「スカーレット」第18週「炎を信じて」戸田恵梨香は松下洸平の反対を押し切り、やっとその色を手に入れた!あらすじと予告動画

2020年02月01日09時27分ドラマ
@NHK

朝ドラ「スカーレット」第18週は、八郎(松下洸平)の反対や別居、多額の借金を乗り越えて、喜美子(戸田恵梨香)はやっと穴窯での制作に成功した!女陶芸家としての活躍の中、息子の武志(伊藤健太郎)も陶芸家を目指す!ドラマの第18週「炎を信じて」(2月3日~2月8日)のあらすじと見どころをご紹介、予告動画が番組公式サイトで公開中だ。



1月27日から放送された第17週の月曜日、第97話は、八郎(松下洸平)に思いを寄せていた弟子の三津(黒島結菜)が八郎と喜美子(戸田恵梨香)の元を去った。喜美子、八郎、三津の三角関係に終止符が打たれ、不倫などという展開にならず、視聴者もほっとした。短い期間の弟子であったが、喜美子、八郎、そして、百合子(福田麻由子)の心を動かした存在であった。

第17週は昭和40年代であり、女性の社会進出がまだまだかなっていない時代だ。陶芸の世界は特に男性の世界とされていたため、喜美子はいろいろな壁にぶち当たる。八郎は広い心で支えていたが、穴窯の失敗が続くことでその心も限界に達してしまった。そして、八郎が出て行ってしまった。穴窯がうまくいかず、八郎も出て行ったというく暗い流れの中、信作(林遣都)と百合子の結婚や大阪時代のメンバーの登場は明るい話題となった。

2月3日から始まる第18週は、借金を重ねながら、自分の信じた道を進み、成功させる喜美子の姿が描かれる。懐かしい、草間(佐藤隆太)も喜美子の危機に助言をくれる。出て行った八郎との関係はどうなるのか?そして、高校生になった武志役で伊藤健太郎が登場する。「アシガール」のコンビだった三津役の黒島結菜とはすれ違いでの登場となるが、伊藤の登場でまた新しい風を「スカーレット」に巻き起こす。

そして、気になるのは、喜美子と八郎のことだ。別れてしまうという選択肢をとったが、武志とは交流が続いている。芸術家同士のぶつかり合いで夫婦としてうまくいかなくなったが、息子である武志も陶芸を目指す今、親子としての結びつきもどうなるか目が離せない。

■第17週ネタバレあらすじ
喜美子(戸田恵梨香)は、寄り添って眠る八郎(松下洸平)と三津(黒島結菜)を見て動揺する。しかし穴窯の炎に立ち戻り懸命に窯焚(た)きを続け、どうにか窯の温度が目標に到達した。後は冷えるのを待つことになった。一段落した喜美子の元に直子(桜庭ななみ)の恋人・鮫島(正門良規)が訪ねてくる。鮫島は直子にプロポーズを断られたと明かし、直子が突きつけた結婚条件に喜美子は驚く。それは、缶ぽっくりができることだ。成功すると、鮫島は直子に「お義姉さん、お義兄さんのような夫婦になろう」とプロポーズの電話をかける。

一方、八郎への思いがつのる三津が耐えきれずに信楽を出てゆくと言い出した。無理をして穴窯は古いといったが、気持ちはそうではなかった。出てゆく三津に八郎と喜美子は釉薬の調合を記したノートを手渡した。

穴窯の取材をされたが、喜美子の初めての窯焚(た)きは思うような焼き色が出ずに失敗であった。喜美子は原因を調べ、目標温度に到達するのが遅かったからだと分析する。再度、前回以上の費用をかけて、窯焚きをしたいと八郎に相談する。周囲から喜美子の穴窯を止めるよう説得された八郎は、喜美子にまずは陶芸展で入賞して陶芸家としての地位を確立するように強く勧めるも、喜美子は受け入れない。八郎に、三津を寄り添って寝ていたことを見たことも話し、自分も男だったらよかったと告げる。三津とのことを出されて、八郎は強く言えなくなった。

そうして挑んだ二回目の窯焚きだ。しかし、その結果はまたしても失敗だった。1回目に16万、2回目に25万もの費用をかけたのに、形にはならなかった。喜美子は諦めずに三回目に向けて改善点を考えるが、八郎は経済的な負担を理由に穴窯を中断するよう告げる。だが喜美子は穴窯への思いを断ち切れない。二人のやりとりを知らないマツ(富田靖子)が窯焚きの費用を捻出するため内職を始めたり、信作(林遣都)が手伝いを買って出たりと、周囲は喜美子を応援する。

そんな中、信作がやっと結婚の挨拶にやってきた。しかし、挨拶の前に喜美子が気づいてしまう。そして、喜美子は挨拶なんていいといい、泣き出してしまった。信作は喜美子と八郎の間に流れる空気を敏感に感じ取っていた。信作と百合子(福田麻由子)を送り出した後、縁側で喜美子と八郎は素直に話を始めた。穴窯のことがどうしてもあきらめられない喜美子は武志のためにためていたお金をつかわせてほしいと頼むが、八郎はうんと言わず、武志を連れて出て行ってしまった。それでも、喜美子は三度目の穴窯のために山から薪をひろってきた。

