朝ドラ「スカーレット」第24週は、武志（伊藤健太郎）の闘病を中心に、親として強く生きる喜美子（戸田恵梨香）や八郎（松下洸平）の姿が描かれる！ドラマの第24週「小さな希望を集めて」（3月16日～3月21日）のあらすじと見どころをご紹介、予告動画が番組公式サイトで公開中だ。



3月9日から放送された第22週は、息子・武志（伊藤健太郎）の過酷な運命に悲しみの声が集まった。週の初め、武志はまだ自分の病気や余命を知らずに普通の若者としての生活を送っているシーンだったが、徐々に病気のことに気が付き始める。喜美子（戸田恵梨香）のセリフではないが「なんで武志なん！あの子はエエこや。なんで武志なん。なんで武志が・・」と切ない気持ちになる視聴者であふれた。

息子の病気を知り、自分一人でそのことを抱えている喜美子を演じる戸田恵梨香の演技力にも注目が集まった。戸田恵梨香と伊藤健太郎は実年齢では9歳差しかないが、先週末から今週にかけて苦悩する喜美子の表情は40代そのものといった声も多く上がっていた。

また、武志と喜美子を支える医師・大崎（稲垣吾郎）のセリフが視聴者に響いた。武志の揺れる心がなかなか理解できない喜美子が相談すると「患者は強くなったり弱くなったりを繰り返す。僕は揺るぎない強さを持つようにしています。患者さんの代わりに僕が…」というセリフや、八郎（松下洸平）の相談には「病気になると辛いことがいっぱいある。だけど泣けるほど嬉しいこともいっぱいある」という言葉だ。

3月16日からの第23週も武志の闘病は続く。大崎から紹介される患者の会とのつながりや懐かしい大阪時代のさだ（羽野晶紀）と圭介（溝端淳平）との再会もある。大勢の人が武志のためにドナーとしての適合検査を受けてくれるが、誰か適合する人がいてハッピーな結末へ向かうのかが気になる週となる。

■第23週ネタバレあらすじ
昭和５９年正月、喜美子（戸田恵梨香）の家に八郎（松下洸平）、武志（伊藤健太郎）を始め、百合子（福田麻由子）ら家族が集いにぎやかに過ごす。武志の病気は喜美子だけの秘密で本人にも知らせてない。喜美子は明るく振る舞うものの時折、不安が押し寄せる。

話題は武志が研究所を出た後の仕事になった。陶芸家となる勉強を続けたいという武志に武志の身体が心配な喜美子は帰ってきたらいいというが、武志は応じない。武志はフカ先生から届いたハガキに描かれた絵に見入っていた。喜美子は武志に「近道はない」とフカ先生の言葉を継げる。そして、喜美子は一年の計画を検討し、今年は穴窯での作品作りをやめると宣言する。訪ねてきた照子（大島優子）が話を聞いてしまう。喜美子を心配しているが、普通に野菜を置いて帰ってゆく。陶芸教室もいつも通りににぎやかに開催していた。

一方、武志（伊藤健太郎）は自分の体調が気になり家庭医学書を購入する。血液の病気の蘭を気になり熱心に読んでいた。そして、自分の症状と重なるところに印をつけていた。なんとか不安を押しころしていたが、たこ焼きパーティーの準備中にまたも身体に異変を感じ、友人の真奈（松田るか）を追い返すことになってしまった。武志は大崎医師（稲垣吾郎）に相談しようとするが、待っている間に帰ってきてしまう。戻ってくると玄関に真奈がおいていったお菓子やアイスがかかっていた。再び連絡をとりたこ焼きパーティーを始めた。

そんな時に、喜美子が武志の部屋を訪ねてきてしまう。武志の部屋に女性がいることに驚く喜美子だったが、そのまま3人でたこ焼きを食べた。真奈を送って武志が出て行ったあと、部屋で家庭医学書を発見する。白血病のページに付せんがあり、武志が自らの病気に気づいていることを知る。

喜美子は平静を装い、戻ってきた武志と話を続ける。人生を陶芸にかけようとしている武志に、喜美子は切ない思いに。同時に母として真摯に向き合う覚悟を固め、武志に病名を告げる。ショックを受けるが、武志は余命を聞いてくる。素直に答えた後、喜美子の中で病と闘う気持ちがこみあげ、「何が5年や。おかあちゃんが生かしたるで」と告げ、武志の目に涙が浮かぶ。

大崎の元を訪ねると、積極的な治療をすることとなり入院が一週間後に決まった。何も知らない八郎（松下洸平）が来た。武志に頼まれてフカ先生のはがきをもう一度、武志に見せるためにやってきたのだ。武志の病気のことは何もしらない八郎だった。

武志が応募した次世代展の結果発表の日、喜美子は八郎や直子（桜庭ななみ）らを集め食事会を計画し、お祝いと同時に、まもなく入院する武志の病気も打ち明けるつもりだと告げると、武志は伝えたくないと拒否する。喜美子は医師の大崎に電話し、武志のことを相談すると、「患者の気持ちは変わります。前向きだったり、自暴自棄になったり…」と言われ、だから周りがゆるぎない強さを持つ必要があるとアドバイスを受ける。そして、喜美子は武志の病気を直子らに明かし、ドナー検査のお願いする。遅れてきた八郎にも告げると、動揺して強い衝撃を受ける。

