ソ・ジフン、ドラマのために免許一発合格取得!「ケリョン仙女伝~恋の運命はどっち!?~」インタビュー&写真公開

2019年09月02日13時33分ドラマ

韓国に伝わる童話『仙女と木こり』の後日談をドラマで再現したような韓国ドラマ「ケリョン仙女伝~恋の運命はどっち!?~」が11月リリースされるが、これに先駆けて注目の新星ソ・ジフンのインタビューが到着したのでご紹介!Youtubeにて予告動画が公開されている。



「ケリョン仙女伝~恋の運命はどっち!?~」は、「グッド・ドクター」ムン・チェウォン主演で贈る、恋の記憶と2人の男子に心ときめくドキドキラブロマンス。669年の間、鶏竜山で木こりの帰りを待ちながら、ムン・チェウォン扮するバリスタになった仙女ソン・オクナムがチョン・イヒョンとキム・グム、2人の男性に出会って巻き起こるストーリーを描いたドラマ。「シグナル」の高校生役で鮮烈なデビューを飾った注目の新星ソ・ジフンは、夫候補の超癒やし系男子グム役を演じる。

se――「ケリョン仙女伝~恋の運命はどっち!?~」が日本でリリースされるにあたり、視聴者の皆さんにひと言お願いします。
日本でリリースされると聞きとてもうれしく思いますし、感謝の気持ちでいっぱいです。明るいドラマなので楽しんでいただけるとうれしいです。

――この作品で演じたキム・グムという役柄について紹介してください。
キム・グムという名前は、漢字で表すと“金・金”となります。だから“キム・ギム”というあだ名をつけられています。性格はとても楽天的で人助けの好きな良いやつです。困っている人を見ると助けずにはいられず、寝る場所がない人を連れ帰ってしまうこともよくあります。そのせいでチョン教授には文句を言われてしまうのですが、それでもグムは困っている人を見るとどうしても放っておけないんです。その点については、僕自身も見習わなければと思う一方で、グムはかなりの天然キャラでもあります。

――ジフンさんと似ている部分は?
何事も前向きにとらえる部分が似ていると思います。グムは、“そういうこともあるさ”と現実を柔軟に受け止める性格なんです。例えば仙女さんが本当に仙女だったと知った時も“そういうこともあるかも”と受け止めるような部分が僕に似ていると感じました。

se――初の主演作としてオファーをもらったとき、プレッシャーを感じませんでしたか?
プレッシャーはありました。周りに比べて若いですし端役でもありませんので、すばらしい監督と先輩方の中に飛び込んで演技をするにあたって、緊張感を持って臨まなければと思いました。この役柄に引かれたのは、善良な性格を持つキャラだったからです。グムという男はとてもまっすぐで明るいエネルギーを振りまく性格なので、その点に惹かれました。

――撮影が始まってから、この役を引き受けてよかったと感じた瞬間はありますか?
台本読みを終えたあとです。初めて全員が集まって台本読みをした時に、この共演者たちの中でグムという役柄を演じることができるのはすばらしいことだと感じました。

――この物語の原作漫画「鶏龍仙女伝」は以前から知っていましたか?
ドラマが制作される前から、ドルベ先生原作の「鶏龍仙女伝」が大好きでした。オファーがある前にすでに何度も読んだウェブ漫画でした。だからこそいっそうこの役を引き受けたいと感じたんです。キム・グムという男は本当に良いやつなんです。キム・グムの純粋で一途で素直な性格が大好きだったのですが、その役を自分が演じなければならないと思うと少しプレッシャーもありました。

seo――この役を演じるために特別に準備したことはありますか?
ささいなことではありますが、この作品のために運転免許を取りました。自分で車を運転するような年齢ではなかったので、まだ免許を持っていなかったんです。でも劇中で運転するシーンがあるので、免許がないと演じられないということで急きょ運転免許を取ったんです。いざ現場で運転するシーンを撮影する時は、かなり緊張しました。撮影で何度も運転するうちに腕が少しずつ上がったと思います。

―― 一度で合格しましたか?
はい、一度で合格しました。

――グムに関連して一番心に残っているシーンやセリフはありますか?
こんなセリフがありました。仙女さんと歩きながらハスの花が咲いたことを伝えると、仙女さんは知っていると言うんです。そのあとグムが「美しい」とつぶやくのですが、それがハスの花のことなのか仙女さんのことなのかわからないけど、とにかく仙女さんに向かってそう言うんです。どちらの意味も含んだそのセリフがとても好きでした。

――裸足で走るシーンがありましたが、つらくありませんでしたか?
走りながらこう思いました。僕が痛いと思う分だけ見ている人にはかわいそうに見えるだろうと。だから我慢しては裸足で走りました。

se――撮影中の映像を見ると、ユン・ヒョンミンさんと仲がよさそうで現場の雰囲気が和気あいあいとしていたように思いました。実際にはどんな雰囲気でしたか?
いつもヒョンミンさんが盛り上げてくれました。本当に良い方なんです。台本を読んだ時、ヒョンミンさんとは年が離れてるので距離を感じることもあるだろうと心配しました。でも実際には僕が気を使わないような雰囲気を作ってくれましたし、助言もたくさんしてくれました。おかげで緊張せずに撮影に臨めました。

――グムは植物や動物と会話することができますよね。演じるのは大変じゃありませんでしたか?
撮影の時は目の前に何もない状態でセリフを言うのですが、やってみると特に気にはなりませんでした。目の前にいると想像しながら演じますから。人の目を見て演技をするより、目の前に誰もいないほうが上手に演じているとみんなに言われたほどです。意外ですが、僕はそのほうが演じやすかったように思います。