照子(大島優子)が押しかけ、喜美子を叱りつけるも、炎にひかれた喜美子の意志は変わらない。見守るマツ(富田靖子)や百合子の気持ちも複雑だ。喜美子は二回の失敗を踏まえ修正点を見いだしどうにか窯焚きにこぎ着ける。だが二週間後、三度目も失敗してしまう。

ショックを隠せない喜美子に百合子は気遣い、武志を連れて大阪へ気分転換を進める。一通り観光した後、訪ねたのはちや子(水野美紀)の事務所だ。ちや子は働く女性の待遇改善を訴える地域活動を手伝っているという。喜美子はちや子に勧められるままラジオをつけてみると、流れてきたのは雄太郎(木本武宏)の歌声だった。元々、映画俳優を目指していた雄太郎は、かつて喜美子から提案された「信楽太郎」の芸名で歌手に転向し、地道に活動を続けて成功を掴んでいた。そんな歌声を聞いて、涙ぐんでしまう。それは八郎を思っての涙だった。

そんな喜美子を応援しようと、大久保(三林京子)ら懐かしい仲間が訪ねてくる。雄太郎や大久保、喫茶歌声のマスターたちに囲まれ、しばし、楽しい時間を過ごした喜美子は、武志と信楽に戻り、穴窯に「ただいま」と声をかけるのだった。

■第17週あらすじ
■第103話(月)
大阪から戻ってきた喜美子(戸田恵梨香)は、薪代をまかなうために借金をして穴窯での窯焚きを再開。試し焼きで、望んでいた色の片りんが出る。窯焚きの失敗は6回にも及ぶが、喜美子は諦めず試行錯誤を続け、ある仮説にたどり着く。だが実行するにはお金が足りなくなる。その頃、八郎(松下洸平)と喜美子の別居の噂が街に広まり、かわはら工房への発注が激減。そこに以前、大量注文してくれたひろ恵(紺野まひる)がやって来て…

■第104話(火)
喜美子(戸田恵梨香)を心配するマツ(富田靖子)の依頼で草間(佐藤隆太)がやって来る。居合わせた八郎(松下洸平)は挨拶をして早々に帰っていく。その後、喜美子は草間に穴窯の説明をして望む焼き色を出すための仮説も伝える。それは2週間、窯焚(た)きを続けること。草間は喜美子に助言をして挑戦を後押しする。だが話を聞いた八郎は心配して駆けつける。一方、信作(林遣都)と百合子(福田麻由子)はようやく結婚写真を…

■第105話(水)
2週間の窯焚(た)きを心配する八郎(松下洸平)に喜美子(戸田恵梨香)は感謝と挑戦する決意を告げる。家族の協力も取り付け7回目の窯焚きが始まる。信作(林遣都)や百合子(福田麻由子)が交代で薪入れを手伝い、照子(大島優子)も差し入れにやってくる。迎えた最終日。薪入れの番をする喜美子はたまった疲れを隠せない。そんな中、穴窯の壁が崩れて炎が噴き出す。慌てて火を消そうとするマツ(富田靖子)を喜美子は止めて…

■第106話(木)
穴窯での窯焚(た)きを成功させた喜美子(戸田恵梨香)。昭和53年、40歳になった喜美子は女性陶芸家の草分けとして活躍している。喜美子の作品は高値で売れて借金を返済。暮らしはだいぶ豊かになっている。武志(伊藤健太郎)は高校2年になって、そろそろ進路を決める頃ある日マツ(富田靖子)が旅行に出かけ、喜美子が武志と二人で過ごしていると信作(林遣都)がきて喜美子に中身を言わず武志に届けものを渡して去っていく

■第107話(金)
武志(伊藤健太郎)の作陶を見守る喜美子(戸田恵梨香)。陶芸家になりたいという武志の気持ちを感じ取り、喜美子は複雑な思いを抱く。かつて穴窯での窯焚きを成功させたとき、その成果を見に来た八郎(松下洸平)に喜美子は声をかけられず別れることに。その後、喜美子と八郎が会うことはなかった。一方、武志は喜美子に内緒で八郎と手紙での交流を続けていた。高校卒業後の進路に悩む武志は5年ぶりに八郎に電話をかけてみるが…

■第108話(土)
武志(伊藤健太郎)は喜美子(戸田恵梨香)に内緒で八郎(松下洸平)に連絡をとり会う約束をする。当日、武志の言動に違和感を覚えつつ見送る喜美子。大野(マギー)や陽子(財前直見)に相談しても気分は晴れない。喜美子は深夜まで武志を待って問い詰める。だが武志は八郎と会ったことは伏せて、自ら決めた進路を告げる。その日から猛勉強を始める武志。1年後、努力の成果が出て、武志は喜美子に八郎と会った時のことを明かす。

【作】水橋文美江
【出演】戸田恵梨香、松下洸平、富田靖子、桜庭ななみ、福田麻由子、大島優子、林遣都、財前直見、マギー、黒島結菜 他
【語り】中條誠子アナウンサー
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

「スカーレット」公式サイト
 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]
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