武志たち窯業研究所のメンバーは全員次世代展は通らなかった。そして、武志は検査入院を掛井（尾上寛之）に報告する。詳しくは語らない武志だったが、掛井は自分自身に打ち勝てと励ました。自棄になった武志は友人らとの飲み会で酔っ払い、残った真奈と二人きりになる。ドキッとする武志と真奈だったが、真奈は「検査入院がんばって」といい帰り、武志はふと笑ってしまった。

武志の入院生活が始り、喜美子も付き添いドナー検査を受ける。武志には内緒で八郎も病院を訪れ、大崎医師と面会して優しい言葉を受ける。治療に挑む武志は決意して喜美子に、病名を周りの人に話していい、みんなに会いたいという。

八郎は会社を辞めて武志のそばで暮らすことを申し出るが喜美子に止められる。喜美子は八郎と、居合わせた信作（林遣都）に武志のある思いを伝える。一方、武志は大崎医師と相談して、まもなく退院して通院治療に切り替えることに。病院には照子の家族を始め、知り合いが次々押しかけて武志を励ます。だが武志の容体が急変してしまった。病気はたいしたことはなかったが、微熱が出ている武志を八郎、喜美子、真奈が見守る。

喜美子と八郎が帰った後、真奈が残った。感染症を気にしてマスクをしたまま、メモで話かける真奈は「逢いたかった」「手つないでいい？」と。武志の手を優しく真奈が握った。

そして、武志は退院すると実家に戻ってきた。

■第24週あらすじ
■第139話（月）
武志（伊藤健太郎）のためドナー適合検査を受けた喜美子（戸田恵梨香）だが、白血球の型が一致せずドナーになれないことが判明。落ち込む喜美子は大崎（稲垣吾郎）から同じ病を抱える患者と家族の会の話を聞くも、父親である八郎（松下洸平）の検査にかすかな望みをかける。照子（大島優子）や信作（林遣都）の家族も検査を受けてくれることに。そんな中、ちや子（水野美紀）から連絡が。一方、武志は病を友人たちに明かしたところ

■第140話（火）
喜美子（戸田恵梨香）の頼みで家族や友人が、武志（伊藤健太郎）のためにドナー検査を受けてくれるも適合者は見つからない。そんな折、喜美子の元にちや子（水野美紀）が会いに来る。自身もドナー検査を受けたことを告げ、知り合いにも呼びかけるというちや子。喜美子にアドバイスも送る。一方、武志の病状は徐々に進行。大崎（稲垣吾郎）から喜美子は白血病患者の会を紹介してもらう。訪ねた会の代表は明るく振る舞っているが…

■第141話（水）
武志（伊藤健太郎）のもとを、真奈（松田るか）が訪ねてくる。喜美子（戸田恵梨香）は作陶に夢中の武志に代わって、真奈と話をする。真奈は喜美子に武志への秘めた思いを明かす。そして休憩に入った武志にも真奈は気持ちを伝えて帰って行く。数日後、仕事で出かける喜美子に代わって、八郎（松下洸平）が武志を見守ることに。陶芸に励む武志を八郎が手伝っていると、武志が発熱。八郎は大崎（稲垣吾郎）に連絡するが雨が降り始め…

■第142話（木）
発熱して休んでいた武志（伊藤健太郎）は、降ってきた雨にひらめき、製作中の皿のイメージを膨らませる。八郎（松下洸平）と駆けつけた大崎（稲垣吾郎）にアイデアを伝えていると、喜美子（戸田恵梨香）が帰宅。早速、武志が作陶を始め、大崎もその様子を見学することに。照子（大島優子）は家族と共に、武志に思いを寄せる。だが武志に再び異変が。一方、信作（林遣都）の家では、密かに大野（マギー）が薬を飲んでいて…

■第143話（金）
喜美子（戸田恵梨香）は患者の会で知り合った親子に皿をプレゼントしようと病院を訪れる。しかし闘病中の子供の容体が急変。大崎（稲垣吾郎）の懸命な処置もむなしく、亡くなってしまう。ショックを受けた喜美子は八郎（松下洸平）に相談。以前、同室だった武志（伊藤健太郎）に伝えるかどうか悩んでいると、喜美子の大阪時代の知り合い、さだ（羽野晶紀）と圭介（溝端淳平）が訪ねてくる。驚く喜美子を前に武志と八郎に挨拶して…

■第144話（土）
秋になり、喜美子（戸田恵梨香）は穴窯の準備に忙しい。武志（伊藤健太郎）の闘病が続く中、友人たちがドナー探しに奔走するも、未だ見つからない。落ち込む友人たちに八郎（松下洸平）は武志の思いを密かに告げる。体調が芳しくなく、アルバイトを辞めた武志はより一層、陶芸に情熱を燃やす。やがて窯焚きが終わり、喜美子も見守る中、作品を取り出してみると…一方、直子（桜庭ななみ）がスッポンを買って食べようとするが来客が

【作】水橋文美江
【出演】戸田恵梨香、松下洸平、富田靖子、桜庭ななみ、福田麻由子、大島優子、林遣都、財前直見、マギー、伊藤健太郎　他
【語り】中條誠子アナウンサー
Twitter公式アカウント「@asadora_bk_nhk」

◇「スカーレット」公式サイト
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