――もし本当に動物と話せる能力が備わったとしたら、話をしてみたいのは?
うちの猫です。何を考えているのかよくわからないので、一度聞いてみたいです。なぜそんなにも僕を嫌うのかと。



――CGを使うことも多い作品でしたよね。特に猫のチョムスンとのシーンがたくさんありました。中でも記憶に残っているシーンはありますか?
チョムスンが僕の隣でソーセージを食べるシーンがあったのですが、実際の撮影では隣に置いた猫のぬいぐるみに向かってほほ笑みかけるので、正直恥ずかしかったです。実際にはCGでかわいく描かれているだろうと想像しながら演技をしました。アヒルのボートのシーンは、グリーンの幕を背景に、そこに置いたアヒルのボートにムン・チェウォンさんと乗って撮影をしました。実際に完成した映像を見ると、とても不思議な気分になりましたね。スタジオで撮ったのに本当に空に浮かんでるようなシーンに仕上がっていました。CGを使った撮影は始めてだったので、放送を見て感動しました。

se――本作は時代劇の要素もありましたね?撮影はいかがでしたか?
実際にかつらを見るまで、僕の役が白髪だとは思いませんでした。ウェブ漫画ではグレーのような色だったのですが、実際に僕のつけたかつらは黄みがかった白髪でした。最初はびっくりしましたね。撮影中、食事の時間になるとかつらのまま食事をしに行かなきゃならないのですが、注目されるのが恥ずかしくて食堂には行けませんでした。でも何度か撮影するうちに慣れてきて、かつらをつけたままどこにでも行けるようになりましたし、食事をするのも平気になりました。時代劇のセリフは初めてだったので苦労しました。キム・グムというキャラクターとバウセというキャラクターは、転生した姿で本来は同じだとは言え、時代が違うので言葉使いやイントネーションを変えなければなりません。できるだけ雰囲気を変えようと努力をしましたが、それがうまくいったかどうかは自分ではよくわかりません。

――ムン・チェウォンさんが相手役でしたが、相性はいかがでしたか?
いい雰囲気のシーンを撮る時、いつもチェウォンさんはまっすぐに目を見てくれるんです。その点はありがたかったです。感情が通じ合うシーンでは互いの目を見つめ合って、感情を共有したいと思っていたので、実際にそうしてくれたことにとても感謝しています。

――バックハグのシーンやキスシーンなど、ドキドキするようなシーンが多かったですが、ご自身が一番気に入っている胸キュンシーンはどれですか?
僕はスキンシップより、手がほんの少し触れ合うシーンが一番ドキドキしました。実際にドラマを見ても、キスシーンやバックハグのシーンより意外にもそのシーンが一番ドキドキすると感じました。

――滝での撮影はいかがでしたか?
上半身裸のシーンですね。このドラマは夏に撮影が始まり、冬に終わったのですが、そのシーンの撮影はちょうど10月か11月ぐらいでした。滝に入るにはとても寒い時期だったので、滝から上がると寒くてブルブル震えるほどでした。映像でもそれが伝わってしまって残念なのですが、なるべく平気なふりをしようと頑張った記憶があります。とても寒かったです。

se――序盤にはコ・ドゥシムさんの登場シーンも多かったですが、共演してみていかがでしたか?
僕が部屋着用のモンペをプレゼントした時、ドゥシムさんがおもむろにモンペに着替えて、「よく伸びるわ」と言うシーンがありました。あまりにかわいくて、演技ではなく素で笑ってしまった覚えがあります。

――コ・ドゥシムさんのアドリブだったんですか?
そうです。いきなりモンペをはいて、伸ばしたり縮めたりするので、笑ってしまいました。

――ユン・ヒョンミンさんとの絡みがとても多く、ブロマンス的な雰囲気がとてもよかったのですが、いかがでしたか?
2人のシーンについては、監督とのリハーサルの前に2人で常にセリフ合わせをしていました。そのたびにヒョンミンさんは良いアイデアをくれるんです。「この部分では、こうしたほうが互いの感情が際立つ」、「こうしたほうがもっとコミカルになる」など、本番前に常にそういうやり取りがありました。知らずに演じるより互いに確認をしてから演じるほうが、僕が楽だろうと気遣ってくださったんだと思います。そのおかげで、スムーズに撮影できたと思っています。

――もし「ケリョン仙女伝」にもう一度出演できるとしたら、どのキャラクターを演じてみたいですか?
チョン・イヒョン教授です。グムとは正反対のキャラクターなので。これは俳優としての欲求です。正反対の役柄も演じたいという欲望も込めて、チョン・イヒョン教授を演じてみたいです。

けりょn――俳優ソ・ジフンにとって「ケリョン仙女伝」とは?
とてもピュアなドラマです。登場人物に悪者がひとりもいないので、見ていてヒーリングになるドラマです。見ているだけで心がきれいになって、気分がよくなるドラマだと思います。

――最後に、日本のファンの皆さんへ一言お願いします。
「ケリョン仙女伝」はいかがでしたか? 皆さんにとってこのドラマが、見ているだけで心が癒やされる物語だと感じてくれたらうれしいです。僕も俳優として、今後また違うキャラクターでお目にかかりたいです。機会があったら日本に行き、ファンの方たちと交流できたらうれしいです。これからも応援してください。ありがとうございました。

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