷の外観に惚れ込んだロジェは、内装を慎重に装飾し、実際には存在しない3階を加えるギミックを追加した。「映画の終盤で3階は完全に異常な次元になる」とコメントしたパスカル・ロジェが仕掛ける恐怖とはいったい――。
また、ついぞ不穏な雰囲気を発するおびただしい数の人形やキャンディーカーを用いて子供の世界を組み込むことについては次のように語っている。
ゴースト「ホラー映画というジャンルにある多数の原型のひとつであり、不安、怒り、恐怖の領域には幼少時代が垣間見える。私は原型から始めることが好きなんだ。唯一の条件は、それらを私の方向性に転換できるかどうか。与えられたものにまつわる予想を裏切ることで、うまくいけば驚かせ、動揺させることができる!」とコメントし、「どす黒いおとぎ話のような映画を作ることに全力をささげたよ」



■あらすじ
ゴースト人里離れた叔母の家を相続し、そこに移り住むことになったシングルマザーのポリーンと双子の娘。姉のヴェラは、奔放で現代的な少女。一方妹のベスは、ラヴクラフトを崇拝する内向的な少女。双子の姉妹ながら、性格は正反対だった。新居に到着したその日の夜、突然の惨劇が一家を襲う。2人の暴漢が家に押し入ってきたのだ。しかし、娘を守ろうとする母は必死に反撃し、姉妹の目の前で暴漢たちをメッタ刺しにする―。あの惨劇から16年後。ベスは小説家として成功したが、ヴェラは精神を病み、今もあの家で母と暮らしていた。久しぶりに実家に戻ったベスを母は迎え入れるが、ヴェラは地下室に閉じこもっていた。そして、ベスに向かって衝撃の言葉をつぶやく―。

■作品詳細
監督・脚本:パスカル・ロジェ『マーターズマーターズ』『トールマントールマン』
監督・脚本:パスカル・ロジェ『マーターズ』『トールマン』
出演:クリスタル・リード「ティーン・ウルフ」、アナスタシア・フィリップス、エミリア・ジョーンズ『ブリムストーン』、テイラー・ヒックソン『デッドプール』、ロブ・アーチャー『コンフィデンスマン/ある詐欺師の男』、ミレーヌ・ファルメール
2018年/フランス・カナダ/英語/91分/シネマスコープ/5.1ch/原題:GHOSTLAND/R15+
提供:ニューセレクト、キングレコード/配給:アルバトロス・フィルム

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