ラグビーW杯開幕記念!9/20金ロ『インビクタス/負けざる者たち』あらすじと予告動画

2019年09月19日08時00分映画

明日9月20日(金)、「ラグビーワールドカップ2019」が日本で開幕!これを記念して、日本テレビでは開会式及び「日本×ロシア」戦放送後の夜9時45分から、監督クリント・イーストウッド×主演モーガン・フリーマン&マット・デイモンで贈る感動の実話を映画化したラグビー映画『インビクタス/負けざる者たち』(2009)を放送!「金曜ロードSHOW!番組公式サイトで予告動画が公開されている。

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『インビクタス/負けざる者たち』は巨匠・クリント・イーストウッドがメガホンを取り、モーガン・フリーマンとマット・デイモンが主演を務めた2009年の作品。4年前に日本が激戦を繰り広げたラグビー南アフリカ代表の、実話に基づくドラマ。タイトルの「インビクタス」とは、ラテン語で「征服されない、屈服しない」という意味。

舞台は、アパルトヘイト政策が廃止されたばかりの南アフリカ共和国。かつて、南アフリカではラグビーは白人、富裕層が行うスポーツで、黒人からはアパルトヘイトの象徴として嫌われていた。同国初の黒人指導者となったネルソン・マンデラ大統領は、対立する黒人と白人をひとつにするため国のラグビーチームを立て直すことに。

当時、ナショナルチーム「スプリングボクス」に所属していた黒人選手はたった1人しかいなかった。アパルトヘイト撤廃後、白人、黒人の比率が解消された。1995年には南アフリカで初のワールドカップが開催され、自国で初優勝という輝かしい成績を残した。

ちなみに、南アフリカがアパルトヘイトを廃止したのは1991年。「南アフリカ共和国でかつて行われた、黒人に対する白人(社会)との接触にきびしい制約を課した政策」である(三省堂『新明解国語辞典』より)。「きびしい制約」とは簡単にいえば「ひどい差別」である。衣食住はもちろんのこと、人間の生活すべてにおいて、黒人が差別、隔離される政策だった。アパルトヘイトに反対したネルソン・マンデラは「国家反逆罪」で1964年から27年間もの長きにわたり収監されていた。1990年釈放後、マンデラはアフリカ民俗会議議長に就任。1994年、マンデラの尽力により全人種による初の総選挙が行われ、アパルトヘイトは撤廃された。マンデラは1993年ノーベル平和賞を受賞、1994年に南アフリカ大統領に就任、1999年任期満了にともない、大統領を辞任し政界から引退した。2013年12月5日、95歳で亡くなった。

■あらすじ
27年間、収監されていたネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)は釈放後、南アフリカで初の黒人大統領に就任した。アパルトヘイトは撤廃されたものの、社会には根強く黒人差別が残っていた。そんな中、ラグビーはアパルトヘイトの象徴として、黒人から嫌われるスポーツだった。新政府内ではナショナルチーム「スプリングボクス」のチーム名やユニフォームの変更を求める声が大きかったが、マンデラはラグビーこそが白人、黒人和解の象徴になると信じ、白人、黒人混合のチームとして、ワールドカップ優勝を目指すようになるのだが…。

いよいよ「ラグビーワールドカップ2019」が開幕される!どんなに強い相手でも不屈の精神で戦うマンデラ大統領とラガーマンが、奇跡を起こす『インビクタス/負けざる者たち』を見ればラグビーワールドカップがもっと楽しめるはず! 放送は日本テレビで開幕式の放送後、9月20日(金)夜9時45分から。ラグビー映画最高傑作をお見逃しなく!



【インビクタス/負けざる者たち】(2009)
監督:クリント・イーストウッド
脚本:アンソニー・ペッカム
原作:ジョン・カーリン
製作総指揮:モーガン・フリーマン、ティム・ムーア、ゲイリー・バーバー、ロジャー・バーンボーム
音楽:カイル・イーストウッド、マイケル・スティーヴンス
出演:モーガン・フリーマン、マット・デイモン、トニー・キゴロギ、スコット・イーストウッド、ザック・フュナティ、グラント・L・ロバーツほか。
原題:INVICTUS
備考:英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ
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