東山紀之「刑事7人」第5シーズン第8話 高齢者を狙うアポ電詐欺は元巡査?!第7話ネタバレあらすじと予告動画

2019年08月29日10時30分ドラマ
@テレビ朝日

東山紀之主演「刑事7人」シーズン5第8話は、高齢者を狙うアポ電詐欺の一味が殺された!被害者は元警官!野々村拓海(白洲迅)が大活躍!テレビ朝日「刑事7人」9月4日(水)夜9時から第8話放送!予告動画は番組公式サイトで公開中だ。



28日放送された第7話は、死亡推定時刻を混乱させる工作をした元生物学者が犯人であった。死亡推定時刻を測るのは、死後硬直、直腸温度、死斑の3つとなる。このうち、部屋の温度を操作して直腸温度を混乱させる手段はサスペンス好きな視聴者ならよく見かける方法であるが、今回は直腸温度だけでなく、被害者を40キロも走らせ脱水状態におくことで死後硬直の時間をも混乱させる手口であった。それにしても、娘のために炎天下40キロを走ることを強いるのはかなりの手法である。

第7話の過去の事件はオーストラリアでの殺人事件だ。天樹(東山紀之)が海外の事件関係者まで頭の中にインプットさせていることには脅威しかない。犯人解明のための大事な”ペアアクセサリー”を発見したのは野々村拓海(白洲迅)だ。そして、4日に放送される第8話は、この野々村が大活躍する回となる。最近、頻繁に発生しているアポ電詐欺が第8話の話となる。高齢者を狙うあの手この手の手段の一つとして、どうやらボランティアが使われているようである。第8話はどんな過去の未解決事件がからんでいるのかが注目される。

■第7話ネタバレあらすじ
東京郊外の廃倉庫で、ナイフで首をえぐられた男の遺体が見つかり、専従捜査班が捜査を開始する。現場には争った形跡がなく、カバンの中に入った500万円ほどの札束も手付かずで残っていた。さらに、凶器と考えられるナイフには指紋がなく、現場に足跡も残っていなかったため、金目当てではなく、怨恨の線が濃厚だと思われた。

解剖を終えた東都大学の法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)は、死後硬直と直腸温度から割り出した死亡推定時刻に、普通では考えられないほど大幅な開きがあるため、「仏さんは二度死んでいる」と宣言する。天樹悠(東山紀之)らは、その奇妙な結果に衝撃を受ける。

そんな中、海老沢芳樹(田辺誠一)の調べによると、被害者の松永修一(生島翔)は、共同経営者の尾中勝也(阿部亮平)と経営上の問題で激しく対立していたという。さらに、松永の妻・真由美(片山萌美)が、以前の交際相手・春日正人(細山田隆人)からのストーカー被害に悩んでいたこともわかる。

会社で対立していた共同経営者と妻のストーカーというわかりやすい容疑者の存在が明らかになり、死亡推定時刻の謎が残ってはいるものの、この事件は案外早く解決するかもしれないと専従捜査班のメンバーは期待するが、容疑者二人の名前に覚えのある気がした天樹は過去の資料を調べ始める。その事件は、10年前オーストラリアのシドニーで発生した日本人留学生殺人事件だった。今回の事件の被害者、容疑者二人の名前は、10年前の事件の関係者として、当時の事件の被害者・金田健介(伊東潤)にも接点があることが判明した。そのうえ、被害者の健介が、堂本の親友で元生物学者・金田健太郎(清水綋治)の孫だということもわかる。

過去の事件がからんでいると思った天樹はオーストラリア警察に事件の資料を提供してもらった。事件資料を目にした野々村拓海(白洲迅)は、健介とお揃いのペンダントをつけた女性・谷沢果鈴(黒川智花)の存在に気がついた。健太郎の話では、健介は晩生で恋人などもいないといっていたが、どうやら果鈴とシドニーでつきあっていたらしい。また、天樹は健太郎の家に、最近のオーストラリアのお土産があることも見ていた。

そのころ、犯行現場近くで、事件当日にスーツ姿で走っていた男がいることが聞き込みでわかった。被害者はカジュアルなシャツにハーフパンツ姿だったため、当初はこの人物は関係がないかと思われたが、天樹の勘はこの男性に向いた。男が走っていたと思われるところをしらべるとカバンやスーツ、靴などがすててあったことを発見する。

真由美に確認すると、真由美と娘は事件当日、プールに行っていて携帯電話に出られない状態であったこと、プールに行くことはSNSにアップしていたこと、何日か前に不審者情報のビラがあったこと、そして、事件当日、松永が取引先を名乗る人からの電話で出かけて行ったことが分かった。

天樹たちの仮説ができあがった。松永はニセの電話で娘が誘拐されたと信じ込まされ、犯人の指示通りに40キロもの道を走らさせられた。そして殺害現場に誘導され、部屋の温度が40度に上がっていた部屋で自動的な仕掛けにより殺されたという仮説だ。

これを裏付けるため、天樹は健太郎に話を聞いた。健太郎は孫の健介のかたきを討つためにやったことだと認めた。10年前、シドニーで果鈴が乱暴された。その犯人は松永、尾中、春日の3人であり、そのことを警察に言った健介が3人に殺されたのだった。果鈴は当時、乱暴されたことを警察に言っていなかったが、今回帰国して健太郎に話をした。生きているうちに孫のかたきを討つためにと実行に移したのだった。尾中、春日はシドニーでの犯行を認めた。



■第8話あらすじ
上半身裸、トランクス一枚に靴下と革靴だけを身に着けた男の遺体が見つかり、専従捜査班が臨場する。野々村拓海(白洲迅)が、ぼう然と立ち尽くしている老婆に声を掛けたところ、菅原充子(赤座美代子)というその女性は、被害者が“工藤”という交番の巡査だと言う。情報をつかんだと張り切る拓海だが、海老沢芳樹(田辺誠一)から被害者の身元が判明したと連絡が…。

指紋から特定された被害者は一戸琢也(金井勇太)という元警察官。充子のいう“工藤”ではない…と、肩を落とす拓海だが、現場にいた制服警官から充子が認知症を患っていると聞かされる。気を取り直して充子を自宅まで送った拓海は、手料理をごちそうになることに。すると、おいしそうに食事する拓海を見た充子が、ふと何かを思い出したかのように、つい先日家に来た“工藤”の右頬には傷があったと言い始める。後に、東都大学の法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)から、被害者の右頬に外傷があるという解剖所見を聞いた拓海は、一戸と“工藤”が同一人物だと確信する。

一方、天樹悠(東山紀之)ら専従捜査班のメンバーが捜査を進めるうちに、一戸が定職に就くことができずかなり切り詰めた生活を強いられていたこと、借金を抱えていたこと、それにも関わらず高齢者向けのボランティアに参加しようとしていたことがわかる。

そんな中、殺害現場近くの公園のゴミ箱から一戸の血痕が付着したニセモノの警察官の制服と制帽が見つかる!

警察官の制服を着た一戸は“工藤”と名乗り、充子の家に出入りしていたのか…?天樹が拓海に再度充子から話を聞いてくるよう指示した矢先、事態は急転。一戸が元宮洋祐(佐野弘樹)というチンピラとつるんでいたことが判明する。一戸の目的はなんだったのか…天樹らが捜査を進める中、新たな事件が発生する!

テレビ朝日水曜夜9時より「刑事7人」を放送。出演:東山紀之、田辺誠一、倉科カナ、白洲迅、塚本高史、吉田鋼太郎ほか。Twitter公式アカウントは「@keiji_7nin」。

テレビ朝日「刑事7人」番組公式サイト

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