「スカーレット」第14週「新しい風が吹いて」喜美子(戸田恵梨香)は陶芸家として更に成長する!12/30総集編・前半放送

2019年12月28日14時10分ドラマ
@NHK

朝ドラ「スカーレット」第14週は父・常治(北村一輝)の死、ジョージ藤川(西川貴教)との再会、八郎(松下洸平)の受賞を経て、自分も陶芸家として一歩を歩みだすことを決める喜美子の姿が描かれる!ドラマの第14週「新しい風が吹いて」(1月6日~1月11日)のあらすじをご紹介、予告動画が番組公式サイトで公開中だ。



12月23日からの第13週前半は何といっても常治(北村一輝)が主役であった。いままでの常治は、借金はする、喜美子(戸田恵梨香)の仕送りでお酒を飲んでしまったり、娘たちの進学の希望は却下したりと悪い部分ばかりが目立っていた。しかし、その根底には子供に対する愛があり、それをうまく表現できない”昭和の父親”であった。そして、12月21日放送の第72話から体調が悪くなってきて、すっかり弱ってきた。それでも、常治らしいのは、一人で病院に行き、そのことを知った照子(大島優子)にも口止め、東京にいる娘の直子(桜庭ななみ)にも強がるところだ。その反面、マツ(富田靖子)を温泉旅行につれてゆき、その行く末を大野夫婦(マギー&財前直見)に託し、そして、死の直前、喜美子の頭をポンポンとする。第74話での常治の死は視聴者号泣シーンとなった。

結婚して子供ができている喜美子だが、結婚生活は順風満帆とはいかない。優しくて子育てにも協力的な八郎(松下洸平)に、その優しさゆえにいらだちが募っていた。しかし、父・常治の死を経験し、互いの思いを確認しあう。まさか二度目のキスシーンか?と思われたが、息子・武志の出現でそれはお預けになった。

次女・直子(桜庭ななみ)がやっと信楽に帰ってくると、男性を連れていた。自由奔放な直子はいつもびっくりさせられるが、今回もやってくれた。そして、この男性・鮫島を演じるのは、関西ジャニーズJr.内ユニット・Aぇ! groupのメンバーである正門良規だ。直子と鮫島は大阪で商売を始めるという。

来年1月6日から放送される第14週では、陶芸家として一歩も二歩も踏み出し、弟子をとってゆく喜美子の姿が描かれる。

■総集編の放送
2019年後半の連続テレビ小説「スカーレット」を見逃した方、もう一度ドラマを振り返りたい人には年末に放送される総集編がお勧めだ。
[総合]12月30日(月)午前8時~9時23分
[BSプレミアム]2020年1月2日(日)午後2時30分~3時53分

■第13週ネタバレあらすじ
昭和40年夏。喜美子(戸田恵梨香)は27歳になり、八郎(松下洸平)との間には4歳になる息子・武志が生まれていた。さらに八郎と喜美子は丸熊陶業から独立して自宅脇に作業場「かわはら工房」を建設していた。八郎が作品づくりにいそしむかたわらで喜美子も陶器製品を量産して家計を支えていた。武志の世話はむしろ八郎が多く担っている。

ある日、照子(大島優子)が川原家を訪ねてくる。喜美子には内緒で八郎に常治の秘密を告げる。照子は自分が通っている県立の病院で常治を見かけたといい、常治は医者から余命宣告を受けていたのだった。そんな常治が、マツ(富田靖子)と温泉旅行に行きたいという。マツに苦労ばかりかけてきたと思っている常治は最後にマツにねぎらいの旅行をプレゼントしようとしたのだった。

喜美子を始め、家族は常治の病状を知った。マツは常治に「何かできることはないか」と聞いたが、常治は何もないという。そこで、家族皆で何事もないよう気丈に振る舞う。だが百合子(福田麻由子)は悲しみをこらえきれず、外で涙することもあった。

