日テレ23日高畑充希主演「同期のサクラ」橋本愛が寿退社!?そして運命の3.11が…!?第3話予告動画

2019年10月17日11時10分ドラマ
©日本テレビ

2011年3月、東日本大震災前日-サクラ(高畑充希)は百合(橋本愛)と一緒に会社の採用パンフ作りに励む!そんな中サクラは百合が会社でセクハラを受けていると知り、百合は男社会での生きづらさを肌身に感じ…日本テレビ23日(水)夜10時より「同期のサクラ」第3話を放送、予告動画は番組公式サイトで公開されている。



■日本社会の10年(第2話ネタバレあり)
16日放送の第2話視聴率が9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった「同期のサクラ」。2話では今から9年前の2010年が描かれた。希望する土木ではなく人事部に配属されたサクラ(高畑充希)は、黒川(椎名桔平)の指示で、各部署に残業時間を減らすよう一斉メールを出す。

しかし営業部だけはその指示に従わず、部長の桑原(丸山智己)は部下たちに、土日問わずフル稼働を命じる。特に営業部に配属された菊夫(竜星涼)は同じ大学の先輩の桑原から、かわいがり(ひどい仕打ち)を受ける。

菊夫が担当している図書館建設の下請け業者に無理なスケジュールでの施工を命じたり、菊夫に対して今では考えられないようなパワハラをしまくる桑原。とうとう菊夫は過労で倒れ病院に運ばれてしまう。

2019年4月1日施行された「働き方改革関連法」は、「働き方改革の総合的かつ継続的な推進」「長時間労働の是正と多様で柔軟な働き方の実現等」「雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保」この3つの柱を主軸に法整備されている。

文章で書くと堅苦しく分かりにくいが、要は健康的に、健全に誰もが平等に働きやすい社会にする…的なことを謳っている。一部の大企業ではそれで成り立つのかもしれないが、多くの中小企業や個人事業主はそんなこと言ってられないのが現実だ。

とはいえ、社会の目が「脱過労死」に向かっている事は間違いない。また、子育てしやすい社会だったりコンプライアンスも重要とされ、会社の在り方が問われる時代になった。

「同期のサクラ」第2話で描かれた2010年はまだ、社会がそこまで成熟していなかった。そのため、菊夫のように超過労な労働を強いられ、心身ともにバーンアウトしてしまう企業戦士も少なくなかった。

そんな菊夫を桑原から守るため、サクラが立ち向かう。サクラは桑原に「『忙しい』とは『心』を『亡くす』と書きます。いい仕事をするために、過度な残業はよくない」と金八先生かとツッコミ入れたくなるような正論を吐く。

サクラが言うことはごもっともすぎる。だが2019年の原題でも、ホンネと建前は社会に根深くはびこっている。SNSに「サクラを見ていると思わず自分が『ゴメンナサイ』と言ってしまいそうになる」というツイートがあった。このツイートをされた方は、サクラに対して「非共感性を抱く」と述べていた。

そのほかにも、SNSでは「サクラが言うような社会になればいいけど、絶対無理」とか「サクラのように思ったことを口に出せるようになりたい」、または「サクラを見てると辛すぎる」という意見がTLに多数流れた。サクラに対する非共感性は必ずしも嫌悪ではない。共感したくてもできない、そんな気持ちも含まれているのではないだろうか。

脚本を手がける遊川和彦は、このドラマを通して視聴者に何を訴えたいのだろう?あの遊川和彦が偽善的に「理想的な社会になろう」などと言うはずがない。もっと奥深い「何か」が描かれるはずだ。それはきっと多くの視聴者を「あっ!?」と言わせるものに違いない。



■第3話あらすじ
2011年3月10日、東日本大震災前日。入社3年目を迎えるサクラ(高畑充希)は会社の採用パンフレット作りで百合(橋本愛)と協力することに。サクラは百合が会社でセクハラを受けていると知り、またもや忖度なしの行動を取り騒動を巻き起こす。そして震災発生…。日本中が混乱する中、百合は結婚すると決めるのだが…。

日本テレビ10月23日(水)夜10時より新水曜ドラマ「同期のサクラ」第3話がスタート。脚本:遊川和彦。出演:高畑充希/橋本愛/新田真剣佑/竜星涼/岡山天音/相武紗季/椎名桔平ほか。番組公式Twitterアカウントは「@douki_sakura」。番組公式Instagramアカウントは「douki_sakura」。Huluにて全話、TVerにて最新話見逃し配信中。第3話予告動画は番組公式サイトで公開されている。

日本テレビ新水曜ドラマ「同期のサクラ」番組公式サイト

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