沢口靖子「科捜研の女19」第23話、土門(内藤剛志)の20年前の過去が明らかに!予告動画と第22話ネタバレあらすじ

2019年11月29日11時30分ドラマ
@テレビ朝日

沢口靖子主演の「科捜研の女season19」第23話は、マリコと長年”どもまり”のコンビを組む土門刑事(内藤剛志)の20年前の過去が明らかに!土門は警察学校の教官に?!12月5日(木)夜8時よりテレビ朝日にて第23話を放送!予告動画は番組公式サイトで公開中!見逃し配信は公式サイトやTVerなどにて、ビデオパスで見放題配信中だ。



11月28日放送の第22話は、過去に殺人を犯した古田(今野浩喜)が立ち直ろうともがいていたところを無残にも殺されてしまう話であった。古田はつらい生い立ちであった。自身が生まれる前に父親は家を出てゆき、母親はネグレクトの状態で古田を学校にも行かせなかった。そんな古田が刑務所にいるときにボランティアできていた住職から文学の楽しさを教えてもらい、日々、少しずつ努力を重ねていたのに、無残にも殺されてしまうという切ないストーリーであった。

マリコの科学に対する情熱は測れないほどの大きさであるが、なにかをみても必ず科学的に分析してしまう。11月14日放送の第20話では、小学生にむかって”菌”について科学的な説明を始めてしまうシーンがあったが、第22話でも、解剖医の風丘(若村麻由美)がもってきた葛餅について、「陸上植物のグルコース貯蔵の一形態、つまり、でんぷんですね。でんぷんは水を加えると…」と説明を始めるものの所長に止められるシーンは、実にマリコらしいシーンであった。

12月5日放送の第23話は、土門の隠された20年前が明かされる。土門の同期の火浦義正(升毅)が殺人の疑いをかけられ、その後、死亡してしまった。第19話で、刑事部長の藤倉甚一(金田明夫)と、幼馴染で交番勤務の巡査・平野頼通(菅原大吉)の友情を描いた回で、土門は自分には話せることはないと言っていたが、火浦との友情が深かったのではないかと思われる。また、第23話では土門の元妻役で、元宝塚歌劇団雪組男役トップスターの早霧せいながドラマ初出演する。早霧せいなは、20年続くドラマに出演できることを素直に喜んだという。

■前回(第22話)ネタバレあらすじ
工場に勤務する古田憲一(今野浩喜)の遺体が空き地で発見された。後頭部の傷から転落死とみられたが、現場や遺体の状況から何者かにより運び込まれたことが疑われる。所持品にあった児童書『あおぞら探偵団』は、『殺人トリックの魔術師』と呼ばれる人気推理小説家・高柳龍之介(大和田伸也)のデビュー作で、事件当日の日付で作者のサインも入っていた。

榊マリコ(沢口靖子)と土門薫(内藤剛志)は、高柳からサイン会に来た被害者の様子を聞くが、相手は推理作家だけあり意図が先読みされてしまう。まるで捜査状況を把握しているような高柳から「子どもを探すといい」とアドバイスを受けるマリコたちだった。被害者の同僚たちによれば、職場に時おり古田を訪ね、初老の男が来ていたと言う。また被害者の自宅からは子ども向けのお絵描きボードが見つかる。古田の家に子どもが出入りしていたなら、高柳の言葉が的中した形だ。

さらに古田は9年前に殺人を犯し、仮釈放中だったことも判明した。自宅からは恨みを綴った手紙が見つかり、復讐殺人も疑われる。しかしそれを被害者遺族は否定し、筆跡鑑定でも裏付けがとれる。土門が被害者宅を訪問していた時、被害者の孫は『あおぞら探偵団』を読んでいた。

被害者についていた草や砂から、ウサギが飼育されている場所が推定され、丸太町小学校が浮上した。『あおぞら探偵団』のモデルとなっている学校だ。ウサギの餌や校庭の砂を採取していると、ウサギが一羽いなくなっていた。『あおぞら探偵団』の話には逃げたウサギを追いかける話が載っている。そして、被害者・古田が殺害される直前に小学校を訪れていたこと、高柳がその小学校を訪問していたこともわかった。高柳は警察の事情聴取に応じると、取調室で好奇心旺盛な態度を見せる。

恨みを綴った手紙を書いたのは、ボランティアで面接をしていた住職(佐川満男)だった。小学校にも行かせてもらえなかった古田は文字が書けない。矯正の一環で、犯人の気持ちになって書いていた手紙だった。古田は住職の勧めもあり、国語の勉強を始め、児童書『あおぞら探偵団』を読むようになったのだった。『あおぞら探偵団』に夢中になった古田は、出所後、『あおぞら探偵団』にでてくるも出るとなっている場所をめぐっていた。釈放されていた高柳に『あおぞら探偵団』に出てくる場所で砂があるところがないかを確認すると、神社だという。

そして、犯人がわかった。犯人は古田が勤めていた工場にいた同僚3人だった。古田が神社を訪問し、『あおぞら探偵団』を読んでいることをからかい、本を取り上げた。本を取り戻そうとした古田が追いかけて、階段から落ちて死んでしまった。殺害場所をごまかすために遺体の場所を移したのだった。3人は日ごろから古田をいじめていた。たかが本のためにという犯人に向って、土門は「たかが本ではない。生きる希望だったんだ」と諭した。

高柳はスランプを脱し、殺された古田をモデルとしたような小説を書き始めた。物語の中で命を吹き込んでいるようだ。



■第23話あらすじ
フリーライターの広辺誠児(森下じんせい)が絞殺された。臨場した榊マリコ(沢口靖子)は、遺体の下から1999年12月31日付けのチケットを見つける。その券面には京都府警の刑事だった火浦義正(升毅)の指紋が付着していた。火浦の関与も疑われたが、土門薫(内藤剛志)はそれを否定。火浦は19年前に警察を辞め、その年に死亡していたのだ。

広辺は生前、1999年の大みそかに発生した『ミレニアム集団自殺』と呼ばれる大学生10人の服毒自殺を調査していたことが分かる。20年前の集団自殺と今回の絞殺事件の間に、何か関係はあるのか?

さらに被害者のシャツから火浦の指紋が検出。このシャツは今年発売されたもので、実は火浦が今も生きていることを示していた。火浦と同期で刑事拝命も同時だったにもかかわらず、多くを語りたがらない土門。ただならぬ気配を感じたマリコは、火浦の19年前の足取りを追うべく、遺体発見現場の滋賀県へ向かう。担当した警察官によれば、2000年9月に河川敷のテント小屋でホームレスが焼死し、所持品の免許証から、遺体を火浦と断定したという。

焼死した人物と火浦がすり替わった可能性を疑うマリコ。顔写真の照合から、火浦は野本泰治名義で免許を取得していることが判明。火浦は焼死した野本の戸籍を乗っ取り、成りすましていたのだ。宇佐見裕也(風間トオル)らは火浦の現住所を訪ねるが、すでに姿を消した後だった。そんななか、土門は自ら捜査を外れてしまい…。

20年前にいったい何があったのか? 知られざる土門の過去、そして元妻の存在が明らかに…!?

木曜ミステリー「科捜研の女season19」はテレビ朝日にて毎週木曜夜8時より放送。出演:沢口靖子/内藤剛志/若村麻由美/風間トオル/斉藤暁/渡部秀/山本ひかる/金田明夫/西田健/石井一彰/松澤一之/萩尾みどりほか。Twitter公式アカウントは「@kasouken_women」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「科捜研の女season19」番組公式サイト
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