一方、喜美子は陶芸家として伸び悩む八郎(松下洸平)と些細なことからケンカになってしまう。そこに居合わせた常治にあきれられる。そしてどんどん弱っていく常治を見かねた喜美子は、常治になにか元気を出してもらおうと大皿に家族全員で常治にむけた絵をかいた。そして、作(林遣都)は父・大野(マギー)が昔、常治と約束したマツタケご飯をご馳走しようと考える。深夜二人で山へ向かう。信作たちがマツタケを採って、駆け込んでくる。するとほぼ寝たきりだった常治が起き上がり、家族や友人を前にマツ(富田靖子)の幸せを願う言葉を口にする。喜美子を呼ぶと、常治は喜美子の頭をポンポンとなで「またな」と言い、息をひきとった。

常治の葬儀が終わり、喜美子と八郎は久しぶりに落ち着いて言葉を交わす。武志が生まれて以来、すれ違いがちだった二人は本音でぶつかり合い、互いの想いを確認。夫婦の絆を深める。しばらくして東京で働く直子(桜庭ななみ)が見知らぬ男・鮫島(正門良規)を連れて信楽に帰ってくる。喜美子が直子に常治の死に目に立ち会わなかった事情を問い詰めると直子の涙が溢れ、常治から電話があり「帰ってくるな」と言われたという。喜美子たちはそれでも顔をみせるのが娘だというが、今まで親に反発しかしなかったので最後は希望をかなえようと思ったと直子はいった。そして、直子は勤めていた会社を辞め、鮫島と大阪で商売を始めると宣言し、みなを驚かせる。

一方、信作(林遣都)に呼び出された百合子(福田麻由子)は待ち合わせ場所で肩を抱き寄せられた。それは、相変わず気のない女性とも付き合ってしまった信作が女性に別れをつげるためのお芝居であった。

八郎からジョージ富士川(西川貴教)が信楽で実演会を行うことを聞く。だが当日、武志が熱を出してしまった。マツは面倒を見るといったが、喜美子が残って看病することになった。八郎の計らいでジョージ富士川が川原家を訪れる。ジョージと再会した喜美子は言葉を失うが、懸命にかつて自分が抱いた夢を語り始める。そして照子(大島優子)たちも参加して、ジョージによる即興の創作実演が行われる。その姿に刺激を受けた八郎はその後、作陶に没頭し、ついに陶芸展で金賞を受賞した。さらに喜美子にも変化が生まれ、作品を作ろうとする。しかし、土に向かいながら溢れる涙。父の死以来、悲しみを抑え込んでいた喜美子の感情が爆発したのだった。そして、ついに1皿、自分のために焼き上げた。

■第14週あらすじ
昭和44年1月。八郎(松下洸平)が陶芸展で金賞を取って以来、順調に個展や注文製作といった仕事が入り、喜美子(戸田恵梨香)は彼を支えることに専念していた。しかし信作(林遣都)に、本来の夫婦で陶芸をする姿ではないと指摘される。実は八郎は陶芸に行き詰まりを感じていた。一方、たまに自由な作風で陶芸をする喜美子。さらに釉薬の知識が身についてきたことに、八郎は複雑な思いになる。八郎が若い弟子を辞めさせたところに、三津(黒島結菜)という東京出身の若い女性が弟子入りを申し出る。八郎の行き詰まりに、新しい材料を取り入れることを提案する三津。一人で焼き物の産地をめぐり勉強してきた三津に、喜美子は心を動かされ、難色を示す八郎を説得する。いったん断られたものの、八郎のために良かれと思う喜美子は熱心に勧め、ついに三津は弟子入りする。川原家に住み込み、マツ(富田靖子)や百合子(福田麻由子)ともなじんでいく。三津に共感し、そのアイデアを受け入れてほしい喜美子。信楽の土にこだわる八郎と意見の違いが生じる。喜美子は八郎を喜ばせようと、作品を作って陶芸の次世代展に応募する。一方で八郎は、三津とのおしゃべりにある種の安らぎを感じるように。

【作】水橋文美江
【出演】戸田恵梨香、松下洸平、富田靖子、桜庭ななみ、福田麻由子、大島優子、林遣都、財前直見、マギー、黒島結菜 他
【語り】中條誠子アナウンサー
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

「スカーレット」公式サイト
 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]
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