これを見たら気軽にスーパーに行けなくなるかも?『グリーン・ライ~エコの嘘~』予行動画公開!

2020年01月10日15時00分映画
(c)e&a film

スーパーで見かける「環境に優しい」商品たちを買うだけでオランウータン、海、そして熱帯雨林まで救える というが本当だろうか?ブーテ監督自身が専門家と2人で世界一周しながら「エコの嘘」の実態を調べていくドキュメンタリー!ベルリン国際映画祭2018、テッサロニキドキュメンタリー映画祭2018に正式出品された『グリーン・ライ〜エコの嘘〜』が3月28日(土)から公開!予告動画がYouTubeで公開された。



「エコ」商品ラベルの隠された実態を知るための世界一周ダークツーリズムのドキュメンタリー映画『グリーン・ライ〜エコの嘘〜』。「お買い物は投票」というように一人ひとりの消費行動は企業に影響を 与える力がある。でも、本当に正しく消費するだけで世界を救えるのだろうか?ヴェルナー・ブーテ監督は、グリーンウォッシングの専門家カトリン・ハートマンとスーパーを訪れ、カップスープ、ピザやドレッシングなど多くの既製品に「持続可能な」と表示のあるパーム油が使われていることを知る。「持続可能なパーム油なんてない」と主張するカトリンに驚き、実態が知りたくなった監督は世界一周航空券を買い、ハートマンと一緒に旅に出た。

エコ2人がまず向かったのは、パーム油の生産量世界一のインドネシアだ。数日前まで熱帯雨林だったがパーム油農園を拡大するため、焼き尽くされた土地を訪れると、監督は痛ましい惨状を見て絶句する。どうすれば環境破壊をせずに済むのか?買わないことなのか、正しい消費の選択をすることなのか?2人はブラジル、ドイツ、アメリカを巡って、様々な業界の実態を調べていく。そして著名な学者ノーム・チョムスキーなどに解決方法を聞きに行く。そこで目にするのは目を覆いたくなるような衝撃の事実だった。ドキュメンタリー映画としてベルリン国際映画祭2018、テッサロニキドキュメンタリー映画祭2018に正式出品された作品だ。

作品をとったヴェルナー・ブーテ監督は、「今日、私たちが最も必要としているもの、つまり人間と自然界の権利を守るためには、民主的な世界経済システムを夢見なければなりません」と語っている。

■作品詳細
監督:ヴェルナー・ブーテ
脚本:ヴェルナー・ブーテ、カトリン・ハートマン
撮影:ドミニク・シュプリッツェンドルファー、マリオ・ホッチル
録音:アンドレアス・ハムザ、アタナス・チョラコフ、アイク・ホーマン
編集:ガーノット・グラスル、ローランド・ブッジー
プロデューサー:マーコス・ポーゼー、エリッヒ・シンドレカ
出演:ヴェルナー・ブーテ,カトリン・ハートマン,ノーム・チョムスキー,ラージ・パテル,ヴィンセント・ハン ネマン,ディーン・ブランチャード,スコット・ポーター,ソニア・グァジャジャラほか
制作:e&a film
配給:ユナイテッドピープル
宣伝:スリーピン
原題:The Green Lie 97分/オーストリア/2018年 ©e&a film

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予告動画